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             ◎ ハロー!株式 ◎      2016/03/07 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 「春の嵐」との言葉がありますように、南北で寒暖の差が大きくなりがちな
今の時期は強風が起きやすい時期でもあります。全国の観測点で風速10メー
トル以上の風を観測した平均日数が多い月は、台風シーズンの9月や10月で
はなく、3月と4月です。

 それ故一たび火災が発生すればこの時期は特に延焼しやすく、江戸三大大火
の「明暦の大火」「明和の大火」「文化の大火」はいずれも新暦の3月と4月
に発生しています。春の全国火災予防運動がこの時期に行われるのも強風によ
って大火になりやすいからです。

 ところで、風は気圧や温度の変化によって発生しますが、一般的に海岸付近
では昼夜で風向きが逆転します。(もちろん、上空に大きな低気圧や高気圧が
あった場合にはそちらに影響されます。)

 陸は暖まりやすく冷えやすい、海は暖まりにくく冷えにくいという比熱の差
によって生じる現象で、日差しのある日中は(海風)海から陸へ、気温が下が
る夜は(陸風)陸から海へと風向きが変化します。マリンスポーツに親しんで
いる方は「オンショア」(海風)、「オフショア」(陸風)と言った方が通り
がいいかもしれません。

 ちなみに、金融用語の「オフショア」は、外国の投資家や企業の資産管理を
受け入れる金融機関や市場または地域を指し、資産や投資活動に対する課税が
ないかあるいは少額である「タックス・ヘイブン」(租税回避地)とほぼ同義
語として使われます。

 英領マン島やケイマン諸島などが代表的なタックス・ヘイブンで、沿岸から
離れた地域という意味を持つオフショアが租税回避地という意味で使われるよ
うになったと言います。

 対して「オンショア」は、単に国内の金融市場を指す場合もありますが、ス
イスやハワイなどのように、オフショアほどの税制優遇はないものの運用に有
利な環境が整備されている地域を指すこともあります。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.ニュースと株価






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  16911.32(-103.46)▼0.61%
◎TOPIX  1361.90(- 13.45)▼0.98%

◎売買高概算   22億1694万株
◎売買代金概算   2兆1722億円
◎時価総額   504兆8416億円

◎値上り銘柄数  835   ◎(昨年来)新高値 11
◎値下り銘柄数 1000   ◎(昨年来)新安値  1
◎変わらず    108

◎騰落レシオ(25日) 93.71%(前日比7.07%低下)

◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ●○●●○○●○○○○● 58.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +2.95% 75日線比 -5.38%


◎為替  (対 ド ル)113.64(前週末比0.23円高)
     (対ユーロ)124.89(前週末比0.20円安)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 181.0円(-  3.7円)18925万株
 2.東芝   <6502> 224.0円(+ 14.7円)11308万株
 3.三菱UFJ<8306> 553.2円(-  6.7円) 7553万株
 4.神戸製鋼 <5406>   104円(+    5円) 6540万株
 5.シャープ <6753>   162円(+   11円) 5634万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 11550円(-  140円) 1593億円
 2.トヨタ  <7203>  6100円(-  129円)  757億円
 3.三菱UFJ<8306> 553.2円(-  6.7円)  420億円
 4.三井住友 <8316>  3615円(-   14円)  399億円
 5.ソフトBK<9984>  5754円(-  107円)  379億円



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り710万株 買い2030万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が5日ぶりに下落、前週末比103円
(0.61%)安の1万6911円で取引終了です。

 先週末のNYダウが62ドル高となったことを受けて寄付きは堅調なスター
ト。ただ、先週末までの4日間で988円と1000円近い上昇となった後だ
けに買い一巡後は徐々に戻り売りが優勢となってマイナスに転じています。中
国・全国人民代表大会で交通網整備に年2兆元(約34兆円)を投じると報じ
られ、またLINEが夏前に上場を計画と報じられたことでコマツやエムアッ
プなど関連銘柄が上昇しています。売買代金は概算2兆1722億円、上海総
合指数は23ポイント(0.8%)高の2897です。

 業種別では、海運、紙パ、非鉄、商社、鉄鋼などが高く、電力ガス、陸運、
石油、食品、不動産、小売、精密などが下げています。

 個別銘柄では、電力機器を手掛ける東光高岳が6日連続高、60円高の14
33円となっています。4月の電力小売り自由化を控えてスマート-メーター
(次世代電力計)の需要が拡大するとの思惑から物色の矛先が向かっています。
スマート-メーターへの置き換えは電力会社にとってコスト増となりますが、
現地まで検針に行かなくて済む利点があります。

 コマツが4日連続高、35円高の1918円と約2ヶ月ぶりの高値水準とな
っています。5日に開幕した中国の全国人民代表大会で交通網整備に年2兆元
(約34兆円)が投じられると報じられ、中国のインフラ投資によって製品需
要が増加するとの期待から買いが入っています。中国関連のファナックも24
0円高の1万7830円と値を上げています。

