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株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■ ■□ 女性のための株式投資 2016/03/07 朝刊 VOL.7982 □■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ おはようございます。aquaです。本日は大安です。 中国の第12期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)第4回会議が先週 の土曜日に開幕しました。 李克強首相は2016年の実質経済成長率の目標を15年の7%前後から6 .5~7%に引き下げると表明。16~20年の第13次5ヶ年計画も同日発 表し、年平均6.5%以上の「中高速成長」を保つと正式に表明しています。 尚、交通網整備に年2兆元(約34兆円)超を投じるなど、インフラ投資で 景気を下支える方針を示しています。 ところで、株式マーケットに接していますと、『持ち高調整』、或いは『ポ ジション調整』といった用語にお目にかかることがあると思います。 年金や生命保険のような機関投資家は、資産全体の中で株式への配分比率を 一定に保つことを決めています。株価が上昇して保有株の価値(時価)が大き く上がると、「持ち過ぎ」と判断して株を売り始めます。市場ではこれを『持 ち高調整の売り』と呼びます。 「持ち高」とは保有している株式や債券の規模を指す用語で、「ポジション 」という言い方をすることもあります。年金や生保は「日本株に10%、海外 株に10%、残りは国債」といった具合に、各資産ごとの配分比率を持ってい ます。 市場で持ち高調整の売りが最も意識される時期は決算期末の3月です。月末 が押し迫る手前の3月中旬までに順次売りが出てきます。曜日では金曜日、午 後の時間帯に出やすい傾向があります。 それまで堅調だった銘柄が急に伸び悩み、首をかしげたくなる時には、持ち 高調整が始まっている可能性があります。持ち高調整の売りは、本来の投資価 値とは無関係に半ば機械的に出てきます。 一方、売りだけでなく、株価が下がると、比率を計画通りに維持するために 買い増しに動く場合もあります。 …………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ] …………………………………………………………………………………………… 1.NY市況 2.本日の注目点と話題 3.心に残る名言 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】NY市況 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ □ダウ工業株 17006.77(+ 62.87)△0.37% □ナスダック 4717.02(+ 9.60)△0.20% □S&P500 1999.99(+ 6.59)△0.33% □ダウ輸送株 7651.85(+ 49.82)△0.66% □半導体株(SOX) 650.62(+ 6.73)△1.04% □NY原油先物(4月限) 35.92(+ 1.35) □NY 金先物(4月限) 1270.70(+12.50) □バルチック海運指数 349 (+ 7) □為替 (対ドル)113.75(前週末比0.13円高) (対ユーロ)125.17(前週末比0.48円安) □CME日経225先物 17030(+ 30)※大阪先物比 先週末のNY株式市場は、雇用増を好感した買いで4日連続高となり、ダ ウはおよそ2カ月ぶりに1万7000ドル台を回復しました。 米労働省が朝方発表した2月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比 24万2千人増と、市場予想(19万人増)を大きく上回り、失業率は前月と 同じ4.9%でした。 この結果を受けて債券利回りが急上昇したため主要株価指数は一時下落しま したが、雇用統計で平均賃金の伸びが鈍化したことから、インフレ圧力が抑制 された環境では早期の追加利上げは想定しにくいとの見方が広がり、改めて雇 用者数の大幅な伸びを好感した買いが優勢となりました。 NYダウは2月11日の1万5660ドルを底に1000ドル超の上昇とな っており、この日は節目の1万7000ドルを回復したため目先の利益を確定 する売りが出て相場の上値を圧迫しましたが、原油高が相場を支援しNYダウ は4日続伸、1月5日以来およそ2カ月ぶりに1万7000ドルに乗せて取引 を終了しました。 業種別では、石油、石炭、非鉄、電力などが上昇した一方、通信や医薬品な どが軟調でした。 個別銘柄では、前日夕に発表された決算が予想以上の好業績だった銃器製造 大手のスミス&ウェッソンが買われ過去最高値を更新。銅価格が上昇基調にあ ることから産銅大手のフリーポート・マクモランが大幅高。原油高を受けて油 田開発のトランスオーシャンやチェサピーク・エナジーが急伸しました。 中国系資本で米映画館チェーンのAMCエンターテインメントが同業のカー マイク・シネマズの買収を発表。カーマイクが急騰し、AMCも上昇しました。 ヒューレット・パッカードから分社した法人向けハードウエア・サービス事業 のヒューレット・パッカード・エンタープライズが好決算を手掛かりに大幅高。 アナリストが投資判断を引き上げた百貨店のJCペニーも堅調に推移。 アナリストによる目標株価の引き上げが相次いだ鉱山機械のジョイ・グロー バルが大幅続伸で取引を終えました。一方、四半期決算で赤字が拡大した税務 サービスのH&Rブロックが急落。冴えない決算を発表した事務用品販売のス テープルズも下落。租税回避を改め英国で納税すると発表したフェイスブック が軟調に推移しました。 ダウ構成銘柄では、デュポン、キャタピラー、アップル、ボーイング、ゴー ルドマン・サックス、ウォルマートなどが上昇し、ホームデポ、マイクロソフ ト、ファイザー、ディズニー、ナイキなどが下落しました。 NY原油先物(WTI)は反発。雇用統計を受けて景気減速懸念が後退し、 需要が増えるとの期待から買いが優勢になりました。油田開発に使われる掘削 設備(リグ)の稼働数が11週連続で減少したことも支援材料。1月5日以来、 約2カ月ぶりの高値で取引を終了しました。 NY金先物は3日連続上昇で、昨年2月2日以来、約1年1カ月ぶりの高値 となりました。 ☆メルマ!ガ オブ ザ イヤー2015 8年連続『総合大賞』  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ → http://melma.com/contents/moy2015/ ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】本日の注目点と話題 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◆先週末の日経平均株価は今年初の4日続伸。