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              ◎ ハロー!株式 ◎     2013/10/18 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 自由診療が基本のアメリカでは、公的保険は高齢者向け(メディケア)と低
所得者向け(メディケイド)があるのみで、それ以外は民間の保険会社と契約
することになります。当然、無保険者もいるわけで、医療サービスを受けられ
ない市民(推定4800万人)の存在はアメリカが抱える社会問題の一つです。

 そのような状況を踏まえて、国民皆保険を目指したのが「オバマケア」と呼
ばれる医療保険制度改革です。これに強硬に反対したのが下院を握る共和党で、
オバマケア阻止のために2014年会計年度暫定予算に反対し続けました。

 結果、アメリカでは新しい会計年度が始まる10月からの予算がつかず、1
日から警察、医療、航空管制といった国民の安全を支える機関を除き、連邦政
府の多くの機関が閉鎖されましたが、17日になってようやく閉鎖が解除され
ました。

 政府機関が閉鎖されていた間、FRBや地区連銀、業界等が集計する一部の
経済指標を除き、雇用統計などの発表は延期されていましたが、政府機関の閉
鎖解除に伴いようやく経済指標の発表が再開されます。

 主な経済指標の新たな発表予定日は下記のようになっていますが、11月1
日に予定していた10月の雇用統計の発表も1週間遅らせ11月8日に変更に
なっています。


   当初発表予定日  変更後

  (10月17日) 21日 週間の米石油在庫統計

  (    4日) 22日 9月の米雇用統計

  (   10日) 23日 9月の米輸出入物価指数

  (   11日) 29日 9月の米卸売物価指数

  (   16日) 30日 9月の米消費者物価指数

  (11月 1日)  8日 10月の米雇用統計



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.悪魔がひそむ月

 5.編集後記







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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  14561.54(- 24.97)▼0.17%
◎TOPIX  1205.52(-  0.73)▼0.06%

◎売買高概算  20億5939万株
◎売買代金概算  1兆6078億円
◎時価総額  422兆8224億円

◎値上り銘柄数 826  ◎(年初来)新高値 54
◎値下り銘柄数 769  ◎(年初来)新安値  0
◎変わらず   156

◎騰落レシオ(25日)104.78%

◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ●●●●○○○○○○○● 58.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比+1.07%  75日線比+2.89%

◎為替  (対ドル) 98.00  (対ユーロ)134.16

◎出来高上位
 1.シャープ <6753>  293円(+  3円) 95,923千株
 2.三井住友建<1821>  122円(+  3円) 79,321千株
 3.みずほ  <8411>  209円(-  1円) 72,118千株
 4.マツダ  <7261>  456円(-  1円) 63,268千株
 5.三菱重工 <7011>  624円(+ 23円) 52,498千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.ソフトBK<9984> 7280円(- 20円) 65,874百万
 2.トヨタ自 <7203> 6280円(- 60円) 45,842百万
 3.三井住友 <8316> 4895円(+ 20円) 35,806百万
 4.三菱重工 <7011>  624円(+ 23円) 32,294百万
 5.マツダ  <7261>  456円(-  1円) 28,902百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1420万株 買い2110万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が8日ぶりに下落、前日比24円(0
.17%)安の1万4561円で取引終了です。

 昨晩のNYダウが2ドルの小幅安となったこと、米債務上限の引き上げ問題
に関する合意が一旦材料出尽くし感に繋がったこと、加えて昨日までの7日連
続高で733円の上昇幅となっていただけに警戒感が意識され、朝方から様子
見ムードの強い展開。週末とあって手控え気分も強く、終日膠着感の強い展開
となっています。もっとも、来週末から発表が本格化する国内主要企業の4~
9月期決算で好調な結果が相次ぐとみられ、先高期待からの押し目買い意欲は
強く、下値も限定的です。売買代金は概算1兆6078億円、上海総合指数は
5ポイントの小幅高で2193です。尚、中国の7~9月GDPは実質で前年
同期比7.8%増と3四半期ぶりに拡大しています。

