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             ◎ ハロー!株式 ◎      2012/11/20 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 ここ数日ぐっと冷え込んだおかげで、関東の平野部でも木々の色づきが増し
てきました。近所にある比較的大きな公園にも、色とりどりの木々のにぎわい
に誘われて散策に訪れる人が増えたように思います。

 ところで、都会で見かけることはほとんどありませんが、昔は庭先に柿の木
を植える家が多く、農村では一軒に少なくても一本の柿の木が植えられていま
した。

 昔は、柿の木にも霊魂が宿っていると考えられていたことや、柿の木は折れ
やすいこと、そして子どもが木登りをして落ちて怪我しないようにと、戒めの
意味で「柿の木から落ちたら三年しか生きられない」と言われたそうです。

 柿の木のそばには実をもぐための竹竿などがありましたが、それでもやはり、
たわわに実った柿の木は子ども達にとりましては格好の木登りの対象でした。

 柿の木を見ますと、子ども達が周りで遊んでいただろう頃のことを思い浮か
べたりしますが、そんな地方の農村の風景も現在は高齢化が進み、実をもいで
食べる人もおらず、たくさんの柿の実がすずなりとなって枝がたわんでいます。

 ところで、柿の実は最後の一つあるいは数個を必ず残し、全部もいではけな
いという「木守柿(きもりがき)」の風習があります。理由は、自然の恵みを
人間が独占するのではなく鳥などに残しておくため、さらには柿の霊が再生し
翌年もたくさん実を結んでくれることを霊界の使いである烏に託すためであっ
たと言われます。

 自然へのいたわりと畏敬。一つだけ残った柿の実があたかも木を守っている
かのように見えたものです。

 与えられた恵みに感謝し、他者へもその恵みを残しておくことは、巡りめぐ
って自分のためでもあるということです。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.為替感応度

 5.編集後記







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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均   9142.64(- 10.56)▼0.12%
◎TOPIX   762.04(-  0.12)▼0.02%

◎売買高概算  18億6971万株
◎売買代金概算  1兆1012億円
◎時価総額  264兆3187億円

◎値上り銘柄数 869  ◎(年初来)新高値 48
◎値下り銘柄数 672  ◎(年初来)新安値  0
◎変わらず   147

◎騰落レシオ(25日) 108.97%

◎サイコロ(日経平均)4勝8敗 ●●●●●●●○○○○● 33.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比+2.42% 75日線比+2.51%

◎為替  (対ドル) 81.28  (対ユーロ)103.94

◎出来高上位
 1.アイフル <8515>  367円(- 20円) 78,155千株
 2.郵船   <9101>  163円(+  1円) 56,105千株
 3.日鉄住金 <5401>  184円(±  0円) 54,535千株
 4.商船三井 <9104>  204円(+  7円) 52,119千株
 5.板硝子  <5202>   81円(+  7円) 49,124千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.ソフトBK<9984> 2917円(+ 54円) 29,290百万
 2.アイフル <8515>  367円(- 20円) 29,118百万
 3.キヤノン <7751> 2793円(- 24円) 26,594百万
 4.トヨタ  <7203> 3360円(- 10円) 18,772百万
 5.三菱UFJ<8306>  369円(±  0円) 14,979百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り710万株 買い1480万株

 本日の東京マーケットは5日ぶりに下落、日経平均株価で前日比10円(0
.12%)安の9142円で取引終了です。

 昨晩のNYダウが207ドルの大幅高となったことを受け、朝方は買いが先
行。寄付き直後の9:02には上値メドとして意識された9200円ちょうど
まで上昇する場面がありました。ただ、先週の15日以降、500円近い急ピ
ッチの上昇となっていただけに買い一巡後は警戒感が台頭し、調整・一服とい
った展開です。格付け会社ムーディーズがフランス国債の格付けを最上位の「
Aaa」から「Aa1」へ引き下げたことをキッカケにユーロが売られて円高
に振れたことも為替感応度の高い日本株にとって重石となっています。売買代
金は概算1兆1012億円、上海総合指数は8ポイントの小幅安で2008で
す。

 業種別では、海運、石油、情報通信などが高く、電機、非鉄、不動産、証券
などが下げています。

 個別銘柄では、アップル関連のタツタ電線が39円高の778円と連日で上
昇。スマートフォンやタブレット向け電子材料の製造・販売が好調であり、ま
た昨晩のNY市場でアップル株が上昇したことを好感した買い入っています。
電線・ケーブルなど電子材料を製造しており、電磁波を遮断してスマホ内での
電子部品どうしの干渉を防ぐ電磁波シールドフィルムで世界シェア7~8割を
確保している模様です。

 ソフトバンクが3日連続高、54円高の2917円と米携帯会社3位のスプ
リント・ネクステルの買収が報じられる前の10月11日終値2881円を上
回ってきました。業績は極めて好調であり、足元の相場全般上昇によって投資
家心理も改善していることから連日で物色の矛先が向かっています。

