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              ◎ ハロー!株式 ◎     2013/02/21 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 寒い朝は、外に置かれた睡蓮鉢の水が凍りつくのですが、今朝は今シーズン
で最もぶ厚い氷が張りました。厳しい寒さが続いています。

 ところで、魚偏に秋と書いて鰍(カジカ)、冬は鮗(コノシロ、幼魚はコハ
ダ)、春は鰆(サワラ)。魚偏に夏は、あまり馴染みがありませんが、「ワカ
シ」と読むそうです。ワカシはブリの幼魚の若鰤(ワカシ)であり、魚偏に春
夏秋冬の漢字4つをひとまとめにして「旬(しゅん)」と読ませる料理屋もあ
ると聞きます。

 木偏にも四季が揃っています。榎(エノキ)、楸(キササギ)、柊(ヒイラ
ギ)、そして椿(ツバキ、英名カメリア)です。

 落花の際、花全体がぽとりと落ちる様子が忌まれたりしますが、冬の間も艶
のある葉を持ち、寒風の中で花を咲かせる椿は不老長寿の霊木として昔から尊
ばれてきました。

 秀吉の椿好きは知られていますが、京都の地蔵院(別名椿寺)には加藤清正
が朝鮮から持ち帰り、秀吉に献上したとされる「五色八重散椿」(二世)が今
も遺り、京都には他にも利休や織田有楽斉など所縁の名椿の古木が数多く現存
します。

 例年にも増して寒さが厳しい中、各地で椿の花を愛でる「椿まつり」が始ま
っており、春の近づきを知らせています。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.ソロス氏曰く

 5.編集後記






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  11309.13(―159.15)▼1.39%
◎TOPIX   962.86(― 10.84)▼1.11%

◎売買高概算  27億2791万株
◎売買代金概算  1兆7834億円
◎時価総額  332兆7732億円

◎値上り銘柄数  563   ◎(昨年来)新高値 144
◎値下り銘柄数 1020   ◎(昨年来)新安値   0
◎変わらず    117

◎騰落レシオ(25日)111.84%

◎サイコロ(日経平均)5勝7敗 ●○●●○●○●○●○● 41.7%

◎カイリ率(日経平均)25日線比+2.03% 75日線比+12.06%

◎為替  (対ドル) 93.30  (対ユーロ)125.27

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  201円(-  4円)264,599千株
 2.マツダ  <7261>  268円(-  8円) 98,318千株
 3.三菱UFJ<8306>  520円(- 13円) 93,902千株
 4.日鉄住金 <5401>  249円(-  7円) 72,855千株
 5.東電   <9501>  206円(-  9円) 61,343千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.みずほ  <8411>  201円(-  4円) 53,417百万
 2.トヨタ自 <7203> 4765円(- 55円) 51,143百万
 3.三菱UFJ<8306>  520円(- 13円) 49,027百万
 4.ソニー  <6758> 1331円(- 24円) 41,345百万
 5.三井住友 <8316> 3720円(-105円) 32,119百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2040万株 買い1810万株

 本日の東京マーケットは、日経平均株価が前日比159円(1.39%)安
の1万1309円で取引終了です。

 1月29~30日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で複
数のメンバーから量的金融緩和策の縮小が示されたことを嫌気して昨晩のNY
ダウが108ドル安となったこと、円相場が対ユーロで一時1ユーロ=123
円台後半(昨日夕刻は125円20銭前後)の円高となったことを嫌気して朝
方から幅広い銘柄に売りが先行。日本時間10時半からの上海市場を含めて香
港・台湾・韓国などアジア主要市場が大きく下落していることも重石となり、
引けにかけて徐々に下げ幅を広げています。22日に注目の日米首脳会談、環
太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加問題、24~25日にイタリア総選
挙、来週後半に明らかとなる見通しの次期日銀総裁人事など重要イベントを控
えて買い手控えムードが強まっています。売買代金は概算1兆7834億円、
上海総合指数は71ポイント(2.9%)の大幅安で2325です。

