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　「いつ、どの銘柄を買えばいいの？」「現在の相場をどう見ればいいの？」

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株式投資のＰＡＲＴＮＥＲ　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  　　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　2013/04/05 夕刊

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こんばんは。ａｑｕａです。

　昨年１１月の衆院解散宣言、１２月の安倍政権誕生を経て一昨日までの上昇
を第一幕とすれば、昨日の日銀の「異次元緩和」から相場上昇の第二幕が唸り
をあげてスタートしたと言っていいでしょう。

　ところで、中央銀行は市中のお金の量をコントロールすることによって物価
や景気の調整を行っており、その手段の一つとして金利（お金の調達コスト）
の調節があり、その対象となる金利は以前は「公定歩合」でした。

　公定歩合とは中央銀行が民間銀行に貸し付けを行う際の基準金利で、以前は
預貯金の各種金利が直接的に連動していたため、公定歩合は金融政策の基本的
なスタンスを示す代表的な政策金利でした。

　しかし、金利自由化以後は預貯金金利との直接的な連動性がなくなり、公定
歩合の政策金利としての意味合いが薄れたことから、日銀は調整の対象となる
政策金利を「無担保コール翌日物（金利）」に移すとともに、従来の「公定歩
合」という呼称を「基準割引率および基準貸付利率」に改めました。

　無担保コール翌日物とは、コール市場（短期金融市場の一つ）において金融
機関同士が担保なしで短期資金の貸し借りを行う際の金利で、これがしばらく
金融調節の誘導目標となっていました。

　日銀は無担保コール翌日物の誘導目標を下げ続け、２０１０年１０月からは
０．０～０．１％と実質的なゼロ金利政策を導入しましたが、効果が上がらず、
物価の下落が続き、景気も一向に上向きませんでした。

　短期金利がゼロ付近に張り付き、緩和的な金利調整がほぼ限界に達していた
現状を踏まえ、政策の目標を金利からマネタリーベースに変更したのが昨日の
決断です。効果と副作用を見究めながらの戦力の逐次投入的な政策から、目標
を一点に絞り現時点では副作用を考慮せずに思い切った手段を取り入れたとい
うことです。

　※マネタリーベースとは、世の中で流通している現金（紙幣と硬貨）と、金
　　融機関が預金の払い戻しなどに備えて日銀に預けている当座預金の残高の
　　合計で、「資金供給量」とも言います。



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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場　＜スペシャル版（有料版）通信＞

 ２．主な材料

 ３．主な投資判断

 ４．資産効果

 ５．編集後記








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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１２８３３.６４（＋１９９.１０）△１.５８％
◎ＴＯＰＩＸ　　１０６６.２４（＋　２８.４８）△２.７４％

◎売買高概算　　６４億４９１２万株
◎売買代金概算　　４兆８６３３億円
◎時価総額　　３７０兆５４３０億円

◎値上り銘柄数　１２８８　　◎（昨年来）新高値　３８５
◎値下り銘柄数　　３７０　　◎（昨年来）新安値　　　９
◎変わらず　　　　　５４

◎騰落レシオ（２５日）１２２.０３％

◎サイコロ（日経平均）　　７勝５敗　○●○●○●○●●○○○ ５８.３％

◎カイリ率（日経平均）　２５日線比＋４.５６％　７５日線比＋１３.７１％

◎為替　　（対ドル）　９５.９２　　（対ユーロ）１２４.０２

◎出来高上位
１.みずほ　　＜８４１１＞　 ２０９円（＋　　３円）１,０５８,０５１千株
２.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞ 　６０７円（＋　２９円）　 ３３３,０４４千株
３.東電　　　＜９５０１＞ 　２９６円（＋　　３円） 　１８５,４４０千株
４.野村ＨＤ　＜８６０４＞ 　６０２円（＋　２３円）　 １７７,４６３千株
５.マツダ　　＜７２６１＞ 　２９８円（＋　　９円）　 １７３,３４８千株

◎売買代金上位　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 (円)
１.みずほ　　＜８４１１＞ 　２０９円（＋　　３円）　 ２２８,００４百万
２.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞ 　６０７円（＋　２９円）　 ２０６,１１７百万
３.三井住友　＜８３１６＞ ４１５０円（＋１９０円）　 １５２,３４５百万
４.アイフル　＜８５１５＞ 　７７１円（＋　４４円）　 １１８,３２４百万
５.トヨタ自　＜７２０３＞ ５０９０円（＋１６５円）　 １１３,９５１百万


◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り１６４０万株　買い４２３０万株

　本日の東京マーケットは日経平均株価が３日連続高、前日比１９９円（１．
５８％）高の１万２８３３円で取引終了、３月２１日に付けた戻り高値を上回
って昨年来高値を更新です。

