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おはようございます。aquaです。

 本日から名実ともに4月相場入りとなります。2日(あるいは3日)から取
引が始まる月を「二日新甫(または三日新甫)」と言いますが、この月は相場
が荒れる(大きく動く)というジンクス(アノマリー)があります。


 戦後、東証再開後の4月相場は、44勝23敗と好調です。この月は外国人
も買い越しとなる傾向があり、アノマリー的には期待が高まる月となります。
株価が動かなければ利益も発生しません。そういう意味では三日新甫で相場が
荒れて上下に動けば、それだけチャンスも大きくなるだけに期待したいところ
です。


 年度末となった先週末の日経平均株価は『1万8909円』となり、昨年3
月年度末の終値1万6758円と比べますと値幅にして2151円、率にして
12%の上昇です。

 昨年9月中間期末の1万6449円と比較しますと値幅にして2460円、
率にして14%の上昇となっています。


 昨年末との比較では、大納会終値は1万9114円でしたので、値幅にして
205円、率にして1%の下落です。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.本日の注目点と話題

 3.心に残る名言







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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      20663.22(- 65.27)▼0.31%
□ナスダック       5911.74(-  2.60)▼0.04%
□S&P500      2362.72(-  5.34)▼0.23%

□ダウ輸送株       9116.51(- 35.09)▼0.38%
□半導体株(SOX)   1011.40(-  0.41)▼0.04%

□NY原油先物(5月限)   50.60(+ 0.25)
□NY 金先物(6月限) 1251.20(+ 3.20)

□バルチック海運指数   1297   (-27)

□為替      (対ドル)111.38(前週末比0.41円高)
        (対ユーロ)118.61(前週末比0.91円高)

□CME日経225先物   18960(+ 50)※大阪終値比



 先週末のNY株式市場は下落。金融株やエクソンモービルの下げがダウの重
石となった一方、半導体株の一角やアマゾンの上昇がナスダック指数を下支え
しました。

 日欧の株式相場が総じて軟調だったことやトランプ政権の政策運営に対する
不透明感を背景に週末のこの日は多くの銘柄がマイナス圏で推移。

 朝方発表の2月の米個人消費支出は前月比0.1%増と市場予想に届かず。
3月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)は低下予想に反して改善した一方、
3月の米消費者態度指数確報値は速報値から下方修正されるなど、この日の経
済指標はまちまちの内容で相場への影響は限定的でした。

 ただ、ニューヨーク連銀が1~3月期の米GDP見通しを下方修正し、同連
銀のダドリー総裁が金利引き上げを急がない姿勢を表明すると米債利回りが低
下し、金融株の下げにつながりました。

 積極的に売る材料も見当たらず相場の下値は限定的でしたが、1~3月期の
決算発表シーズンを控えて、ダウ銘柄の中でもPER(株価収益率)の高いエ
クソンモービルが売られダウの重石となりました。ナスダック指数は、アマゾ
ン・ドットコムなどの強い動きもあって前日比ほぼ横ばいで取引を終了してい
ます。

 S&P業種別指数では、不動産や公益がしっかりで、金融、通信、エネルギ
ー、工業などが軟調でした。

 個別銘柄では、ネット小売り最大手のアマゾン・ドットコムが連日の上昇で
上場来高値を更新。アマゾンのこの日の終値は886ドルですが、3月29日
にバークレイズはアマゾンを新規「買い」とし目標株価を1120ドルに設定
しています。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)やインテルなど
半導体株の一角も上昇しナスダック指数を下支えしました。

 アナリストが投資判断を「買い」に引き上げたアルミのアルコアが上昇。物
流大手のUPSやフェデックスなども堅調でした。デュポンとの資産交換を発
表した化学のFMCが急伸した一方、デュポンが下落。アナリストが投資判断
を引き下げたガラス大手コーニングが下げ、JPモルガンやバンカメなど金融
株の下落も目立ちました。