 ニコニコ動画を軸に成長中のドワンゴが5日連続高で年初来高値更新、21
00円高の17万9100円となっています。野田首相が衆院解散を明言した
前週14日から連騰しており、13日の終値12万8000円とから本日の終
値まで率にして40%の上昇となっています。動画投稿サイトを運営しており、
選挙関連銘柄として物色の矛先が向かっています。

 電子書籍配信のパピレスがストップ高、705円高の5150円となってい
ます。米アマゾンが電子書籍端末「キンドル」の日本の店頭での販売を本日か
ら始めたことがキッカケとなり、買いが集まっています。同社は10月25日
にアマゾンの電子書籍配信サービス「キンドルストア」に電子書籍コンテンツ
を提供すると発表しています。電子書籍関連として、イーブックも140円高
の1920円、ACCESSも5300円高の5万8800円と大幅高です。

 飯野海運が10円高の256円、共栄タンカーが11円高の183円、商船
三井が7円高の204円、川崎汽船が1円高の105円と海運株が軒並み高。
業種別で海運セクターの値上がり率はトップです。大型原油タンカー(VLC
C)のスポット運賃の指標となる指数(中東-アジア)が前週末16日におよ
そ5カ月ぶりの高値まで上昇。暖房用需要の高まりなどもあり、同指数は10
月の安値から4割近く上昇しており、海運市況改善を好感した買いが入ってい
ます。鉄鉱石を運ぶ大型ばら積み船(ケープ船)のスポット用船料も中国の景
気刺激策への期待から足元で上昇。19日は主要4航路平均が1万6734ド
ルを付け、11月上旬の直近安値から約24%値上がりしています。

 本日の新高値銘柄は、大和ハウス、東芝プラント、日ハム、ドワンゴ、富士
製薬、クボタ、ダイキン、エンプラス、新明和工、ダイビル・・・等々です。



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【2】主な材料                          **
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・東証と大証が臨時総会 「日本取引所」発足を正式決定

・日銀、追加緩和を見送り 景気の先行き判断を下方修正

・10月の全国百貨店売上高、6カ月連続減 冬物が苦戦

・JFEとIHI、子会社合併延期 中国での審査長引き

・シャープ、2960人が希望退職 予定を約5割上回る

・日本の対中投資、10月は32%減 尖閣問題の影響で

・ムーディーズ、フランス国債を格下げ 見通し「弱含み」

・米ヤフー株が年初来高値を更新 メイヤーCEOに期待



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【3】主な投資判断                        **
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[ドイツ証券]
 新 規   A(6754)アンリツ          1,240円
 据置き   B(6752)パナソニック     590→   400円

[クレディS証券]
 引上げ B→A(5202)日本板硝子      53→    90円

[シティG証券]
 引上げ B→A(1878)大東建託      8,200→ 9,000円

[野村証券]
 据置き   A(1414)ショーボンド    2,500→ 2,800円
 据置き   A(5020)JX HD      520→   570円
 据置き   A(6645)オムロン      1,800→ 2,100円
 引下げ A→B(9042)阪急阪神       430→   460円

[みずほ証券]
 据置き   A(4540)ツムラ       2,870→ 3,340円
 据置き   A(6326)クボタ        900→ 1,000円

[大和証券]
 据置き   1(5233)太平洋セメント        310円
 引上げ 3→2(4005)住友化学           270円
 引下げ 2→3(3105)日清紡HD          500円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※価格:各証券会社が判断する妥当株価



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【4】為替感応度                         **
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 輸出企業は、予め前提となる為替レート(想定為替レート)を決め、それに
基づき業績計画を立てます。

 実際のレートが円高に振れた場合には、海外で稼いだ利益は目減りしますが、
想定よりも円安に振れた場合には海外での売上高や利益の押し上げ要因になる
ため、為替の動向は輸出企業の株価に大きく影響します。

 大手製造業では2012年度(2013年3月期)通期業績について、1ド
ル=80円、1ユーロ=100円程度を想定しているところが多く、例えばト
ヨタやソニーのような企業における想定レートと為替変動の営業利益に与える
影響額(為替感応度)は下記にようになっています。ちなみに、トヨタの場合、
円が対ドルで1円円安にすすめば350億円の増益要因になります。


        想定レート         感応度
       ドル  ユーロ      ドル   ユーロ

  トヨタ 79円 100円   350億円  50億円

  ホンダ 80円 103円   170億円  10億円

  三菱重 80円 100円    59億円   7億円

  ソニー 80円 100円     0    60億円




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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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「BRICs」という造語を生み出したことで知られるゴールドマン・サック
ス・アセット・マネジメントのジム・オニール会長は、最新の投資家向けリポ
ートで円相場について今後数カ月で急落するかもしれないとの持論を展開して
います。オニール氏が注目しているのは日本の財政赤字や構造改革の遅れ、赤
字に転じた経常収支などで、日銀に追加金融緩和を求める自民党の安倍総裁が
次の首相になる可能性が高いことも理由としてあげており、リポートでは「円
を売る時が来た」とコメントしています。もちろん、日本株にとりましては最
大の好材料です。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =6年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2011 http://melma.com/contents/moy2011/
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   「ハロー!株式」 4年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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