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              ◎ ハロー!株式 ◎     2013/06/18 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 今日も蒸し暑い一日でした。明日から天気が崩れるとのことですが、今年も
暑い夏となる気配が濃厚です。

 ところで、話は唐突ですが、中央銀行の目的は物価の安定と景気の調整を図
り、経済の健全な成長を持続させることです。

 景気が低迷すれば中央銀行は金利を低めに誘導して景気浮揚を促します。リ
ーマンショック以降の世界的な景気後退で世界の中央銀行、とりわけ日米の中
央銀行は事実上のゼロ金利政策に踏み切り、これ以上下げられないところまで
金利を引き下げました。

 しかしながら、デフレ経済下で資金の需要は伸びず、中央銀行の政策は手詰
まりとなり超低金利でも景気が浮揚しないということが明らかになりました。

 そこで取られた金融政策が、資産の買い入れを行うことで直接的に市中で流
通するマネーの量を増やすことを狙った「量的緩和政策」です。

 アメリカの中央銀行である米連邦準備理事会(FRB)によって実施されて
いるQE3(量的緩和第3弾)を例にしますと、開始時期は2012年9月で、
毎月400億ドルの住宅ローン担保証券(MBS)を購入、同年12月には毎
月450億ドルの長期国債の購入と合わせて計850億ドルに規模が拡大され、
「雇用情勢が著しく改善するまで」として終了期限を設けず現在まで継続され
ています。

 量的緩和政策は、市場に資金を放出することで物価下落に歯止めをかけ、融
資や投資の拡大を狙った金融政策で、国債の購入を伴うため金利を低位安定さ
せる効果もありました。

 また、大量に放出された資金(余剰マネー)は投資先を求め、株式市場等に
流れ込み相場上昇を後押ししてきました。これがいわゆる「過剰流動性相場」
です。(以下4番に続く)



……………………………………………………………………………………………
 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
……………………………………………………………………………………………


 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.金融政策の変更条件

 5.編集後記







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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  13007.28(- 25.84)▼0.20%
◎TOPIX  1086.40(+  1.68)△0.15%

◎売買高概算  24億3480万株
◎売買代金概算  1兆9258億円
◎時価総額  377兆4679億円

◎値上り銘柄数 775   ◎(年初来)新高値 11
◎値下り銘柄数 813   ◎(年初来)新安値  7
◎変わらず   123

◎騰落レシオ(25日) 73.79%

◎サイコロ(日経平均) 4勝8敗 ●○●●●○●●●○○● 33.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-6.49%  75日線比-2.07%

◎為替  (対ドル)94.90  (対ユーロ)126.58

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  190円(+  1円) 92,217千株
 2.群栄化  <4229>  460円(+ 50円) 88,792千株
 3.三菱自  <7211>  142円(-  1円) 85,945千株
 4.東電   <9501>  538円(-  9円) 75,567千株
 5.川崎船  <9107>  189円(+  4円) 73,767千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.トヨタ自 <7203> 5800円(+100円) 62,154百万
 2.ソニー  <6758> 2036円(+ 86円) 60,713百万
 3.東電   <9501>  538円(-  9円) 40,893百万
 4.野村HD <8604>  747円(+ 15円) 40,541百万
 5.群栄化  <4229>  460円(+ 50円) 40,161百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2200万株 買い2760万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が3日ぶりに下落、前日比25円(0
.20%)安の1万3007円で取引終了です。

 昨晩のNYダウが109ドル高となったことを受けて朝方は買いが先行、9
:08には上げ幅が106円となって1万3139円まで上昇する場面があり
ました。ただ、今晩から開催の注目の米FOMCを控えて手控え気分は強く、
買い一巡後は上げ幅縮小。その後、麻生財務相が日銀の追加金融緩和観測につ
いて「期待しているのは一部」と述べたことも重石となり、小幅ながらマイナ
スに転じています。米金融政策の行方を見極めたいとして神経質な値動きとな
っており、売買代金は概算1兆9258億円と2日続けて2兆円を下回ってい
ます。上海総合指数は3ポイントの小幅高で2159です。