前日比54円高の1万7014 円で取引を終了しました。週間では826円の上昇で、3週連続の上昇となっ ています。 個別銘柄では、マネーパートナーズG、住江織物、住友鉱山、日本ケミコン などが物色されました。※詳細は昨日の本誌夕刊「相場概況」をご参照くださ い。 上海株も4日続伸。NYダウも4日連続高となり、およそ2カ月ぶりに節目 の1万7000ドル台を回復しました。NY原油は約2月ぶり高値、NY金は 約1年1カ月ぶりの高値で取引を終了しています。 CME日経225先物は1万7030円で、先週末の東京市場の日経平均終 値1万7014円とほぼ同水準です。 ◎日経平均株価と上下の節目 ―――――――――――― 1万7408円 13週線 1万7196円 一目雲下限 1万7030円 CME日経先物 ☆1万7014円 先週末終値 1万7000円 心理的節目 1万6566円 5日線 1万6500円 心理的節目 1万6450円 25日線 ◎本日の経済指標等 ―――――――― 12:40 日銀の黒田総裁が都内で講演 14:00 1月の景気動向指数速報 海外では、ユーロ圏財務相会合、ブレイナードFRB理事やフィッシャーF RB副議長が講演を行います。 ◎主な決算 ―――― 15:00 日本ハウス(1873)、学情(2301)、 萩原工業(7856)、ピジョン(7956) ◆その他のトピックは、中国の16年成長目標「6.5~7%」、中国5カ年 計画・構造改革で中高速成長・交通網に年34兆円、中国の景気減速による倒 産が急増、横浜川崎国際港湾に政府出資、温暖化対策計画原案・家庭で4割削 減、官民対話で首相が改めて賃上げ要請、エアアジア・独自路線開拓し激戦地 は縮小、米クルーズ大手が日本航路に世界最大客船を投入。 パソナなど・3年連続で派遣料金上げ要請、三菱化学・バイオプラスチック の生産能力を4倍に引き上げ、パナソニック・ドローン検知システム開発、日 産・ルノーの部品管理分野を統合、JR東・山手線の全車両を新型に、三越伊 勢丹が名古屋に新型店、コロワイド・とんかつ店チェーン展開、プレナス・首 都圏でランチ専門店、ドワンゴが全人代を「ニコニコ生放送」、サノヤスが車 侵入防止装置事業に参入、日立傘下の英原発会社トップに原発の第1人者起用。 愛知製鋼・復旧を2週間前倒し、新日鉄住金・ブラジル鉄鋼大手に追加出資、 日本マクドナルドの2月既存店売上高29%増、吉野家HDの前期純利益47 %減・増益計画から一転、ハイレックスの今期純利益5%減・増益予想から一 転、稲葉製作が今期利益見通しを上方修正、西武HDの18年3月期は赤プリ 再開発が利益押し上げ、鳥貴族の8~1月期税引き益2倍、梅の花が自社株を TOB、アルプス物流が3月末現在の1株を2株に分割、小野薬が3月末現在 の1株を5株に分割など。 ◎明日以降の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。 8日(火) 15年10~12月期GDP改定値 1月の国際収支 2月の対外・対内証券売買契約 2月の消費動向調査 2月の景気ウオッチャー調査 9日(水) 2月のマネーストック 米国1月の卸売売上高 10日(木) 中国2月のCPI、PPI ECB理事会の結果発表 11日(金) メジャーSQ 1~3月期の法人企業景気予測調査 12日(土) 中国1~2月の工業生産高、小売売上高、固定資産投資など ◆今日の高島暦 < 相場の波動 > 足取りに反して動くこと多し <相場高低判断> はかばかしく動かぬ ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】心に残る名言 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 「若いときの自分は、金こそ人生でもっとも大切なものだと思っていた。 今、歳をとってみると、その通りだと知った。」 by オスカー・ワイルド A「あなたが一番影響を受けた本はなんですか?」 B「銀行の預金通帳だよ。」 by バーナード・ショー 「金がないから何もできないという人間は、 金があってもなにも出来ない人間である。」 by 小林一三 「金を稼ごうと思ったら、金を使わなければならない。」 by プラウトゥス THANK YOU FOR READING MY MAIL MAGAZINE! by aqua  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ◆3月7日 今日は何の日 六曜:大安 消防記念日、メンチカツの日、サウナ健康の日、十歳(ととせ)の祝いの日 ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 10年連続受賞 = ◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2015  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 8年連続で『総合大賞』 06年~07年はマネー部門賞第1位 → http://melma.com/contents/moy2015/ ◎まぐまぐ大賞 2015  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 投資・資産運用部門 第4位 → http://www.mag2.com/events/mag2year/2015/page/cate05/ ====================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判 断でなさるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身に てお願いいたします。→ http://www.aqua-inter.com/mailmag/list.html ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さ い。 → http://www.aqua-inter.com/ ●当メールマガジンに掲載された記事を許可なく転載すること及び第三者への 転送を含む再掲示を禁じます。 ====================================================================== 発行:アクアリンクス株式会社 関東財務局長(金商)第2282号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━