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　「いつ、どの銘柄を買えばいいの？」「現在の相場をどう見ればいいの？」

　　　　　　　独自の観点でａｑｕａがやさしく解説します。



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株式投資のＰＡＲＴＮＥＲ　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  　　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　2013/10/01 夕刊

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こんばんは。ａｑｕａです。

　２０１３年度も今日から下期入りです。この場合の「年度」は「会計年度」
を指していますが、慣習や業界によって様々な「年度」のくくりがあり、例え
ばコーヒー年度は１０月から新年度となります。

　コーヒーの貿易額は、小麦やコメなどを上回り、一次産品（加工されていな
い産出品）としては原油や天然ガスに次ぐ規模で、日本の消費量はアメリカ、
ブラジル、ドイツに次いで世界４位、国内の消費量は緑茶を遥かに上回り、コ
ーヒーはもはや国民飲料的な存在になっています。

　先週の週刊「東洋経済」に詳述されていますとおり、日本においては過去に
何回かコーヒーブームが起こり、現在は新たなブームを迎えています。その火
付け役はセブン－イレブンが今年１月から展開している「セブンカフェ」です。

　１杯１００円で本格的なドリップコーヒーを提供する「セブンカフェ」は想
定以上の売れ行きとなっており、年間売上高は４００億円を超える見通しで、
他のモノも合わせて購入するケースが多いことから客単価のアップにもつなが
っているようです。

　商材としてのコーヒーの魅力は利益率の高さで、粗利益率は約５割、１００
億円売れば５０億円が利益になると言われており、今年になってからのセブン
の快進撃に他のコンビニでも同様のサービスを拡充し、牛丼の「すき家」でも
１００円コーヒーの提供店舗を順次拡大しています。

　ちなみに１００円コーヒーの攻勢で打撃を受けているのは缶コーヒーです。
１００円コーヒーではマクドナルドが先行しましたが、セブンカフェのスター
ト以降、缶コーヒーの売り上げは数％ほど落ち込んでいると言われます。

　日本のコーヒー市場全体で、インスタントコーヒーを中心に大きなシェアを
握るネスレは、１年ほど前からオフィスへのコーヒーマシンの導入をすすめて
います。マシンは無償貸与のため、専用のパックなどの販売で収益を得る方式
で、導入オフィスは年内に１０万カ所に達する勢いです。



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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場　

 ２．主な材料

 ３．主な投資判断

 ４．９月短観の主なデータ

 ５．編集後記






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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１４４８４.７２（＋　２８.９２）△０.２０％
◎ＴＯＰＩＸ　　１１９３.４４（－　　０.６６）▼０.０６％

◎売買高概算　　２７億９４４４万株
◎売買代金概算　　１兆９２８３億円
◎時価総額　　４１８兆００９２億円

◎値上り銘柄数　６５８　　◎（年初来）新高値　５７
◎値下り銘柄数　９６４　　◎（年初来）新安値　１０
◎変わらず　　　１２６

◎騰落レシオ（２５日）１０９.８６％

◎サイコロ（日経平均）　５勝７敗　●○●○○●●●○●●○ ４１.７％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比＋２.０３％　　７５日線比＋３.６１％

◎為替　　（対ドル）　９７.９３　　（対ユーロ）１３３.０１

◎出来高上位
　１.みずほ　　＜８４１１＞　　２１３円（±　　０円）１３６,４６４千株
　２.グローブラ＜７９９０＞　　１７１円（＋　２７円）１０３,９７７千株
　３.東電　　　＜９５０１＞　　５８６円（－　２５円）　９７,１８３千株
　４.三井住友建＜１８２１＞　　１２４円（±　　０円）　９０,８７７千株
　５.神戸鋼　　＜５４０６＞　　１７８円（－　　４円）　７０,２４２千株

◎売買代金上位　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 (円)
　１.ソフトＢＫ＜９９８４＞　６９６０円（＋１７０円）１１２,２２４百万
　２.東電　　　＜９５０１＞　　５８６円（－　２５円）　５８,６７１百万
　３.トヨタ自　＜７２０３＞　６２７０円（±　　０円）　５０,０９２百万
　４.日経レバＥ＜１５７０＞　９４２０円（±　　０円）　３４,１８７百万
　５.みずほ　　＜８４１１＞　　２１３円（±　　０円）　２９,２３１百万


◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り８６０万株　買い１６５０万株

　本日の東京マーケットは日経平均株価が小幅高、前日比２８円（０．２０％
）高の１万４４８４円で取引終了です。

　米政府機関の閉鎖が現実味を帯びたことで昨晩のＮＹダウは１２８ドル安と
なりましたが、８：５０に発表された日銀短観で大企業製造業ＤＩがプラス１
２と大幅改善したこと、加えて円相場が１ドル＝９８円台半ば、１ユーロ＝１
３３円近い円安に振れたことを好感して朝方から買いが先行。１１：１３には
上げ幅が１８７円となって１万４６４２円まで上昇する場面がありました。た
だ、買い一巡後は米政府機関の一部閉鎖が確実になったこと、また安倍首相が
消費税増税を表明したことによる景気への影響を懸念した売りが優勢となって
徐々に上げ幅縮小。もっとも、昨日に３０４円の大幅安となった後だけに下値
では押し目買いが入り、プラス圏での底堅い値動きとなっています。売買代金
は概算１兆９２８３億円、上海市場は国慶節で休場です。

　業種別では、金属、空運、情報通信、鉄鋼、非鉄などが高く、電力ガス、石
油、海運、繊維などが下げています。

　個別銘柄では、自動車内装用レザー大手の共和レザーがストップ高となり、
８０円高の４０１円。昨日の引け後に１４年３月期の連結業績予想を大幅増額
修正し、好感した買いが集まっています。売上高を３６５億円から３９５億円
（前期比１５．２％増）、営業利益を４億円から１１億円（同３．９倍）に引
き上げています。国内自動車メーカー向けの販売が好調です。

　タカラバイオが１６８円高の２５３８円と値を飛ばしています。昨日に新し
い方法を用いて作製したｉＰＳ細胞の受託生産を始めると発表。京都大学が持
つｉＰＳ細胞の特許を管理するｉＰＳアカデミアジャパン（京都市）と特許実
施許諾契約を結び、従来よりも安全性の高いｉＰＳ細胞を作製できることから
事業の成長を期待した買いが入っています。

　ソフトバンクが１７０円高の６９６０円と値を飛ばしています。一時は７０
３０円まで上昇して７月２５日に付けた年初来高値７０１０円を上回る場面が
ありました。新たな材料は出ていませんが、米アップルのスマートフォン「ｉ
Ｐｈｏｎｅ」新型モデルが９月２０日に発売となってから株価は堅調に推移し
ており、携帯電話事業の伸びに期待した買いが継続しています。

　新日鉄住金が５円高の３３８円と値を上げています。宗岡正二会長兼最高経
営責任者（ＣＥＯ）がコスト削減目標の２０００億円について、当初計画の３
年間より前倒しで達成できるとの見通しを示し、好感した買いが入っています。
２０１５年３月期にも売上高経常利益率で１０％という目標の達成を目指すと
しています。

　ファッション衣料のしまむらが６３０円高の１万０４００円と大幅高。昨日
の引け後に発表した２０１３年３～８月期の連結純利益が１３９億円となって
過去最高を更新。年配当も前期実績比１０円増の１６０円としており、好業績
と配当積み増しを好感した買いが入っています。

　その他、高吸水性樹脂世界トップの日本触媒が１１円高の１１４９円と連日
で上昇、橋梁・ビルなどコンクリート構造物補修最大手のショーボンドＨＤが
６０円高の４５２５円、ガス器具トップのリンナイが１２０円高の７４００円、
ＪＡＬが４０円高の５９８０円と年初来高値更新、臨床試験受託最大手の新日
本科学が２５６円高の１６５０円と値を飛ばしています。

　本日の新高値銘柄は、中電工、日清粉、わらべや日洋、共和レザー、テイカ、
チタン工業、日油、沢井製薬、日本ペイント、中国塗料、日本ヒューム、ノー
リツ、日本トリム、日立造船、ＫＩＭＯＴＯ、ＪＡＬ、ソフトバンク・・・等
々です。



