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  　　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　2013/03/19 夕刊

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こんばんは。ａｑｕａです。

　１９日と２０日の２日間の日程で米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が開か
れます。

　現在の量的緩和政策は維持される見込みですが、今後の金融政策を予想する
手掛かりとして、声明と同時に発表される米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の景気
認識と経済成長率及び失業率見通しが注目されます。

　ちなみに、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）というのは、アメリカの金融
政策を決定する最高意思決定機関で、会合は原則として約６週間ごとに年８回
開催され、必要があれば緊急開催もあります。

　金融政策の決定に関わるＦＯＭＣ参加メンバーは、ＦＲＢ議長を含むＦＲＢ
の理事７名と、地区連銀から５名の総裁が代表として参加しており、計１２名
が基本構成です。ただ、現在はＦＲＢ理事に２名の空席があるためＦＯＭＣ委
員は１０名となっています。

　日本においては日銀政策委員会が、機関としてのＦＯＭＣに相当します。日
銀総裁、日銀副総裁２名、日銀審議委員６名の計９名の委員が、原則として月
１、２回定期的に行われる金融政策決定会合で金融政策判断の基礎となる経済
や金融の情勢に関する見解などについて話し合い、金融政策を審議します。

　巷では「白い日銀」から「黒い日銀」に変わるなどと言われていますが、白
川日銀総裁および副総裁２名が本日付けで退任し、日銀は明日から黒田新総裁
の下、新体制をスタートさせます。

　新体制移行後、初めて行われる４月３日・４日の金融政策決定会合で追加緩
和を打ち出すのはほぼ確実ですが、所信聴取で黒田氏は「早急に具体的な金融
緩和措置を政策委員会で審議して決定したい」と発言していることから定例会
合の前に臨時会合を召集し前倒しで金融緩和に踏み切るとの観測もあります。



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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．主な材料

 ３．主な投資判断

 ４．商売訓から

 ５．編集後記



＝　アクアからのお知らせ　＝


　明日３月２０日は「春分の日」の祝日となるため、無料版および有料版の

　配信をお休みさせていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。




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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１２４６８.２３（＋２４７.６０）△２.０３％
◎ＴＯＰＩＸ　　１０４５.８９（＋　１７.５５）△１.７１％

◎売買高概算　　２８億３９２１万株
◎売買代金概算　　１兆９４６４億円
◎時価総額　　３６２兆８６８１億円

◎値上り銘柄数　１２７４　　　◎（昨年来）新高値　２７３
◎値下り銘柄数　　３５１　　　◎（昨年来）新安値　　　１
◎変わらず　　　　　８２

◎騰落レシオ（２５日）１２４.６８％

◎サイコロ（日経平均）　９勝３敗　○○○○○○●●○○●○ ７５.０％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比＋５.９５％　７５日線比＋１５.３４％

◎為替　　（対ドル）　９５.５６　　（対ユーロ）１２３.８２

◎出来高上位
　１.みずほ　　＜８４１１＞　　２１０円（＋　　３円）１６０,５１３千株
　２.第一船　　＜９１３２＞　　１３１円（＋　２１円）１５３,４５２千株
　３.マツダ　　＜７２６１＞　　３０２円（＋　１６円）　９５,５８１千株
　４.川崎汽船　＜９１０７＞　　２２４円（＋　　７円）　７９,７７２千株
　５.共栄タ　　＜９１３０＞　　２８９円（＋　３６円）　６９,２６４千株

◎売買代金上位　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 (円)
　１.ソニー　　＜６７５８＞　１６６１円（＋１０６円）　９３,３８１百万
　２.ケネディク＜４３２１＞４４６００円（２２５０円）　５１,７４０百万
　３.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　　５６８円（＋　１０円）　３８,６０２百万
　４.トヨタ自　＜７２０３＞　４９４０円（＋　９０円）　３７,２８１百万
　５.みずほ　　＜８４１１＞　　２１０円（＋　　３円）　３３,６５７百万


◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り１８００万株　買い２７２０万株

　本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅高、前日比２４７円（２．０３
％）高の１万２４６８円で取引終了です。