　昨晩のＮＹダウが５５ドル高となったことに加え、昨日に黒田日銀が決めた
量的・質的金融緩和策が期待を上回る内容だったことを好感、さらに円相場が
１ドル＝９７円台、１ユーロ＝１２５．５０円前後の円安に振れたことを好感
して朝方から不動産株中心に幅広い銘柄に買いが先行。寄付き直後の９：０９
には上げ幅が５９１円となって１万３２２５円まで上昇する場面がありました。
ただ、買い一巡後は４月２日の瞬間安値１万１８０５円から１４００円を超え
る上げとなっているだけに、また今晩に注目の米雇用統計の発表を控えて手控
え気分が強まり、引けにかけては上げ幅縮小となっています。売買代金は概算
４兆８６３３億円と大きく膨らんでいます。東証１部の出来高は６４億４９１
２万株と過去最高を更新です。上海市場は清明節で休場です。

　業種別では、不動産の上げが突出し、銀行、陸運、証券、小売、機械、自動
車など軒並み高。一方、紙パ、非鉄、商社などが下げています。

　個別銘柄では、本日の上昇は何と言っても不動産株。三井不動産が３８０円
高の３３１０円、三菱地所が２９９円高の３１４５円、住友不が５２５円高の
４６９０円。東京建物が１５０円高の８５７円とストップ高、東急不動産もス
トップ高で１５０円高の１０８６円、ダイビルが２３１円高の１４３８円と軒
並み大幅高です。

　黒田日銀が昨日決めた金融緩和強化策を受けて、不動産市況や資金調達環境
の改善を期待した買いが集まっています。今回打ち出された日銀の金融緩和強
化策について、焦点は不動産など資産価格の上昇にあるとの見方です。

　他にも不動産保有企業が軒並み大幅高。不動産「赤坂サカス」を保有する民
放キー局のＴＢＳが７９円高の１４９８円、賃貸用不動産の含み益１２００億
円以上のサッポロＨＤが３１円高の４０２円、東京都競馬が３０円高の４２６
円、東京ドームが７６円高の６４２円、含み資産株としての三井倉庫が５６円
高の６２９円、三菱倉庫が１０３円高の１８８２円、住友倉庫が３７円高の６
７８円と値を飛ばしています。

　３メガバンクが揃って昨年来高値更新。三菱ＵＦＪが２９円高の６０７円、
三井住友ＦＧが１９０円高の４１５０円、みずほＦＧが３円高の２０９円。ま
た三井住友トラストが７６円高の５３１円と大きく値を上げています。株式相
場や債券相場の上昇でメガバンクの保有資産の含み益が増えているとの見方か
ら買いが膨らんでいます。

　大幸薬品が連日でストップ高、３００円高の１３３８円となっています。中
国で鳥インフルエンザウイルス「Ｈ７Ｎ９型」の感染が徐々に広がっているこ
とから、除菌製剤「クレベリン」や滅菌関連の器具などの製造を手掛ける同社
に物色の矛先が向かっています。２００９年に国内で新型インフルエンザが発
生した際にも同様の思惑から大幅高した経緯があり、実際、当時は衛生対策意
識や製品需要の高まりから業績が大幅向上しています。

　本日の新高値銘柄は、ＭＩＳＡＷＡ、大和ハウス、積水ハウス、ヤクルト、
キリン、ローソン、セブン＆アイ、東洋水産、Ｊフロント、三越伊勢丹、高島
屋、沢井薬、大幸薬品、ブリヂストン、文化シャッター、シスメックス、日東
電工、三菱重工、トヨタ、日野自、ユニチャーム、三菱ＵＦＪ、三井住友ＦＧ、
三井住友トラスト、野村ＨＤ、松井証券、三井不、三菱地所、住友不、東京建
物、東急不動産、東急、京浜急行、三菱倉庫、三井倉庫、ソフトバンク・・・
等々です。


☆スペシャル版（有料版）通信

　凄い相場です。こうなりますと儲かって当たり前のような錯覚に陥りますが、
そこは冷静になりたいところです。人間は不思議なもので欲望にはキリがあり
ません。１００万円儲かったらもっと儲けたい、しばらくして１００万円儲か
ったら「１００万円しか儲からなかった」、１０００万円儲かっても「１億円
儲けたい」・・・といった具合です。

　それでも欲があることはないことより良いことであり、成長の源です。ただ、
こうした時こそ「ＢＡＣＫ　ＴＯ　ＴＨＥ　ＢＡＳＩＣ」、基本に戻って少し
頭を冷やしたいところです。そんなに上手い話、世の中にそうはありません。
冷静に着実に投資成果を上げたいところです。

　ところで、１２月５日号にて２５０円どころでご紹介させて頂いた「三井住
友トラスト」。本日は７６円高の５３１円と一気に５００円台乗せとなり、２
倍となる第二目標５００円を達成しました。仕込まれた方、本当におめでとう
ございます。

