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おはようございます。aquaです。

 「夏も近づく八十八夜・・・」という有名な茶摘み歌がありますが、本日は
その「八十八夜」です。立春から数えて八十八日目に当たり、歌にうたわれて
いますように、この日に摘んだ茶の葉は上等とされています。

 八十八夜は、まさに夏も近づくということで、農村では田の苗代(なわしろ
)作りや畑作物の種蒔きを始める重要な時期です。

 特に、「八十八夜の別れ霜」と言われますように、霜による農作物の被害か
ら開放されるときであり、「八十八」は漢字の「米」に通じ、末広がりの「八
」が重なる縁起の良さも加わって、昔から農事の目安として欠かせない日です。


 ところで、末広がりと申しますと「富士山」ですが、その富士山が世界遺産
になる見通しとなったことを受けて、昨日の東京市場では関連銘柄が軒並み高。
静岡・山梨など富士山麓の別荘・リゾートを地盤とする富士急行がストップ高
で150円高の1065円、登山人口が増えるとの見方からアウトドア用品を
手掛けるヒマラヤが141円高の1319円と大幅高。

 宿泊予約サイトの一休が2万0100円高の17万3000円と大幅高、富
士山周辺への観光需要増加への連想からHISが145円高の4345円、登
山靴を扱うABCマートが70円高の3720円、アシックスも67円高の1
824円、新富士駅を抱えるJR東海も460円高の1万2210円といった
具合です。

 あらゆることを材料に株価は敏感に反応し、ここに株式投資の面白さ・醍醐
味があります。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
……………………………………………………………………………………………


 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言








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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      14700.95(-138.85)▼0.94%
□ナスダック       3299.13(- 29.66)▼0.89%
□S&P500      1582.70(- 14.87)▼0.93%

□ダウ輸送株       6034.85(-143.10)▼2.32%
□半導体株(SOX)    440.80(-  3.56)▼0.80%

□NY原油先物(6月限)   91.03(- 2.43)
□NY金 先物(6月限) 1446.20(-25.90)
□バルチック海運指数    862   (- 1)

□為替      (対ドル) 97.37  (対ユーロ)128.33

□CME日経225先物 13770   (- 30)※大証比


 5月初日のNY株式市場は、利益確定の売りでダウが5営業日ぶりに反落。
冴えない経済指標も相場の重石となりました。

 米民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(AD
P)が発表した4月の全米雇用報告で、非農業部門の雇用者数の増加幅が市場
予想を大きく下回り、前月の数値も下方修正されたことから、3日発表の雇用
統計の内容が不安視され売りが先行。米サプライマネジメント協会(ISM)
が発表した4月の製造業景況感指数も市場予想を下回るなど、景気回復ペース
の鈍化を示す指標が相次いでいることも相場の重石となりました。

 前日までの相場でダウは4日続伸で過去最高値に接近し、ナスダック指数は
約12年半ぶりの高値、S&P500種指数は過去最高値を更新していたこと
から利益確定の売りも出ました。

 それでもこの日は午後に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表さ
れることから様子見ムードが強く、しばらくは指数の下げ幅は限定的でした。
米連邦準備理事会(FRB)は金融政策の維持を決定し、FOMC後の声明も
ほぼ市場の予想どおりでこれについて大きな反応は見られませんでしたが、利
益確定の売りが広がったことや景気の先行き不透明感を背景に引けにかけて下
げ幅が拡大しています。

 S&Pセクター別指数は全10業種が下落。中でも、素材、エネルギー、資
本財、金融などの下落が目立ちました。

 個別銘柄では、利益見通しを下方修正した医薬品大手のメルクが下げ、ファ
イザーやジョンソン&ジョンソンも下落。四半期決算を発表したクレジット大
手のマスターカードやビザも下落。バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)やJ
Pモルガンなどの金融株も総じて軟調でした。

 景気の先行き懸念と商品相場(コモディティ)の下落を受けてエクソンモー
ビルやシェブロンなどのエネルギー株、BHPビリトンやリオティントなどの
資源株が下落。景気動向に敏感な建機のキャタピラーなども安く、物流大手の
フェデックスや貨物鉄道のCSXなどの運輸株も売り優勢の展開でした。

 株主還元のための資金調達で巨額の社債発行を明らかにしたアップルも全体
の下落に押され軟調な展開。一方、好調な決算を手掛かりにケーブルテレビ・
メディア大手のコムキャストが上昇しました。

 ダウ構成銘柄では、ディズニー、ウォルマート、プロクター&ギャンブル、
AT&T、インテルの5銘柄が前日比プラスで終了。一方、ベライゾン、メル
ク、シスコシステムズ、デュポンなどが下落率上位となっています。

 NY原油は景気の先行き懸念と在庫の大幅増加が嫌気され大幅続落。NY金
は、米経済指標の悪化に加え中国の製造業PMIが市場予想に反して低下した
ことを嫌気して大幅反落となりました。バルチック海運指数(BDI)は小幅
ながら7営業日続落です。

