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              ◎ ハロー!株式 ◎     2013/04/12 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 寒の戻りでヒンヤリとした気候が続いていますが、「空は青空、今は春」と
いう事実が気分を明るくさせています。

 ところで、イギリスに古くから伝わる「3びきのくま」という有名な童話が
ありますのであらすじをご紹介したいと思います。

 少女が森でクマの家を見つけます。テーブルの上にはスープが入った皿が3
つ置かれていました。一つは熱すぎ、もう一つは冷たすぎましたが、ちょうど
良い温かさのスープを見つけ全部飲み干してしまいます。

 眠くなったので寝室に行ってみると、3つのベットがありました。一つは硬
すぎ、もう一つはやわらかすぎましたが、ちょうど良い硬さのベッドを見つけ
少女は寝入ってしまう・・・というお話です。ちなみに少女の名はゴルディロ
ックスと言います。

 世界経済は現在、異例の金融緩和というカンフル剤で低迷から脱出し、過熱
することなく安定的な成長軌道へ向かいつつあるように見えます。こうした居
心地の良い経済状況を「ゴルディロックス経済」と呼ぶエコノミストもいます。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.昨年来と年初来

 5.編集後記








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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  13485.14(- 64.02)▼0.47%
◎TOPIX  1148.57(+  1.28)△0.11%

◎売買高概算  45億6544万株
◎売買代金概算  3兆6596億円
◎時価総額  397兆6929億円

◎値上り銘柄数  588  ◎(年初来)新高値 189
◎値下り銘柄数 1020  ◎(年初来)新安値   2
◎変わらず    105

◎騰落レシオ(25日)121.71%

◎サイコロ(日経平均)  7勝5敗 ●○●●○○○○●○○● 58.3%

◎カイリ率(日経平均) 25日線比+7.12% 75日線比+17.01%

◎為替  (対ドル) 99.32  (対ユーロ)129.90

◎出来高上位
 1.東電   <9501>  409円(+ 56円)515,716千株
 2.野村HD <8604>  786円(+ 26円)248,615千株
 3.みずほ  <8411>  218円(-  1円)227,454千株
 4.シャープ <6753>  335円(+ 22円)146,718千株
 5.三菱UFJ<8306>  673円(+  1円)139,515千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.東電   <9501>  409円(+ 56円)202,409百万
 2.野村HD <8604>  786円(+ 26円)191,024百万
 3.三菱UFJ<8306>  673円(+  1円) 93,415百万
 4.ケネディク<4321>78000円(+46百円) 91,946百万
 5.ファストリ<9983>34250円(- 3百円) 82,687百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1340万株 買い1850万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が3日ぶりに下落、前日比64円(0
.47%)安の1万3485円で取引終了です。

 昨晩のNYダウが62ドル高となって3日連続で史上最高値を更新したこと、
円相場が円安傾向で推移していることを好感して朝方は買いが先行、19円高
の1万3568円と本日の高値での寄付きとなりました。ただ、買い一巡後は
この7日間で1500円余りの上昇となっているだけに過熱感が意識され、ま
た週末とあってポジション整理の売りも加わって徐々にマイナスに転じ、12
:38には下げ幅が146円となって1万3402円まで下落。もっとも、下
値では先高期待からの押し目買い意欲は旺盛であり、引けにかけては下げ幅縮
小となっています。尚、東証株価指数(TOPIX)は8日連続高、4月限オ
プションSQ値は1万3608円、売買代金は概算3兆6596億円、上海総
合指数は12ポイント安の2206です。

 業種別では、電力ガス、海運、不動産、保険、ゴム、証券、水産などが高く、
倉庫、陸運、食品、機械、精密などが下げています。

 個別銘柄では、商船三井が25円高の358円と値を飛ばして昨年来高値更
新、宝船の川崎汽船が10円高の220円、日本郵船が6円高の252円、共
栄タンカーが24円高の281円となるなど海運株が軒並み高。10日に発表
された中国の3月の貿易統計で資源などの輸入が大きく伸びており、中国向け
の輸送需要が回復しているとみた買いが継続しています。同セクターの値上が
り率は第二位です。

 東京電力が56円高の409円。関西電力が145円高の1177円、九州
電力が246円高の1385円、東北電力が112円高の995円、中部電力
が105円高の1360円と電力株が軒並み大幅高。業種別で値上がり率トッ
プです。

 茂木敏充経済産業相がテレビ番組で電力会社の発電部門と送配電部門を別会
社にする発送電分離が実現すれば将来統合があったり、いろんな形が考えられ
ると述べ、地域を越えた再編が起こり得るとの思惑から物色の矛先が向かって
います。再編による経営合理化への期待感が高まっています。

 イオンが86円高の1416円と値を飛ばして昨年来高値更新。昨日の引け
後、13年2月期連結決算と14年2月期業績予想を発表。業績好調で今期の
連結経常利益は3期連続で過去最高益更新が見込まれ、好感した買いが入って
います。