　また、新春お年玉号にて６００円どころでご紹介の「東急不動産」。本日は
ストップ高となる１５０円高の１０８６円と１０００円台乗せとなっています。
こちらも第二目標の１０００円達成です。おめでとうございます。




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【２】主な材料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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・東証１部出来高が過去最高を更新　代金は５年８カ月ぶり

・債券先物、買い一服で利益確定売りが殺到　一時売買停止

・日銀月報、４カ月連続で景気判断を上方修正　０３年以来

・１２年度の携帯電話純増数、ソフトバンクが３年連続首位

・２月景気動向指数、現状と先行き共に上昇　判断引き上げ

・３月上中旬の貿易赤字、１８カ月連続　円安効果で膨らむ

・民活空港運営法案、国の空港運営を民間委託へ　政府決定

・鳥インフルは「タミフル」等の治療薬に弱い　ＷＨＯ見解

・米地区連銀総裁、日銀金融政策「世界経済に好影響」期待



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【３】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［ドイツ証券］
　据置き　　　Ａ（8801）三井不動産　　　　 2,400→ 3,700円
　据置き　　　Ａ（8802）三菱地所 　　　　　2,350→ 3,300円
　据置き　　　Ａ（8804）東京建物　　　　　　 420→   750円
　据置き　　　Ａ（8830）住友不動産　　　　 2,900→ 4,600円
　据置き　　　Ｂ（8815）東急不動産　　　　　 640→   950円

［クレディＳ証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ（8804）東京建物　　　　　　 460→   740円
　引下げ　Ｂ→Ｃ（6472）ＮＴＮ 　　　　　　　　　　　200円

［シティＧ証券］
　新　規　　　Ａ（7735）大日本スクリーン　　　　　　 500円

［野村証券］
　据置き　　　Ａ（3046）ジェイアイエヌ 　　6,200→ 6,700円
　据置き　　　Ａ（8801）三井不動産 　　　　2,420→ 3,420円
　据置き　　　Ｂ（7545）西松屋チェーン　　　 670→   850円
　据置き　　　Ｂ（8802）三菱地所　　　　　 2,140→ 3,010円
　据置き　　　Ｂ（8830）住友不動産　　　　 2,690→ 4,270円
　引下げ　Ｂ→Ｃ（9438）エムティーアイ　　 1,000→   660円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※価格：各証券会社が判断する妥当株価



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【４】資産効果　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　景気が良くなって実際に実入りが増えたという人はまだ少数派かもしれませ
んが、景気の「気」は気分の「気」と申しますとおり、国民・消費者の気分は
明るさを増し、高級品の売り上げなども伸びています。

　また、今回の政策の先にデフレ克服・景気回復を読んだ国内外の投資家が、
資産に占める株式の比重を大幅に引き上げるのは必至で、景気が回復するだろ
うという明るいムードが株価を押し上げます。

　株価などの資産価格が上昇すれば、その分を当てにして消費や企業の投資も
さらに活発化するのが普通で、これを「資産効果」と言います。

　例えば５００万円で取得した株式が相場上昇により８００万円の評価額にな
れば、３００万円の評価益は現金として手にしていなくても３００万円をプラ
スαとして持っているようなものであり、これにより消費に積極的になる（財
布の紐が緩む）ということです。

　景気が悪い方向へ向かっている時は、あらゆる要素が互いに影響しながらス
パイラル的（連鎖的）な悪循環に陥ります。今まではそれが常態化していまし
たが、ようやくそれが正の方向へ向きを変えようとしています。



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【５】編集後記                           　 mailto:aqua@aqua-inter.com
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明日・明後日の土・日は、急速に発達する低気圧の影響で全国的に大荒れの予
報となっています。昨年４月も日本海にあった低気圧が急速に発達して大荒れ
となり、強風による転倒や屋根からの転落、倒木の直撃などにより多数の死傷
者が出た他、トラックなどの横転事故、住宅の破損や停電、そして交通機関の
マヒなど様々な被害が発生しました。今回も同じように大きな被害が出る恐れ
がありますので、皆様もくれぐれもお気を付けくださいませ。
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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝７年連続受賞＝

◎メルマ！ガ オブ ザ イヤー２０１２ http://melma.com/contents/moy2012/
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　　　「ハロー！株式」　５年連続での『総合大賞』

　　　　（０６年と０７年はマネー部門賞第１位）


◎まぐまぐ大賞２００８ http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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　　　「ハロー！株式」　マネー部門　第１位

　　　　（０６年から０８年まで連続受賞、０９年以降はコンテストなし）


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　ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は
一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断
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　発行：アクアリンクス株式会社　関東財務局長（金商）第２２８２号
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