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おはようございます。aquaです。

 ウォール街の相場格言に、


       「良い銘柄だけを残せば利益は自然に生まれる」


とあります。多くの方は普通、買った銘柄の中から利の乗った銘柄を売却して
いきます。このため、手元に残っている銘柄は下がってどうにもならない銘柄、
すなわち悪い銘柄ばかりとなり、長期間の塩漬けとなってしまいます。


 上記の相場格言は、この逆のやり方を勧めています。つまり、期待通りに値
上がりしない銘柄から処分して、上がっている銘柄、すなわち利が乗っている
銘柄だけを手元に残せば、そういう銘柄は更に値上がりする可能性が高く、結
果としてトータルでの投資成果が向上するという訳です。


 これまで多くの方を見てきましたが、やはり上がった銘柄から売っていく、
そして最後には言葉は悪いですが、ゴミ箱と化していく、これがほとんどのパ
ターンです。儲かった分をそっくりと吐き出し、更に損の上塗りをしていくと
いう悪循環に陥る訳です。


 「良い銘柄だけを残す」、この戦略で臨めば投資成果はこれまでよりも向上
するはずです。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言







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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      16170.22(-266.96)▼1.62%
□ナスダック       4054.11(-129.79)▼3.10%
□S&P500      1833.08(- 39.10)▼2.09%

□ダウ輸送株       7431.23(-159.55)▼2.10%
□半導体株(SOX)    569.15(- 18.57)▼3.16%

□NY原油先物(5月限)  103.40(- 0.20)
□NY 金先物(6月限) 1320.50(+14.60)
□バルチック海運指数   1029   (-32)

□為替      (対ドル)101.54  (対ユーロ)140.93

□CME日経225先物 14030(-260)※大証比



 10日のNY株式市場は、ハイテクやバイオなどのモメンタム株を中心に下
げ幅が拡大し大幅反落。前日までの2日間の上昇を帳消しにしました

 朝方発表の週間の新規失業保険申請件数は予想以上に減少し、07年以来の
低水準となり雇用市場の改善傾向を示しましたが、中国の3月の貿易統計で輸
出が2カ月連続で減少したことで同国の景気下振れ懸念が重石となり序盤は方
向感のない展開となりました。

 その後、ハイテク株やバイオ医薬品などが下げ幅を拡大すると市場心理が急
速に悪化し幅広い銘柄に売りが拡大。ダウは3月14日以来、約1カ月ぶりの
安値水準で取引を終了。ナスダック指数は2月5日以来、約2カ月ぶりの安値
で、下落率は2011年11月9日以来、約2年5カ月ぶりの大きさとなりま
した。

 業種別では、ヘルスケア、テクノロジー、金融、一般消費財などの下げがき
つくなっています。

 個別銘柄では、交流サイト(SNS)のフェイスブックやオンライン動画配
信のネットフリックス、電気自動車(EV)のテスラ・モーターズ、バイオ医
薬品のギリアド・サイエンシズなどが軒並み大幅安。業績拡大期待を背景に値
動きの大きいこれらの銘柄は「モメンタム株」と呼ばれ、前月まで指数を上回
る上昇を続けてきましたが、こうした銘柄を中心に売りが膨らんだことが市場
のムードを悪化させています。

 前日上げたグーグルやヤフーなどのインターネット関連銘柄も大幅反落。決
算発表を控えるJPモルガンやウェルズ・ファーゴなどの金融株やネット通販
のアマゾンや電子商取引・決済のイーベイなども下落し、慎重な業績見通しが
嫌気された家庭雑貨小売りのベッド・バス&ビヨンドは大幅安で取引を終了し
ました。

 ダウ構成銘柄では、アメックス、ディズニー、JPモルガン、ビザ、マイク
ロソフト、ボーイングなど28銘柄が下げた一方、マクドナルドとAT&Tの
2銘柄が上昇しました。

 NY原油先物は小反落。金先物は反発し、約3週間ぶりの高値。前日公表の
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で早期の利上げ観測が後退したこ
とで金に資金が流入しました。バルチック海運指数(BDI)は13営業日続
落で、約8カ月ぶりの低水準となってます。

 CME日経225先物は、円建てが14030(大証比260円安)、ドル
建ては14070(同220円安)で取引を終了しました。




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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは大幅安。前日比266ドル安の1万6170ドルと3日ぶ
りに値下がりしています。