 シャープが7日連続高、22円高の335円と連日で値を飛ばしています。
2012年10月~13年3月期(下期)の連結営業損益が200億円強の黒
字(前年同期は711億円の赤字)となった模様と報じられ、業績がひとまず
最悪期を抜けたとして今後の業績改善を期待した買いが継続しています。主要
取引銀行が融資を継続する方針を固めたことも資金繰りの面で支援材料となっ
ています。

 その他、医療機器メーカーの大研医器が133円高の3130円と値を飛ば
して昨年来高値更新、三井不動産が140円高の3600円、住友不も135
円高の5020円、東京建物が40円高の959円といずれも大幅高、中国繊
維大手の山東如意科技集団(山東省)が出資比率を現在の41%から5割強に
引き上げる方針を固めたと報じられてレナウンが33円高の177円と急騰、
建機レンタル最大手のカナモトが131円高の2173円と大幅高で昨年来高
値更新です。

 本日の新高値銘柄は、東亜道路、日本粉、ツクイ、キューピー、レナウン、
ブリヂストン、住友電工、東芝機械、不二越、日立、アルプス、浜ホト、日産、
ホンダ、大研医器、イオン、野村HD、三井不、商船三井、東電、関電、カナ
モト・・・等々です。



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【2】主な材料                          **
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・TPP事前協議、かんぽの新商品を凍結 米側の要請で

・自動車分野の日米協議、米国側の自動車関税を当面維持

・日銀総裁、足元の景気「持ち直しに向かう明るい動き」

・日銀新オペ、長国2兆5千億円買い入れ、過去最大規模

・中国の山東如意、レナウンへの出資を5割超に引き上げ

・東北電、輸入石炭価の大幅引き下げでスイス大手と合意

・ノムラ個人投資家調査、先行き「上昇」回答比率が低下

・米小売業の3月売上高2.2%増 4カ月ぶり低い伸び

・米エヌビディア、総額10億ドルを株主に還元 年度中



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【3】主な投資判断                        **
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[UBS証券]
 新 規   A(9678)カナモト          2,600円
 引上げ B→A(5801)古河電工       200→   260円
 据置き   A(7453)良品計画      7,200→ 9,500円
 引上げ C→B(9104)商船三井       240→   330円

[クレディS証券]
 据置き   A(8801)三井不動産     2,700→ 4,400円
 引上げ B→A(8802)三菱地所      2,500→ 3,800円
 据置き   A(8804)東京建物       740→ 1,400円
 据置き   A(8815)東急不動産      900→ 1,700円
 引上げ B→A(8830)住友不動産     3,600→ 6,800円

[野村証券]
 据置き   A(3050)DCM        740→ 1,100円
 据置き   A(4272)日本化薬      1,100→ 1,600円
 引下げ A→B(7581)サイゼリヤ     1,350→ 1,300円
 引下げ A→B(7312)タカタ       1,950→ 2,000円

[みずほ証券]
 引上げ B→A(5233)太平洋セメント    240→   300円
 引下げ A→B(2502)アサヒグループ   2,430→ 2,350円
 引下げ A→B(5393)ニチアス       550→   570円

[大和証券]
 据置き   1(7453)良品計画          9,500円
 据置き   1(7201)日産自動車     1,100→ 1,050円
 据置き   2(7202)いすゞ自動車         670円
 据置き   2(7203)トヨタ自動車    5,000→ 5,600円
 据置き   2(7267)本田技研工業    3,700→ 3,900円
 引上げ 3→2(9793)ダイセキ          1,950円
 据置き   2(7270)富士重工      1,450→ 1,600円
 新 規   2(9531)東京ガス           560円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※価格:各証券会社が判断する妥当株価



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【4】昨年来と年初来                       **
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 四本値(始値、高値、安値、終値)のうち、高値と安値は、その日(または
週、月、年)の株価がこれ以上先には行かなかったという限界を示しています。

 その限界点を突き破り、主にその年の高値・安値を更新した際の株価を「新
値」と言い、「年初来の高値(安値)を更新」「新高値(新安値)更新」「新
値を取った」などと表現されます。

 いつからの高値(安値)を更新したのかについては「昨年来」と「年初来」
を時期によって使い分けています。

 通常は年明けから3月31日までの期間は、前年1年間を含めた高値・安値
の更新を対象にし「昨年来高値(安値)」と表現します。

 4月1日以降はその年の大発会(年の一番最初の取引日)から当日までの期
間の高値あるいは安値の更新が対象となり、「年初来高値(安値)」と表現し
ます。ただし、4月以降でありましても、前年に目立った高値(安値)がある
場合はあえて「昨年来」と表記する場合もあります。

 ちなみにアメリカでは、現在から過去1年間の新値更新を「52週高値(安
値)更新」として重視しています。

 尚、新聞の株式欄では、年初来(1~3月は昨年来)高値・安値を白抜きで
表示しています。



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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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通常の相場変動では、過去の高値(前回押し戻された水準)が上値抵抗となる
ことが多く、下方ではそれまでの安値(前回下げ止まった水準)が節目として
意識されます。それ故、高値でも安値でも、それまでの限界を突き破った「新
値」は、相場の流れが変わるサインとして重視されています。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =7年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2012 http://melma.com/contents/moy2012/
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   「ハロー!株式」 5年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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