 業種別では、海運、不動産、石油、建設、機械などが高く、保険、ゴム、空
運、鉄鋼などが下げています。

 個別銘柄では、環境総合コンサルタントでダイオキシン等超微量分析に強み
のある環境管理センターが102円高の830円と大幅高。世界保健機関(W
HO)の専門組織、国際がん研究機関が微小粒子状物質「PM2.5」など大
気汚染による発がんリスクを「5段階の危険度のうち最高レベルに分類した」
と報じられ、材料視した買いが集まっています。同社は「PM2.5」の観測
やPM2.5より小さいナノ粒子の研究を手がけています。「PM2.5」に
対応する産業用マスクを手掛ける重松製作も108円高の926円、防塵・防
毒マスクの興研も82円高の2860円と値を飛ばしています。

 スタートトゥデイが32円高の2784円と値を上げて3日連続高。31日
に始めるファッション商品比較サービス「WEAR(ウェア)」をパルコが試
験的に導入すると前日の引け後に発表。新サービスの利用増への期待感から買
いが入っています。同サービスは店頭で衣料品のバーコードをスマートフォン
で撮影すると、商品をネットで比較しながら通販サイトでも買えるというもの
です。

 ダイキンが220円高の5690円と値を飛ばして年初来高値更新。202
0年の東京五輪に向けて空調機器を売り込むプロジェクトチームを発足させた
と報じられ、好感した買いが入っています。競技施設や周辺のマンションなど
への納品を狙います。五輪をきっかけに大型空調機器の国内シェアを現在の約
15%から約30%に倍増を目指します。

 三菱地所が44円高の2877円、三井不が35円高の3380円、住友不
が75円高の4825円、東急不が25円高の1028円と不動産株が軒並み
高。政府が成長戦略の柱に据える国家戦略特区での規制緩和案に、「都心の居
住を促す容積率規制の緩和を明記」と報じられ、規制緩和をきっかけとした都
心部の再開発やマンション建設増への期待から買いが入っています。

 その他、創薬ベンチャーのペプチドリームが2430円高の1万4290円
と大幅高で4ヶ月ぶりに上場来高値更新、羽田空港ターミナルビル大家の日本
空港ビルが53円高の2481円と値を上げて年初来高値更新と上値追いの展
開継続中。

 帝国ホテルが22円高の2454円と連日で上昇、JR東日本筆頭株主で鉄
道・道路・マンション建設に強い鉄建が38円高の321円と大幅高、建設向
け仮設型枠や構造機材を手掛ける岡部が78円高の1287円、工業用資材ネ
ット通販のMonotaROが155円高の3070円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、長谷工、アサヒ、日東紡、住友精化、岡部、ダイキン、
加藤製作、富士電機、日本トリム、良品計画、三菱鉛筆、日本空港ビル、プレ
ナス・・・等々です。




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【2】主な材料                          **
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・中国の7~9月期成長率は7.8% 3四半期ぶりに拡大

・日本企業の国際M&A、件数3割増 金額倍増 7~9月

・日本国債に資金流入、長期金利が一時5カ月ぶり低水準に

・9月の百貨店売上高、前年比2.8%増 2カ月連続増加

・首相「国家戦略特区は規制改革の突破口」1月に地域選定

・PM2.5の発がんリスクは最高レベル WHO専門組織

・グーグルの7~9月期、広告好調で売上高が過去最高更新

・米政府機関閉鎖の経済損失は計240億ドル S&P推計



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【3】主な投資判断                        **
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[クレディS証券]
 引下げ A→B(5401)新日鉄住金          330円
 引下げ A→B(5411)JFE       3,000→ 2,700円

[バークレイズ証券]
 引上げ B→A(9042)阪急阪神           680円

[野村証券]
 据置き   A(4307)野村総研      3,300→ 4,000円
 据置き   A(4775)総合メディカル       5,000円

[三菱UFJMS証券]
 引下げ B→C(2121)ミクシィ      1,200→   930円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価