 東芝が4日連続高で14.7円高の224円となっています。経営再建の一
環として、医療機器子会社売却の第2次入札を実施したと報じられ、好感した
買いが入っています。金額は7000億円規模になる見通しです。キヤノン、
富士フイルム、コニカミノルの3陣営が応札した模様です。

 コスモバイオがストップ高、150円高の1090円となっています。がん
研究用抗体「抗LAT1―CD98抗体」を発売すると発表し、将来的に収益
拡大を期待した買いが入っています。これまで困難だった作業が容易になり、
新たながん治療薬開発のための有力な研究ツールになる模様です。

 日本郵船が5日連続高で4円高の239円となるなど海運株が軒並み高、業
種別値上がり率トップです。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶバラ積み船市況を
示すバルチック海運指数が16日連続高となっており、市況の好転を期待した
買いが入っています。商船三井は4円高の258円、川崎汽船は3円高の21
5円、乾汽船は8円高の792円です。

 その他、1株→5株の株式分割を発表した小野薬が955円高の2万246
5円、シャープが11円高の162円、日本調剤が270円高の4270円、
伊勢志摩サミット関連の三重交通が31円高の556円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、寿スピリッツ、三重交通、ネーパートナーズ、ヤマダ
電機・・・等々です。





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【2】主な投資判断                        **
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[クレディS証券]
 据置き   A(4246)DNC       2,300→ 2,000円
 据置き   A(5975)東プレ       3,300→ 2,900円
 引上げ B→A(6371)椿本チエイン    1,000→   850円
 据置き   A(6471)日精工       1,700→ 1,250円
 据置き   A(7283)愛三工       1,400→ 1,200円
 据置き   A(7956)ピジョン      3,600→ 3,250円
 据置き   A(7988)ニフコ       6,400→ 6,200円
 引下げ A→B(6473)ジェイテクト    2,500→ 1,700円

[野村証券]
 据置き   A(2914)JT        5,000→ 5,250円
 引下げ A→B(6951)日本電子       700→   530円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   C(8011)三陽商会       220→   200円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎景気動向指数
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 景気の方向や強さを示す指標で、本日発表の1月の速報値は、景気の現状を
 示す一致指数が113.8と、前月から2.9ポイント上昇しました。上昇
 は3カ月ぶりです。

 尚、景気の基調判断は「足踏みを示している」で据え置きとなっています。





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【4】ニュースと株価                       **
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 新聞やテレビなどでは経済や企業等に関するニュースが日々発表されますが、
それらのニュースが株価に与える影響についてはいくつかのケースがあります。

 一つは、市場参加者が全く知らなかったあるいは事前の予想を越えるような
ニュースの場合で、この場合にはサプライズとなり、株価にダイレクトに影響
を与えます。ただし、株価の反応は即時的となりがちで、材料が出てから追随
して対応しようとしましても、売買が成立した時にはほぼ織り込み済みの状態
となっている可能性があります。

 一方、市場において事前に予想されており、予想に基づいて株価が上昇(下
落)していた場合には、予想どおりのニュースが発表された時点から株価は反
転し始めます。この場合には正式発表が出るまでにすでに上昇あるいは下落し
て織り込み済みとなっており、正式発表(材料出尽くし)が買い方の売り、あ
るいは売り方の買い戻しの切っ掛けとなります。いわゆる「知ったらしまい」
というケースです。

 また、重要イベント(注目されている経済指標の発表等)の通過とともに、
それまで手控えていた投資家に買い安心感が広がる(アク抜けする)ケースな
どもあります。

 ニュースについての反応はもう一つあります。結果としてしばらくした後で
そのニュースが材料として大きく取り上げられことになりますが、公表された
当初は、株価が特別動くわけでもなく、将来株価を動かす材料となるであろう
ことにほとんどの投資家が気付いていないか、あるいは株価がすぐに反応しな
いため興味を失ってしまうような場合です。

 上記のようなケース、つまり、何らかの理由で「この銘柄は上昇するのでは
ないか」と思った随分後で、実際にその銘柄が上昇したという経験をお持ちの
方は結構多いのではないかと思われますが、そうした感性を日々の経験の中で
磨くことが投資成果を大きく左右することになります。





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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が1月の理事会後の会見で「3月の会合
で金融政策について再考や見直しの必要がある」と述べた時点で、今週開催の
理事会での追加緩和は既定路線となっています。さらに2月のユーロ圏の消費
者物価が5カ月ぶりにマイナスとなったことでECBが追加緩和に動く可能性
は高まりました。ただ、昨年、ドラギ総裁が12月の追加緩和を示唆し、実際
に12月に追加緩和した際は緩和の度合いが不十分だとしてマーケートに失望
が広がりました。今回も事前に追加緩和を示唆しているだけに、緩和の有無で
はなく、緩和の度合いが焦点となります。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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