 ダウ構成銘柄では、インテル、ウォルマート、マイクロソフト、マクドナル
ドなどが堅調だった一方、エクソンモービル、デュポン、JPモルガン、ゴー
ルドマン・サックスなどが下落しました。

 NY原油先物(WTI)は4日続伸。前日まで3日連続で上昇していたこと
から利益確定の売りで軟調に推移していましたが、為替市場でドルが軟化する
とドル建てで取引されている原油の割安感を意識した買いが入りました。ドル
相場と反対の動きになりやすい金先物も反発しました。



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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆先週末の日経平均株価は、前日比153円安の1万8909円で取引終了。

    ※日経平均の前日までの勝敗 ●〇●●●〇〇●〇〇●●

 個別銘柄では、ゼンリン、シャープ、東芝、ソニーなどが上昇した一方、森
永製菓や森永乳業が大きく下落しました。※詳細は昨日夕刊の「相場概況」を
ご参照ください。

 先週末のNY株は軟調な展開。金融株などが下げた一方、半導体株の一角が
上昇しました。為替は先週末に比べやや円高で推移しています。

 先週末の大阪取引所の日経平均先物(夜間取引)終値とCME日経225先
物の終値は同値の1万8960円で、先週末の東京市場の日経平均終値1万8
909円と比べ50円ほど高い水準です。


◎日経平均株価と上下の節目
 ――――――――――――
 1万9132円 一目雲下限
 1万9075円 5日線
 1万9000円 心理的節目
 1万8960円 CME日経平均先物
 1万8935円 100日線
☆1万8909円 先週末終値
 1万8787円 終値ベースの年初来安値(1月24日)
 1万8650円 取引時間中の年初来安値(1月18日)



◎本日の予定
 ―――――
 08:50 3月の日銀短観
 14:00 3月と16年度の新車販売台数


【日銀短観】企業の業況や業績計画など調査した注目度の高い指標です。大企
 業製造業の業況判断指数(DI)の予測平均はプラス14と前回12月から
 4ポイント改善する見込みですが、トランプ政権の政策運営の不透明感から
 先行きについては現況を下回る見通しです。2017年度の設備投資計画や
 想定為替レートも要注目です。


 海外では、3月の米新車販売台数、3月の米ISM製造業景況感指数、2月
の米建設支出などの発表が予定されています。

 きょう明日の中国・上海市場は「清明節」のため休場となります。



◎決算発表
 ――――
 13:00 オークワ(8217)
 15:00 キユーピー(2809)、あさひ(3333)、
       ウェザーニューズ(4825)、しまむら(8227)      


 尚、今週は4日(火)に西松屋チェーン、6日(木)にセブン&アイHD、
7日(金)に高島屋など、2月決算の小売り企業の本決算発表が相次ぎます。



●その他のトピック

・川重、国内造船の事業規模を3割削減 他社連携なし

・吉野家、前期純利益49%増 従来予想から下方修正

・象印、12~2月期の純利益4%減 売上高は6%減

・リンテック、今期営業益12%程度増 粘着製品好調

・薬王堂、前期業績予想を上方修正 営業利益20%増

・ノリタケ、今期業績見通しを上方修正 減益幅が縮小



◎明日以降の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。

 4日(火) 3月のユニクロ売上高
       米2月の製造業受注

 5日(水) 米3月のADP雇用報告
       米3月のISM非製造業景況感指数
       米FOMC議事要旨(3月開催分)

 6日(木) 3月の消費動向調査
       米中首脳会談(~7日)

 7日(金) 2月の毎月勤労統計速報
       2月の景気動向指数速報
       米3月の雇用統計



◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 > 後場高いこと多し 前場安ければ買い狙い良し

 <相場高低判断> 案外面白い相場出る




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【3】心に残る名言                        **
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      困難は人の真価を証明する機会なり


                  エピクテトス






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