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◎ ハロー!株式 ◎ 2016/02/18 朝刊
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おはようございます。aquaです。
さっそくですが、昨晩のNY株式市場は大幅高。NYダウで257ドル高の
1万6453ドル。シカゴ日経平均先物で1万6050円と昨日の日経平均株
価の終値1万5836円よりも210円ほど高い水準となっています。
これを受けて、本日の東京マーケットは朝方から買いが先行、シカゴ日経先
物にサヤ寄せする形で高く始まることが想定されます。詳細は下記のNY市況
欄と本日の注目点をご参照下さいませ。
『 風 林 火 山 』
その疾(はや)きこと【風】のごとく、
その徐(しず)かなること【林】のごとく、
侵略すること【火】のごとく、
動かざること【山】のごとく、
知りがたきこと陰のごとく、動くこと雷霆(らいてい)のごとし
「売る・買う・休む」の三法、これが相場に臨むに当たりましての基本的な
心得ですが、これは上記の『風林火山』に通じるものがあります。
甲斐の武田信玄が、上記の孫子の兵法書の1節から『風林火山』の四文字を
とって旗印としたことは広く知られていますが、作戦行動にさいしては、疾風
のように行動するかと思えば、林のように静まり返る。燃え盛る火のように襲
撃するかと思えば、山のごとく微動だにしない。暗闇に身をひそめたかと思え
ば、万雷のように轟きわたる。
孫子ではこれが「勝利の条件」と言っている訳ですが、甲州軍団率いる武田
流軍学の特徴もこの「静」と「動」の組み合わせにあったと言われています。
株式投資をする上でも、やはり「静」と「動」をきっちりとわきまえずに中
途半端な投資行動をとりますと、必ずあとで後悔することになります。「売る
・買う・休む」の三法、これをしっかりとわきまえて決して中途半端な投資行
動を取らないこと、これが『風林火山』から得られる貴重な教訓です。
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~目次~ 編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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1.NY市況
2.本日の注目点と話題
3.心に残る名言
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【1】NY市況 **
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□ダウ工業株 16453.83(+257.42)△1.59%
□ナスダック 4534.06(+ 98.10)△2.21%
□S&P500 1926.82(+ 31.24)△1.65%
□ダウ輸送株 7326.45(+116.89)△1.62%
□半導体株(SOX) 606.05(+ 14.12)△2.39%
□NY原油先物(3月限) 30.66(+ 1.62)
□NY 金先物(4月限) 1211.40(+ 3.20)
□バルチック海運指数 307 (+ 6)
□為替 (対ドル)114.06(前日比0.60円安)
(対ユーロ)126.88(前日比0.17円安)
□CME日経225先物 16050(+310)※大阪先物比
17日のNY株式市場は、原油相場の下げ止まり期待や好調な鉱工業生産を
好感して買いが先行。ダウとS&P500種指数は今年初の3日続伸となりま
した。
サウジアラビアとロシアが主導した原油増産凍結合意についてイランが支持
を表明したと伝わり、原油相場が上昇。原油相場の下げ止まり期待や欧州株の
上昇でリスクを取る動きが強まりNY株式市場は序盤から買いが先行しました。
朝方発表された1月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.1%上昇と、
低下を見込んでいた市場予想に反して2カ月ぶりに上昇した一方、1月の米住
宅着工件数は前月比3.8%減と、増加を予想していた市場予想に反して減少
するなど強弱まちちまちの内容でしたが、1月の米鉱工業生産指数が前月比で
0.9%上昇し、市場予想を上回る1年2カ月ぶりの高い伸びを示したことは
製造業の減速が懸念される中で一定の安心材料となりました。
米連邦準備理事会(FRB)が公表した1月26~27日開催の米連邦公開
市場委員会(FOMC)議事要旨では、経済の下振れリスクが意識される中、
追加利上げに慎重な姿勢が強まっていることが明らかになり、追加利上げは難
しくなったとの見方も相場を支援しました。
業種別では、石油・ガス、非鉄、半導体、インターネット、メディア、航空、
ホテルなどが上昇した一方、産金や電力などが下落しました。
個別銘柄では、石油・天然ガスパイプライン大手のキンダー・モルガンが大
幅上昇。ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ
が同社株を取得したことが明らかになり買いを集めました。後期臨床試験が始
まる緑内障治療薬への期待からバイオ医薬品のオキュラー・セラビューテクス
が急伸。10~12月期の契約件数が大幅増となった携帯電話のTモバイルU
SAも上昇しました。