 業種別では、空運、繊維、ゴムがしっかり。保険、非鉄、鉄鋼、紙パ、証券、
銀行、機械などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、昨日に気象情報の配信を手掛けるウェザーニューズが西・東
日本の各地で花粉飛散数が増加し、本格的な花粉シーズンに入ったと発表。こ
れを受けて、ドラッグストア株が軒並み高。マツモトキヨシが58円高の25
05円、コスモス薬品が330円高の1万1230円、クスリのアオキが41
0円高の6470円といずれも昨年来高値更新です。花粉飛散や微小粒子状物
質「PM2.5」の飛来観測などを背景にマスクなどの販売増を見込んだ買い
が入っています。

 尚、クスリアオキは1月31日からの15営業日で下げた日はなく、連日で
上場来高値更新となっています。信用倍率が0.3倍の好取組みとなっており、
売り方が払う日貸し料の「逆日歩」も発生し、株式需給面から売り方の買い戻
しも入っています。

 大日本住友製薬が4日連続高、45円高の1318円と値を上げています。
がんの再発・転移防ぐ薬を承認申請へと報じられ、将来的な業績寄与への思惑
から買いが入っています。抗がん剤「BBI608(開発番号)」はがん細胞
をつくる「がん幹細胞」を死滅させ、再発や転移を防ぐ新薬で、早ければ北米
で2014年末に承認申請します。16年3月期に北米、17年3月期に国内
での販売を目指し、18年3月期には新薬で8億ドル(約750億円)の売り
上げを見込みます。

 GSユアサが26円高の352円と8%近い大幅高。米ボーイングが週内に
も米連邦航空局(FAA)に対し、新型機「787」の改善案を提出する見通
しと報じられ、材料視した買いが入っています。改善案が承認され早期に運航
が再開すれば電池を供給するGSユアサの業績懸念が後退するとの見方に繋が
っています。改善案は電池を構成する8つの「セル」と呼ばれるリチウムイオ
ン電池を隔てる隔壁の強化が柱だとしています。

 東京ディズニーランド&シーを運営するオリエンタルランドが5日連続高、
20円高の1万2990円と上場来高値更新です。一時は1万3100円まで
上昇する場面がありました。14年3月期は開園30周年にあたり、記念イベ
ントによる業績拡大を期待した買いが継続しています。

 富士紡HDが4日連続高、8円高の285円と値を上げています。2013
年3月期の連結営業利益が前期比ほぼ倍の70億円前後になる模様と報じられ、
従来計画61億円をも上回り、好感した買いが入っています。スマートフォン
やタブレットの需要拡大を背景に液晶ガラスや半導体デバイス向けの研磨材が
伸びています。

 その他、文化シャッターが16円高の449円、三井住友トラストが5円高
の362円、鉄道関連で耐震補強工事拡大中の東鉄工業が29円高の1365
円と連日で上昇、石油・LNGタンク工事で業界大手のトーヨーカネツが11
円高の270円と連日で昨年来高値更新、石油・LPGタンクの石井鉄工も8
円高の215円と昨年来高値更新、工業資材通販のMonotaROが180
円高の3735円と昨年来高値更新。

 ストップ高を交えて連日大幅高となっていたゲーム大手のガンホーは本日は
36万1000円安の258万8000円となっています。一時は307万5
000円まで上昇する場面があり、値動きの荒い展開です。

 本日の新高値銘柄は、極洋、COOK、伊藤ハム、カカクコム、新日本科学、
ダイドードリンコ、MonotaRO、マツキヨ、コスモス薬品、クスリのア
オキ、オリエンタルランド、岡部、三井海洋、井関、トーヨーカネツ、石井鉄
工、ピジョン、三井住友トラスト、NTT、HIS・・・等々です。



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【2】主な材料                          **
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・政府、5月に新たなIT戦略 農業や医療の効率化を図る