　昨晩のＮＹダウは６２ドル安となったもののそれを見越して東京市場は先行
して下げていたこと、キプロス問題をキッカケとした欧州債務問題に対する警
戒感が一旦やわらいだこと、それを受けて為替が対ユーロ、対ドルともに円安
に振れたこと、加えて昨日に日経平均株価は３４０円安と今年最大の下げ幅と
なった後だけに朝方から先高期待からの押し目買いが優勢、終日高い水準での
値動きとなっています。売買代金は概算１兆９４６４億円、上海総合指数は１
７ポイント高の２２５７です。

　業種別では、海運、陸運、電機、機械、自動車、証券、銀行などの上げが顕
著です。

　個別銘柄では、復興の象徴銘柄として一押しのオリエンタルランドが４３０
円高の１万５４５０円と値を飛ばして昨年来高値更新。これで年初の１万円ど
ころから値幅にして５０００円の上昇、１．５倍となっています。震災直後の
安値６０００円からは２．５倍です。

　３月期末を控えて配当や株主優待の権利確定を狙った買いが入ってきていま
す。ＯＬＣは「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」で使用可能
な１デーパスポートを９月末日、３月末日の株主を対象に配布しており、１０
０株以上保有した場合は年間で２枚のパスポートを受け取れます。今年は開業
３０周年のイベントが開催され、優待＆配当取りと集客増による業績拡大→株
価上昇を期待した買いが継続しています。

　オリエンタルランドの筆頭株主である京成電鉄も３１円高の１０２８円と値
を上げて１０００円台乗せで昨年来高値更新です。

　映画の東映が４日連続高、１２円高の６３９円と値を上げて昨年来高値更新
です。１４時に自社株買いと２０１３年３月期配当計画の増額を発表し、株主
還元強化の姿勢を好感した買いが入っています。今期に特別配１円を実施し、
年間配当計画を従来予想の６円から７円に引き上げます。

　第一汽船が２１円高の１３１円、明治海運がストップ高となる８０円高の５
２４円、共栄タンカーが３６円高の２８９円、乾汽船が３９円高の４５６円、
商船三井が１８円高の３４２円、川崎汽船が７円高の２２４円と海運株が軒並
み高。業種別値上がり率トップとなっています。

　ユーロ圏のキプロス支援を巡る懸念がいったん和らぎ、円安基調が持続する
との期待感から国際海上運賃がドル建ての海運株に物色の矛先が向かっていま
す。ＴＰＰ（環太平洋経済連携協定）参加に伴う海上輸送の増加期待も根強く、
加えて湾岸に倉庫などの物流施設を持つ企業が多いことから公示地価の発表を
控えて土地持ち銘柄として物色する動きも見られます。

　東急不動産が２１円高の９０１円と連日で値を上げて昨年来高値更新。東急
東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転に伴う利便性の向上に加え、１
２年に開業した複合施設「渋谷ヒカリエ」の賃料収入増なども期待でき、渋谷
中心に事業展開する同社株に物色の矛先が向かっています。東急電鉄も２２円
高の７１３円と値を上げて昨年来高値更新です。

　その他、三井住友トラストが２５円高の４３２円と大幅高、クボタが２１円
高の１３１１円、東京スカイツリーを運営する東武鉄道が１２円高の５５３円
と昨年来高値更新、含み資産株のサッポロが４円高の３７６円、医療・介護用
ベッドでシェア７割のパラマウントベッドが１１５円高の３４６０円、エムス
リーが３６００円高の１７万９２００円、育児用品トップのピジョンが９０円
高の６４４０円、日東電工が２６０円高の５６６０円と大きく値を上げていま
す。

　本日の新高値銘柄は、極洋、マルハニチロ、東鉄工業、ツクイ、日清食、コ
スモス薬品、オリエンタルランド、ＤＯＷＡ、シスメックス、高島屋、セブン
銀行、東武、東急、京急、京成、ＪＲ東、東映・・・等々です。