 業種別では、海運、鉱業、証券、石油、電力ガス、ゴム、不動産などが高く、
繊維、陸運、医薬品、非鉄、銀行などが下げています。

 個別銘柄では、海運株が軒並み高で業種別値上がり率トップ。商船三井が2
2円高の381円。、共栄タンカーが11円高の212円、飯野海運が23円
高の533円、明治海運が15円高の390円、川崎汽船が4円高の189円
となっています。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶバラ積み船市況の総合的な値
動きを示すバルチック海運指数(1985年=1000)が8日続伸して92
5となり、市況好転を好感した買いが入っています。

 ニコニコ動画運営のドワンゴが3万5000円高の48万1000円と上昇。
7月21日予定の参院選の前哨戦である都議選の投開票を23日に控え、選挙
関連として物色の矛先が向かっています。参院選から解禁されるインターネッ
ト選挙の関連銘柄には広告料収入や有料会員の増加が見込めます。選挙関連銘
柄として、選挙情勢の調査受託などを手掛けるもしもしホットラインも3日連
続高で41円高の1162円と値を上げています。

 ソニーが86円高の2036円と連日で上昇。ソニーのエンターテインメン
ト部門などの分離を提案している米ヘッジファンドのサード・ポイントが保有
株を買い増したと報じられ、思惑的な買いが入っています。サード・ポイント
は保有株を7000万株に引き上げたことをソニーの平井CEO宛に書簡を送
ったとしています。

 IHIが3日連続高、6円高の364円となっています。米ゼネラル・エレ
クトリック(GE)と次世代の航空機エンジンを共同開発すると報じられ、材
料視した買いが入っています。共同開発するエンジンはIHIが開発したセラ
ミック系素材技術を採用し、米ボーイングが2019年の就航を目指す新型機
に搭載される見通しです。航空機の心臓部となるエンジン分野での事業拡大に
対する期待が高まっています。

 その他、国内販売計画をハイブリッド車(HV)を中心に5万台上乗せして
約150万台に引き上げると報じられたトヨタが100円高の5800円、建
機レンタル好調の西尾レントオールが73円高の1964円、大衆目薬首位の
ロート製薬が44円高の1420円、3Dプリンター関連の群栄化学が50円
高の460円、北陸3県で最大手のくすりのアオキが420円高の6600円、
九州地盤のコスモス薬品が860円高の1万1100円、東京建物が40円高
の778円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、ライト工、カカクコム、スタートトゥデイ、日本カー
バイド、サカタインクス、新日本無線・・・等々です。



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【2】主な材料                          **
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・G8首脳宣言、経済回復のため「確固たる行動が必要」

・4月の鉱工業生産確報は0.9%上昇 基準年等を変更

・4月の製造工業稼働率、自動車生産伸び3カ月ぶり上昇

・原発新基準、施行前倒し 8日から再稼働申請受け付け

・世界から中国への投資、1~5月は1%増 中国商務省

・インドネシア、ガソリン4割値上げへ 経済減速に懸念

・米スプリント、ディッシュ相手にTOB差し止めを提訴



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【3】主な投資判断                        **
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[クレディS証券]
 引上げ B→A(5444)大和工業      2,800→ 3,500円
 新 規   A(9101)日本郵船           340円
 新 規   A(9104)商船三井           490円

[UBS証券]
 引上げ B→A(1812)鹿島         320→   370円
 引上げ B→A(1833)奥村組        420→   460円
 引上げ C→B(1801)大成建設       280→   330円
 引上げ C→B(1802)大林組        500→   530円
 引上げ C→B(1803)清水建設       300→   400円
 引上げ C→B(1824)前田建設       420→   470円
 引上げ C→B(1860)戸田建設       270→   290円

[JPモルガン証券]
 新 規   A(5002)昭和シェル石油        920円
 新 規   A(5020)JXHD           600円

[野村証券]
 据置き   A(6857)アドバンテスト       1,768円
 据置き   A(8308)りそなHD      500→   570円
 据置き   A(8309)三井住友トラスト   450→   530円