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【２】主な材料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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・首相、消費増税表明　来年４月から税率８％に引き上げ

・９月短観、大企業製造業ＤＩは＋１２　予想以上の改善

・９月失業率は４．１％に上昇　景気回復で職探し増える

・８月消費支出、前年比１．６％減　２カ月ぶりマイナス

・９月の新車販売は１２．４％増　軽自動車２４．４％増

・ＣＥＡＴＥＣが開幕、海外１６３社含む５８７社が参加

・三井物産やキリンビールで秋の入社式　外国人の採用で

・米政府機関、１８年ぶりに閉鎖　約８０万人が一時帰休



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【３】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［クレディＳ証券］
　据置き　　　Ａ（7270）富士重工　　　　　 3,000→ 3,240円

［ＵＢＳ証券］
　据置き　　　Ａ（6723）ルネサスエレク　　　　　　　 600円
　引下げ　Ａ→Ｂ（3402）東レ　　　　　　　　 720→   680円
　据置き　　　Ｂ（6503）三菱電機　　　　　　 900→ 1,100円

［ゴールドマンＳ証券］
　据置き　　　Ａ（9697）カプコン　　　　　　　　　 2,200円
　据置き　　　Ｂ（6460）セガサミー　　　　　　　　 2,600円
　据置き　　　Ｂ（7974）任天堂　　　　　　　　　　12,000円

［シティＧ証券］
　据置き　　　Ａ（4114）日本触媒　　　　　 1,250→ 1,350円
　据置き　　　Ａ（4503）アステラス製薬　　　　　　 6,900円

［野村証券］
　据置き　　　Ａ（9843）ニトリＨＤ　　　　10,500→11,500円
　据置き　　　Ａ（6502）東芝　　　　　　　　　　　　 600円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価



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【４】９月短観の主なデータ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◆大企業製造業　業況判断指数（ＤＩ）※大手製造業の景況感を示す

　　＋１２　　　３四半期連続の改善で、前回６月調査（＋４）から８ポイン
　　　　　　　　ト上昇。水準としてはリーマンショック（０８年８月）前の
　　　　　　　　０７年１２月以来、５年９カ月ぶりの高水準。



◆大企業製造業　先行きＤＩ　※３カ月後の業況判断

　　＋１１　　　前回６月調査（＋１２）から下方修正され改善一服。



◆大企業製造業　想定為替レート（円）※１３年度事業計画の前提

　　９４.４５ 　前回６月調査（９１.２０）よりも円安方向に修正。
　　　　　　　　上期は９４.７７円、下期が９４.１４円。



◆大企業非製造業ＤＩ

　　＋１４　　　改善は３四半期連続で、前回６月調査（＋１２）から２ポイ
　　　　　　　　ント上昇。大企業製造業と同じく０７年１２月以来の高水準。



◆大企業全産業の１３年度の設備投資計画（前年度比）

　　５．１％増　前回６月調査（５．５％増）から下方修正。



◆大企業全産業の１３年度の収益計画

　　売上高　　３．９％増　前回６月調査（３．２％増）から上方修正。

　　経常利益１３．９％増　前回６月調査（８．４％増）から上方修正。



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【５】編集後記                           　 mailto:aqua@aqua-inter.com
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アメリカでは１８年ぶりに政府機関の一部閉鎖が決定し、日本では安倍総理が
１７年ぶりとなる消費税の税率引き上げを表明しましたが、いずれも以前から
議論され想定されていたことであるため本日の相場への影響は限定的となって
います。ちなみにアメリカで前回、政府機関が閉鎖された時は相場へのマイナ
ス影響は一時的なもので、国際公約となっていた日本の消費増税決定には「国
の信認維持」というプラス面もあります。
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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝７年連続受賞＝

◎メルマ！ガ オブ ザ イヤー２０１２ http://melma.com/contents/moy2012/
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　　　「ハロー！株式」　５年連続での『総合大賞』

　　　　（０６年と０７年はマネー部門賞第１位）


◎まぐまぐ大賞２００８http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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　　　「ハロー！株式」　マネー部門　第１位

　　　　（０６年から０８年まで連続受賞、０９年以降はコンテストなし）


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　ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は
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