市場予想を上回る好決算を発表した旅行予約サイトのプライスラインやGP
S機器メーカーのガーミンが大幅高。「FANG」と一括して呼ばれる成長期
待の高いフェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、アルファベット(グ
ーグルの持ち株会社)が上昇。ディズニーやバイアコムなどのメディア株、ボ
ーイングやキャタピラーなどの工業株も上昇しました。
ダウ構成銘柄では、シェブロンを筆頭にボーイング、キャタピラー、デュポ
ン、ディズニー、IBM、ユナイテッドヘルスなど28銘柄が上昇した一方、
ファイザーとマクドナルドが軟調でした。
NY原油先物(WTI)は反発し30ドル台を回復。サウジやロシアが主導
している相場安定への動きに有力産油国のイランが支持を表明したことで需給
改善への期待が広がりました。
NY金先物は前日の急落の反動もあって3日ぶりに上昇しました。バルチッ
ク海運指数(BDI)は4日続伸です。
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【3】本日の注目点と話題 **
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◆昨日の日経平均株価は3日ぶりに下落し、前日比218円安の1万5836
円で取引を終了しました。
個別銘柄では、ソフトバンク、いすゞ、鎌倉新書、クボタ、東鉄工業などが
上昇しました。※詳細は昨日の本誌夕刊「相場概況」をご参照ください。
上海株は政策期待などから商いが膨らみ2日連続高。欧州株が大幅高となり、
NYダウは今年初の3日連続上昇です。為替は昨夕に比べ円安に振れています。
CME日経225先物は1万6050円で、昨日の東京市場の日経平均終値
1万5836円と比べ210円ほど高い水準となっています。
◎日経平均株価と上下の節目
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1万6385円 半値戻し(2月1日高値から12日安値までの)
1万6050円 CME日経先物
1万6037円 一目転換線
1万6000円 心理的節目
☆1万5836円 昨日終値
1万5715円 5日線
1万5500円 心理的節目
◎本日の経済指標等
――――――――
08:50 1月の貿易統計
〃 対外・対内証券売買契約
10:30 中国1月のCPI、PPI
15:00 投資部門別株式売買動向
【投資家動向】 日経平均が週間で1866円下落した2月第2週の投資主体
別の売買動向が発表されます。注目は海外投資家の動向で、2月第1週は財
務省集計(対内証券売買契約)、東証集計(投資部門別株式売買動向)とも
に5週連続の売り越しでした。ちなみに、東証集計での海外投資家の売越額
は6112億円で、約4カ月半ぶりの水準となりました。
欧州では19日までの日程でEU首脳会議、米国では2月のフィラデルフィ
ア連銀の製造業景況感指数、1月の米景気先行指標総合指数の発表が予定され
ています。
◎市場変更
――――
ファーストロジック(6037) マザーズ → 東証1部
◎主な決算発表
――――――
15:00 トレンド(4704)
NY市場では取引開始前にウォルマート、取引終了後にアプライド・マテリ
アルズやノードストロームが決算を発表します。
◆その他のトピックは、USJが沖縄進出撤回を検討、ゆうちょ貯金金利の一
段の引き下げも、百貨店「友の会」入会急増、富国が「一時払い終身保険」販
売中止、銀行間の翌日物金利が10年ぶりマイナス、昨年の日中貿易額6年ぶ
り2ケタ減・ジェトロ調べ、新日本監査法人が監査先4000社再検証・東芝
問題受け、男性育休に最大120万円・厚労省が助成。
羽田―米国の昼間便開設へ最終調整・日米航空交渉、ANA傘下のLCCバ
ニラが東南ア進出、JR東・東北および上越新幹線を改修、マクドナルド・ア
ルバイト希望者が事前に条件登録、住友電工が車エンジン部品を増産、横河電
が英石油コンサル買収、エアウォーターが海外でLNGタンク生産、auブラ
ンドで保険やローン、任天堂・スマホゲーム第一弾配信で事前登録開始。
NISA通じた買い付け額・1月は月間最高の3493億円、12日時点の
信用評価損益率が7年ぶりマイナス水準、ブリヂストンの今期は7年ぶり経常
減益・純利は過去最高見込み、JIAが初配当、日特塗が増配、凸版と大日印
の時価総額が逆転・決算で明暗、ジャスダック上場のアドソル日進は24日か
ら2部、クロスキャット、HKSが自社株取得枠設定など。
◎明日の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。
19日(金) 1月の全国百貨店売上高
米国1月のCPI
◆今日の高島暦
< 相場の波動 > 前日が高かりし時は反落する日
<相場高低判断> 波乱ありて下げとなる
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【3】心に残る名言 **
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It matters not how a man dies, but how he lives
James Boswell
どのように死ぬかではなく、どのように生きるかが重要なのだ
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