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【２】主な材料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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・政府、黒田日銀総裁の就任を閣議決定　副総裁２名も任命

・関電の大飯原発、新安全基準から除外で今夏も稼働を継続

・福島第１原発、核燃料プール冷却システムが段階的に復旧

・２月の全国百貨店売上高、２カ月連続増　宝飾品など牽引

・２月の粗鋼生産、３カ月ぶりに減少　自動車など内需低迷

・農水省、介護食品の規格統一　認定制度も検討　普及促進

・ファストリ、エアリズムの今年の販売目標は５３００万枚

・インド中銀、２会合連続で利下げ　今後の緩和は慎重姿勢



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【３】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［クレディＳ証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ（5563）日本電工 　　　　　　　　　　350円

［バークレイズＣ証券］
　引上げ　Ｃ→Ａ（8933）ＮＴＴ都市開発　　 8.7万→14.4万円

［野村証券］
　据置き　　　Ｂ（2503）キリンＨＤ　　　　　　　　 1,320円
　引下げ　Ａ→Ｂ（4151）協和発酵キリン　　 1,150→ 1,000円
　新　規　　　Ｂ（4544）みらかＨＤ　　　　　　　　 4,620円

［みずほ証券］
　据置き　　　Ａ（7817）パラマウントベッド 3,200→ 3,800円
　据置き　　　Ａ（7747）朝日インテック　　 4,700→ 5,500円
　据置き　　　Ａ（6869）シスメックス　　　 5,500→ 6,500円

［大和証券］
　引上げ　３→２（9962）ミスミグループ本社 　　　　2,900円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※価格：各証券会社が判断する妥当株価



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【４】商売訓から　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　知恵と才覚で財を成し、今につながる大商家の創業者が残した言葉は、後続
の繁栄を願い、経験と苦労を通して培った商売訓として伝わっています。その
いくつかを以下にてご紹介させていただきます。



◎岩崎弥太郎（三菱財閥の祖）

　「小事にあくせくする者は大事はなせない。

　　　　　ぜひとも大事業を行うという方針を取れ」



◎三井高利（三井財閥の祖）

　「商売は決断力を最も必要とする。

　　　　見切ることによって、たとえ一時的な損失があっても、

　　　　後日にいたってより大きい損失を受けるよりは良い」



◎安田善次郎（安田財閥の祖）

　「意志の弱い人は、困難なことや紛糾する事件に遭遇すると、

　　　　　すぐに参ってしまったり、または嫌がったりし、

　　　　　ついに何事も成し遂げることができない。

　　　　　このような人は、結局、奮然たる気力を発揮して事に当たる

　　　　　勇気がないので、終生向上することはできない。

　　　　　ましてや克己心などあろうはずもない」




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【５】編集後記                           　 mailto:aqua@aqua-inter.com
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安倍政権になってから、景気刺激策（アベノミクス）と超金融緩和策（大胆な
金融緩和）により地価が反転するとの期待が高まり、不動産会社などの土地持
ち企業の株価が上昇してきました。ちなみに２１日（木）発表の「公示地価」
は、１月１日時点における標準地の価格で、実際の売買事例なども考慮されま
す。１月１日時点の評価で土地取引の活発化・地価上昇を確認するのは気が早
い話かもしれませんが、仮定の話として、もし公示地価の全国平均が上昇すれ
ば５年ぶりのことで、過去３０年間では１９８０年後半の「平成バブル」と２
０００年半ば以降の「小泉構造改革」以来、３回目となります。
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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝７年連続受賞＝

◎メルマ！ガ オブ ザ イヤー２０１２ http://melma.com/contents/moy2012/
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　　　「ハロー！株式」　５年連続での『総合大賞』

　　　　（０６年と０７年はマネー部門賞第１位）


◎まぐまぐ大賞２００８ http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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　　　「ハロー！株式」　マネー部門　第１位

　　　　（０６年から０８年まで連続受賞、０９年以降はコンテストなし）


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　ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は
一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断
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　発行：アクアリンクス株式会社　関東財務局長（金商）第２２８２号
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