[SMBC日興証券]
 引上げ B→A(6508)明電舎        250→   400円

[みずほ証券]
 新 規   A(4208)宇部興産           260円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価



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【4】金融政策の変更条件                     **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞

(序文の続き)

 それだけに、ニューヨークの市場関係者は「緩和縮小」(出口戦略)を想起
させる材料に非常にナーバスになっており、5月22日にバーナンキFRB議
長が「雇用見通しが持続的な改善を示せば量的緩和の規模を縮小する可能性が
ある」と話して以降、金融政策を巡る先行き不透明感が強まりました。

 今日明日で開催されるFOMCと、その後の会見でバーナンキFRB議長は
こうした不透明感を払拭し、市場を納得・安心させることができるかが焦点と
なっています。

 ところで、繰り返しになりますが、中央銀行の目的は物価の安定と景気の調
整を図り(景気低迷時は金融緩和、過熱時は金融引き締め)、経済の健全な成
長を持続させることです。

 従いまして、金融政策が当初の目的を達成した場合、金融政策が効果を発揮
し、経済の持続的成長に寄与したと判断させる場合には、中央銀行がその金融
政策を変更するのは当然です。

 FRBが緩和縮小を決定する場合、それは米経済が拡大基調にあるというこ
とです。経済が拡大基調を辿るのであれば、企業の収益は増大し、企業収益を
根拠とする株式相場も自ずと上昇基調となるのが必然です。いわゆるこれが「
金融相場」から「業績相場」への移行であり、金融政策の変更は経済成長に伴
い必ず通る通過点であるということです。

 ちなみに、今回のFOMCで量的緩和の縮小が決定されるということではな
く、縮小に近づいていることを示唆する可能性あるということに市場はおのの
いています。つまり市場は点滴を外されるかもしれないということに恐怖を抱
いているわけですが、点滴を外され一時的なショックがありましても(あるか
どうかは不確実ですが)、自身(米経済)の回復を自覚し成長軌道に乗ったこ
とを確信できればそのことを前向きにとらえる段階がやってきます。

 尚、3月19日~20日に開催されたFOMCの議事録では、QE3による
買い入れ規模について「2013年終盤に縮小を開始、同年末に終了」という
意見が最も多くの支持を集めました。また、4月30日~5月1日開催のFO
MC議事録では、今後の経済指標に応じて買い入れ規模の拡大・縮小のどちら
の方向にも調整できるよう用意しておくことが重要であるというのが大半のメ
ンバーの意見で、資産購入ペースの減速を決定する前に労働市場の一段の改
善が必要であるとの認識が示された一方、一部のメンバーは「経済成長が力強
く、持続的」であれば、早ければ6月の会合でQE3の縮小を支持するとの姿
勢を示しています。

 現在は、緩和策の縮小を開始する前の段階であり、その可能性(方向性)を
示唆するかどうかが焦点となっていますが、FRBが事実上のゼロ金利政策を
変更するのはまだかなり先の話で、「失業率が6.5%以内、1~2年先のイ
ンフレ見通しが2.5%」という水準をクリアするまで継続されます。

 金融政策を巡り警戒感が強まっているのは事実ですが、その一方でNYダウ
はその先を見越すように過去最高値を射程に捉えていることも事実です。


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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版に掲載された観測記事には、バ
ーナンキFRB議長はFOMC後の会見で緩和縮小の可能性を示唆する一方、
米経済の強さが緩和の縮小をすぐに正当化するとの考えを示しつつ、量的緩和
の縮小は利上げを早めるものではないことも明らかにする見通しだとしていま
す。この記事によって相場が大きく動いたことが影響したためかどうか、執筆
者はFRB関係者から何らかの示唆があったわけではないとし、緩和縮小の時
期は個人的には9月からだと思っているとのコメントをツイートしています。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =7年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2012 http://melma.com/contents/moy2012/
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   「ハロー!株式」 5年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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