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             ◎ ハロー!株式 ◎     2014/01/08 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 年初は年間の見通しや予想について様々な意見を耳にします。

 今年の景気・経済については、円安や世界的な景気回復の恩恵で企業業績(
利益)は2ケタの伸びが期待でき、個人消費を中心に内需も好調です。また、
円安を契機に製造拠点の国内回帰の動きも見られ、雇用・消費・景気にとって
も好影響が期待できます。

 もちろん企業業績が良好であれば株式相場の上昇余地も拡大します。

 例えば、昨日現在の日経平均株価の今期予想EPS(1株当たり利益)は約
970円で、予想PER(株価収益率)は16倍程度ですが、来期(2015
年3月期)が15%増益となればEPSは1115円となり、現在と同じPE
Rで計算してみても日経平均株価は約1万8000円近くまで上昇することに
なります。増益率が上振れしたり、先行きの景況感がさらに改善するようなこ
とがあれば、14年ぶりとなる2万円の大台回復も期待できます。

 景気や企業業績の先行きが明るいということが相場上昇の原動力ですが、上
昇要因はそればかりではありません。

 この1月から、年100万円までの株式や投資信託への投資について譲渡益
や配当が非課税になる少額投資非課税制度(NISA)が始まり、NISA口
座を通じて株式市場へ5兆円の新規資金が流入するとの試算もあります。

 また、約120兆円の資金を管理する世界最大規模の機関投資家の年金積立
金管理運用独立行政法人(GPIF)が日本株への投資比率を高めるとの観測
もあり、これも中長的期な相場の下支えとなりそうです。

 ところで、年明けから「JPX日経400」という新株価指数の算出が始ま
っています。新指数は、資本効率性を示すROE(株主資本利益率)などの指
標を基準に、日本経済をけん引するような優良400銘柄で構成されており、
国内外の投資家が使う日本株運用の指標となることを目指して開発されました。

 従来のGPIFの運用は、言ってみれば「広くまんべんなく」投資すること
が基本でしたが、今後はROEなどの指標を考慮して投資対象を決める方針を
打ち出しています。

 ROE重視の運用を開始した年金資金や個人資金が、直接的に、またはJP
X日経400連動の投資信託を通じて株式市場に流入し、企業経営者もROE
の改善などに動き出せば株価にとってもプラスとなります。

 ちなみに、上記はごく一般的な話ですが、この時期の株式市場で毎年話題に
なる「びっくり予想」も下記にて紹介させていただきます。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
……………………………………………………………………………………………


 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.びっくり予想

 5.編集後記








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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  16121.45(+307.08)△1.94%
◎TOPIX  1306.23(+ 22.98)△1.79%

◎売買高概算  30億3469万株
◎売買代金概算  2兆4832億円
◎時価総額  460兆1323億円

◎値上り銘柄数 1581  ◎(年初来)新高値 179
◎値下り銘柄数  140  ◎(年初来)新安値   1
◎変わらず     56

◎騰落レシオ(25日)106.07%

◎サイコロ(日経平均)10勝2敗 ○○○○○○○○○●●○ 83.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比+2.73%   75日線比+7.87%

◎為替  (対ドル)104.93  (対ユーロ)142.92

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  234円(+  8円)295,664千株
 2.野村   <8604>  824円(+ 36円)106,876千株
 3.東芝   <6502>  456円(+ 17円) 95,701千株
 4.シャープ <6753>  335円(+  8円) 82,533千株
 5.三菱UFJ<8306>  692円(+ 15円) 74,365千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.野村   <8604>  824円(+ 36円) 86,987百万
 2.ソフトBK<9984> 8990円(+ 70円) 80,041百万
 3.日経レバE<1570>11510円(+400円) 72,032百万
 4.みずほ  <8411>  234円(+  8円) 68,160百万
 5.三菱UFJ<8306>  692円(+ 15円) 50,891百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り950万株 買い2200万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅高、前日比307円(1.94
%)高の1万6121円と1万6000円台を回復して取引終了です。

 昨晩のNYダウが105ドルの大幅高で1万6530ドルと昨年12月31
日に付けた史上最高値1万6576ドルまで46ドルに接近したことを好感し
て朝方から幅広い銘柄に買いが先行。買い一巡後も先高期待からの押し目買い
意欲は旺盛であり、加えて円相場が1ドル=104.90円前後と円安方向に
進み、105円に接近したことも支援材料となり、引けにかけて徐々に上げ幅
を拡大しています。東証株価指数(TOPIX)は前日比22.98ポイント
(1.79%)高の1306.23まで上昇し、一足早く昨年来高値を更新し
ています。売買代金は概算2兆4832億円と11日連続で2兆円を超えてい
ます。上海総合指数は2ポイントの小幅安で2044です。

 業種別では、証券、機械、金属、電機、建設、精密、小売、空運などの上げ
が目立ちます。

 個別銘柄では、日立が27円高の852円、IHIが24円高の483円、
川崎重工が24円高の466円と値を上げ、いずれも昨年来高値更新。昨日の
日トルコ首脳会談で安倍首相がイスタンブールの鉄道網整備計画に対する円借
款の追加供与を表明し、加えて日本の原子力発電所を輸出するための原子力協
定の承認手続きを急ぐことも確認したことでインフラ関連の輸出が増えるとの
期待から買いが膨らんでいます。