・日本株、海外勢14週連続買越し 累計3兆6700億円

・FOMC議事要旨、複数メンバーが量的緩和の縮小を主張

・労働者の平均賃金、3年連続で増加 男女間の格差も縮小

・1月の全国スーパー売上高、4.7%減 11カ月連続減

・白物家電販売、1月としては過去10年で3番目の高水準

・ソニー、「プレステ4」を年末商戦で発売 SNSと連携

・ボーイング、787機の改善案を週内に提示 電池構造等

・米財団、新設の「ブレークスルー賞」に山中教授ら11人



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【3】主な投資判断                        **
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[ゴールドマンS証券]
 据置き   A(5949)ユニプレス     2,300→ 2,400円
 据置き   C(9507)四国電力           950円

[野村証券]
 引上げ B→A(7270)富士重工      1,070→ 1,700円
 引上げ B→A(7762)シチズン       420→   570円
 引下げ A→B(4997)日本農薬       570→   610円
 引下げ A→B(6952)カシオ計算機     660→   810円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A(1925)大和ハウス     1,880→ 1,930円
 据置き   A(7203)トヨタ自動車    4,900→ 6,300円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※価格:各証券会社が判断する妥当株価



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【4】ソロス氏曰く                        **
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 現在のEU(欧州連合)が誕生する前の話ですが、EC(欧州共同体)とし
て経済統合を目指した欧州諸国は、域内の通貨間の為替レートを事実上固定す
るEMS(欧州通貨制度)とERM(欧州為替相場メカニズム)を進めていま
した。

 1990年10月に東西ドイツが統一されると、域内に投資資金が流れ込み、
欧州の金利は高めに推移していました。当時のイギリス経済は「英国病」とい
われるほどの長い停滞期にありましたが、高金利通貨である欧州通貨の価値が
上昇するとともに英ポンドも上昇しました。

 これを経済の「歪み」と認識し、積極的に投機に利用したのがジョージ・ソ
ロス氏です。

 英ポンドは実態(イギリスの経済状態)から乖離して過大評価の域に達して
いるとみたソロス氏は、100億ドル以上のポンドの空売りを決行。防戦に回
ったイングランド銀行(英中央銀行)はついには降参し、イギリスはERM脱
退を余儀なくされます。ソロス氏はこの時、20億ドル以上の巨利を手にした
といわれ、「イングランド銀行をつぶした男」と呼ばれるようになりました。

 最近もソロス氏が率いるヘッジファンドが金価格連動型の上場投資信託(E
TF)の保有残高を大幅に減らし、その一方で昨年11月以降の円売りで約1
0億ドル(約930億円)の利益を上げたことが報じられています。

 そんなソロス氏の投資哲学は下記のような発言からも垣間見れます。


◎「市場は常に間違っている」というのは私の強い信念である。市場参加者の
 価値判断は常に偏っており、支配的なバイアスは価格に影響を与える。私が
 確かに人より優れている点は、私が間違いを認められるところです。それが
 私の成功の秘密なのです。


◎私は市場システムが人間の取りきめた他のすべてのものと同じく、もともと
 欠点を抱えたものであると信じている。この信念が私の個人的哲学や、私の
 ファンドの成功の基礎にあると言える。

◎市場のトレンドに追従する行動は必ずしも非合理的ではない。何も考えない
 トレンド追従者は市場の変わり目に傷つくだろうが、十分警戒していれば生
 き残る可能性が高い。


◎私の実践的スキルを要約せよ、と求められたなら、ただ一言「サバイバル」
 と答えるだろう。まず生き残れ。儲けるのはそれからだ。



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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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海外投資家の日本株買いが継続しています。本日発表された投資部門別株式売
買動向(三市場1・2部等合計)によりますと、海外勢は14週連続の買い越
しとなっており、期間累計の買越額は3兆6700億円に達しています。日本
の証券会社が開く機関投資家向けのセミナーでは海外からの参加者が過去最高
になるケースもあるほどで、日本株への投資本格化はこれからと見た方が良さ
そうです。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =7年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2012 http://melma.com/contents/moy2012/
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   「ハロー!株式」 5年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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 ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は
一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断
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