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【4】悪魔がひそむ月                       **
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 ニューヨーク株式市場において、過去に何度も急落したことがある10月は
「悪魔がひそむ月」と呼ばれますが、17日が期限だった債務上限の引き上げ
問題はその事を実証するのではないかと警戒されていました。

 ニューヨーク株式市場における10月の急落と言えば、世界恐慌の引き金を
引いた1929年の「暗黒の木曜日」もそうですが、1987年10月19日
に発生した「ブラックマンデー」がよく知られています。

 1985年9月、米国の財政赤字、貿易赤字のいわゆる双子の赤字を解決す
べく、ニューヨークのプラザホテルに先進5カ国の金融当局者が一堂に会しま
した。ここで、為替をドル安方向に誘導するとの合意(プラザ合意)がなされ、
それ以降、急激に円高・ドル安が進むことになります。

 1987年のアメリカ経済は金融機関の不良債権問題等で停滞しており、一
方でドル安は資本流出とインフレ進行の危険をはらんでいました。景気下支え
のためには金利を上げにくい状況で、反面、ドル防衛のために金利引き上げが
必要であるという難しい舵取りを任された、当時就任したばかりのグリーンス
パンFRB議長は9月、ドル防衛策として金利引き上げに動きます。

 金利の引き上げはドル安に歯止めをかけることが狙いでしたが、金利上昇が
投資と消費を抑制し、米国景気を悪化させてしまえばNY株式市場は下落し、
それがさらにドル安につながっていきます。その場合、ドル安→資本流出→金
利上昇→景気悪化→株安の悪循環が懸念されます。そんな時期にもかかわらず、
当時のアメリカ財務長官は「ドル安容認」の発言をしました。

 10月15日木曜日のNYダウは48ドルの下落、翌16日金曜日は108
ドルの急落、NYダウは2247ドルにてその週を終えました。ちなみにダウ
が1万5000ドル台で推移している現在と、2000ドル台で推移していた
当時とでは、同じ100ドルの変動幅でありましても変動率とインパクトは大
きく違います。

 土日を挟み主要先進国で一番早く開く株式市場が東京です。東京株式市場は
朝方から全面安となり、前週末比620円安の2万5746円で取引を終了し
ました。

 東京市場が終わって13時間後に開く週明けのNY株式市場は、就任間もな
いグリーンスパンFRB議長の手腕が懐疑的に見られていたことや機械的に売
り注文を出すストップロス・オーダーが下落に拍車をかけ、2247ドルから
1739ドルへ、わずか1日で508ドル(22.6%)の大暴落となります。
これが世に言う「ブラックマンデー」です。

 暴落の連鎖は世界を一周。20日の東京株式市場は売り注文が殺到し、日経
平均は25746円から21910円へ、一気に3836円(14.9%)安
の暴落となります(現在は、日経平均株価の1日の下落幅がそこまで拡大する
ことはシステム上ありません)。東証1部上場の銘柄のほどんどがストップ安
か、売り気配のまま値が付かないという惨状でした。

 重要なのはその後の展開です。年が替わって1988年、日経平均は回復を
始め、年初に2万1000円台だった日経平均は目覚しい上昇ぶりを見せ、4
月初めには暴落前の高値(2万6646円)をも上回りました。その後も株式
相場は力強い動きをみせ、もたついている欧米市場を尻目に独歩高の展開とな
っていきます。

 その後も日経平均株価は順調に上昇し、ブラックマンデーからわずか2年後
の89年の大納会には史上最高値の3万8915円をつけることになります。



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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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日本株は5月に高値をつけてから調整を入れつつ5カ月の間もみ合ってきまし
たが、直近相場で上値を圧迫していたアメリカの財政懸念という重石がとれた
ことや信用期日の経過で上昇指向を鮮明にする可能性があります。上記で過去
の10月相場についてご紹介させていただきましたが、過去において今の時期
が買い場になったケースが少なくありません。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =7年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2012 http://melma.com/contents/moy2012/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 5年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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