 CME日経225先物は、円建てが13770(大証比30円安)、ドル建
ては13815(同15円高)で取引を終了しました。



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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは、前日比138ドル安の1万4700ドルと5日ぶりに値
下がりしています。

 シカゴ日経平均先物は1万3770円と昨日の東京市場の日経平均株価1万
3799円と比べて29円ほど安い水準となっています。

 今朝6:25の円相場は、対ドルで1ドル=97円35銭前後、対ユーロは
1ユーロ=128円34銭前後といずれも昨日16:00台と比べてほぼ横ば
いとなっています。

 NY原油は2日連続安。前日比2.43ドル安の1バレル=91.03ドル
となっています。4月の米ADP民間雇用者数や米ISM製造業景気指数が市
場予想を下回ったことを受け、米景気の先行きに対する懸念が高まったことや
エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫の増加幅が市場予想
を大きく上回ったことから、需給の緩みを嫌気した売りが出ています。

 NY金価格は、前日比25.9ドル安の1トロイオンス=1446.2ドル
と3日ぶりに値下がりしています。終値ベースで4月24日以来、1週間ぶり
の安値水準となっています。

 米連邦準備理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)は昨日、現
状の金融緩和策を維持することを決めています。アメリカの景気の現状につい
て「緩やかに拡大している」とこれまでとほぼ同じ判断を示しています。声明
文では「雇用や物価の見通しの変化に応じて量的緩和の規模を拡大したり縮小
したりする」としています。


 本日は、13:00台には住友商(8053)、15:00台に出光興産(
5019)、第1四半期決算でアサヒ(2502)、16:00台は三井松島
(1518)などが決算発表を予定しています。

 昨日発表された4月26日時点の3市場信用取引残高は、買い残が3週連続
で増加し、前週比223億円増の2兆6338億円となっています。08年1
月11日時点以来、約5年3ヵ月ぶりの高水準となります。

 一方、売り残は2週ぶりに増加し、前週比275億円増の5796億円とな
っています。信用倍率は前回(4月19日時点)の4.73倍から4.54倍
に改善しています。

 今晩は欧州中央銀行(ECB)理事会が開かれます。今回の定例理事会では、
主要政策金利を現行の0.75%から0.50%に引き下げるとの見方が市場
で強まっています。

 その他、海外では4月の中国HSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)
改定値(同・速報値は50.5)、3月の米貿易収支の発表が予定されていま
す。

 週末の3日(金)は4月の米雇用統計が発表されます(日本時間21:30
頃)。注目の非農業部門雇用者数の市場予想は前月比14万5000人増(3
月は8万8000人増)、失業率は7.6%(3月は7.6%)となっていま
す。4月の中国非製造業PMI(国家統計局)、4月の米ISM非製造業景気
指数の発表なども予定されています。


◆主なニュース

・iPS細胞で創薬 京大・東大VB、止血剤18年にも量産

・パナソニック、持ち合い株1千億円売却 有利子負債を圧縮

・トルコ首相、日本勢に原発発注表明 次の計画でも「歓迎」

・シャープに主力行が追加融資枠1000億円 役員級も派遣

・KDDIが機器間通信、欧州大手提携 日本で海外工場制御

・ビール大手、ビアレストラン出店再開 アサヒは10年ぶり
 
・川重、半導体向けロボ生産を4割増強 スマホ用で需要回復

・中国景気、減速の影 素材価格軒並み下落、企業業績も苦戦

・中国、自動車の燃費・排ガス規制強化 先進国並みの水準に

・再生エネ、カナダ「違反」 WTOが地元優遇の是正勧告へ


◆経済指標等

・日銀金融政策決定会合議事要旨(4月3~4日開催分)
・日銀当座預金増減要因(5月見込み)
・マネタリーベース(4月、日銀)
・ガソリン店頭価格(4月30日時点、資源エネルギー庁)
・鉄鋼輸出実績(3月、鉄連)

・米貿易収支(3月)
・米労働生産性指数(1~3月期速報値)


◆その他

・規制改革会議(内閣府)

・主な決算 三井松島(1518:豪州で石炭開発し輸入販売)
      アサヒグループ(2502:ビール類シェア首位)
      みらかHD(4544:富士レビオとSRLが統合)
      出光興産(5019:石油精製元売り大手)
      住友商事(8053:総合商社、鋼管・鋼材強い)
      伊藤忠エネクス(8133:伊藤忠系の燃料商社)

・欧州中央銀行(ECB)理事会(結果発表)
・ECB総裁が記者会見

・海外決算 GM(自動車)
      AIG(保険)



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【3】心に残る名言                        **
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      すべての日がそれぞれの贈り物をもっている。


                                        マルティアリス







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    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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