 シカゴ日経平均先物は1万4030円と昨日の東京市場の日経平均株価1万
4300円と比べて270円安い水準となっています。

 今朝6:28の円相場は、対ドルで1ドル=101円53銭前後(昨日16
:00台は101円67銭)、対ユーロは1ユーロ=140円97銭前後(同
140円82銭)で推移しています。

 NY原油は小幅安。前日比0.20ドル安の1バレル=103.40ドルと
3日ぶりに値下がりしています。

 NY金価格は、前日比14.6ドル高の1トロイオンス=1320.5ドル
と上昇しています。終値ベースで3月21日以来、約3週間ぶりの高値水準と
なっています。前日(9日)に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)
議事要旨(3月開催分)を受け、早期の利上げ観測が後退したことから買いが
入っています。


 = 外国人、2週連続買い越し =

 東証が昨日発表した4月第1週(3月31~4月4日)の投資部門別売買動
向を見ますと、外国人投資家は2週連続で買い越し、買越額は3923億円(
前週は1311億円の買い越し)となっています。週間ベースでは今年最大の
買越額となります。

 一方、個人投資家は2週連続で売り越し、売越額は4412億円(前週は1
560億円の売り越し)となっています。

 昨日の日経平均株価はほぼ横ばい、前日比0.43円高の1万4300円と
となっています。

 昨日の騰落レシオは87%と3月20日(85%)以来の水準に低下してい
ます。日経平均株価は同日(3月20日)に1万4207円の安値を付けた後、
4月3日の高値1万5164円まで値幅にして957円上昇しています。


 本日は、3月限オプションSQ(特別清算指数)の算出日となります。通常、
日経平均株価の終値がSQ値を上回って引ければ、翌週以降の相場は堅調とな
り、下回ると軟調になるというアノマリーが見られます。従いまして、日経平
均株価の終値がSQ値を上回るかどうか、来週以降の相場を見通す上からも注
目となります。

 10:30頃に3月の中国消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(P
PI)が発表されます。2月のCPIは前年同月比2.0%上昇し、1月の2
.5%上昇から鈍化しています。過去1年間で最も小さい伸びとなっています。

 本日は、本決算でわらべや日洋、コーナン、吉野家HD。第3四半期決算で
コスモス薬品、中間決算でビックカメラなどが発表を予定しています。

 その他、海外では3月の米卸売物価、G20財務相・中央銀行総裁会議(2
日目・最終日、ワシントン)、世界銀行・IMF春季会合(~13日 ワシン
トン)などが予定されています。


◆主なニュース

・TPP交渉、米が牛肉関税容認 数%への下げ条件

・中小向け不良債権3年ぶり減 大手4行前期見通し

・小売業の7割、増益予想 増税の影響、下期に回復

・ドコモ、6月から新料金プラン データ通信に軸足

・味の素、パキスタン進出 ハラル市場の攻略拠点に

・イオン、ソニー子会社買収 電子マネー事業を拡大

・富士通、ニフティ売却検討 産業パートナーズ有力

・住商、中国で車向け樹脂原料 スペイン社合弁生産

・中国、構造改革を優先 景気、小型の減税で下支え

・中国株、外国人に解禁 上海―香港で売買取り次ぎ



◆経済指標等

・日銀金融政策決定会合議事要旨(3月10~11日開催分)
・企業物価指数(3月、日銀)
・マネーストック(3月、日銀)
・特定サービス産業動態統計(2月速報、経産省)

・中国消費者物価指数(3月CPI)
・中国生産者物価指数(3月PPI)

・米生産者物価指数(3月PPI)
・米消費者態度指数(4月速報値)



◆その他

・株価指数オプションとミニ日経平均先物の特別清算指数(SQ)算出

・主な決算 JIN(3046:均一料金の眼鏡「ジンズ」ブランド展開)
      ビックカメラ(3048:コジマ買収で業界2位に浮上)
      コスモス薬品(3349:九州地盤のドラッグストア)
      島忠(8184:家具店とホームセンターを展開)
      吉野家HD(9861:牛丼屋の老舗、国内2位)

・海外決算 JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ

・国際通貨基金(IMF)・世界銀行春季総会(ワシントン)

・G20財務相・中央銀行総裁会議(ワシントン)



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【3】心に残る名言                        **
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        ある人に合う靴も、別の人には窮屈である。

        あらゆるケースに適用する人生の秘訣などない。

                          ユング







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    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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