 関連銘柄として、三菱電機も46円高の1343円と値を上げて昨年来高値
更新、東芝も17円高の456円、三菱重工も36円高の691円と値を飛ば
しています。

 セブン&アイが3日連続高、255円高の4480円と大幅高で昨年来高値
更新です。昨日の引け後に2013年3~11月期の連結純利益が前年同期比
32%増の1280億円と発表。同期間として過去最高を更新し、好感した買
いが膨らんでいます。コンビニの店頭で抽出するコーヒーや利益率の高いプラ
イベートブランド商品が好調です。

 任天堂が1540円の大幅高で1万5850円と昨年来高値更新。中国政府
が過去14年に渡って続けていた外国のゲーム機の販売禁止措置を一時解除し
たと報じられ、商機拡大に繋がるとの期待感の高まりから買いが集まっていま
す。また、円安基調が業績改善に繋がることも支援材料となっています。

 日産自が39円高の935円と値を飛ばしています。昨日発表した2013
年12月の中国での新車販売台数が前年同月比70%の大幅増となり、日系自
動車大手3社の中で増加率が最も大きいことから好感した買いが入っています。
13年通年でも前年比17%増と尖閣問題を発端とする前年の落ち込みから復
調し、過去最高を更新しています。

 その他、橋梁業界トップの横河ブリッジが42円高の1573円、M&A仲
介の日本M&Aが210円高の7260円、3Dプリンター関連のキーエンス
が800円高の4万5600円、しょうゆ最大手のキッコーマンが57円高の
1979円、電子部品大手のアルプス電気が39円高の1206円と値を上げ
ています。

 本日の新高値銘柄は、清水建、五洋建、協和エクシオ、三井製糖、グリコ、
日ハム、わらべや、セブン&アイ、セーレン、TOTO、森精機、日立、三菱
電機、富士電、日本電産、パナソニック、能美防災、日立造、IHI、川重、
富士重、任天堂・・・等々です。



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 ☆ 投資の指針 ☆ 

       アクア・スペシャル版は1月15日からの配信です。


        https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi 



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【2】主な材料                          **
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・医療機器メーカー、痛み少ない注射技術を相次ぎ実用化

・中央卸売市場の築地からの移転、最長1年遅れる見通し

・生活保護受給者数、過去最多の216万人 昨年10月

・日経平均サイコロ、10勝2敗は昨年10月24日以来

・12月第4週の部門別動向、海外勢は9週連続買い越し

・昭電工、ベトナム企業買収 アルミ缶事業の海外拠点に

・マクド、12月の既存店売上高は9%減 6カ月連続減

・ソニー、ネットでゲーム配信 今後はテレビ番組提供も

・米アップル、「アップストア」の売上高が1兆円を突破

・米大寒波の影響が拡大、米経済への影響5千億円超とも



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【3】主な投資判断                        **
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[ゴールドマンS証券]
 据置き   A(3382)セブン&アイ        4,600円
 据置き   A(6841)横河電機          1,800円

[野村証券]
 引上げ B→A(2371)カカクコム     1,850→ 2,400円
 据置き   A(3382)セブン&アイ    4,400→ 4,800円
 据置き   A(4689)ヤフー        600→   720円
 据置き   A(7203)トヨタ           8,500円
 据置き   A(7261)マツダ            600円
 据置き   A(7267)ホンダ           5,500円
 据置き   A(7270)富士重工          3,300円

[SMBC日興証券]
 据置き   A(6508)明電舎        400→   520円
 引下げ A→B(4516)日本新薬      1,900→ 2,000円

[みずほ証券]
 据置き   A(4217)日立化成      1,850→ 1,950円
 据置き   A(6908)イリソ電子     5,000→ 5,600円
 据置き   A(7453)良品計画     12,500→14,000円

[大和証券]
 据置き   1(2327)NSSOL         2,688円
 据置き   1(8056)日本ユニシス        1,173円
 据置き   2(2659)サンエー      3,200→ 3,400円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価



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【4】びっくり予想                        **
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 昨年の暮れに日経QUICKニュース社が発表した2014年の「10大仰
天予想」は、「確率は低いが、実現すれば影響が大きい」事柄をまとめたもの
で、「日経平均、2万5000円」「ソフトバンク、国内時価総額首位に」と
いった項目が並びます。

 昨今は金融機関や金融関係者が新しい1年の「びっくり予想」を出すケース
が増えていますが、米著名ストラテジスト(投資戦略設計の専門家)のバイロ
ン・ウィーン氏による「びっくり10大予想(テン・サプライズ)」が本家本
元で、今年で29回目となる「びっくり10大予想」の要旨は下記にようにな
っています。


  1)地政学リスクにより株式相場(S&P500種指数)は一時10%超
    の下落を見るが、その後持ち直し年間では20%の上昇となる。
    
  2)米経済成長率は3%を超え、失業率は6%に接近する。

  3)円安・ドル高が進み、円は1ドル=120円に達する。

  4)日経平均は早い段階で1万8000円まで上昇するが、年後半にかけ
    ては20%の大幅な調整を見る。

  5)中国の経済成長率が6%まで減速する。

  6)メキシコと韓国の株式相場はかなり上昇するが、他の新興国株式市場
    は追随できず。

  7)発展途上国の需要増加によりNY原油先物相場(WTI)が1バレル
    =110ドルを突破。

  8)新興国の生活水準の向上などにより、トウモロコシや小麦などの農産
    物価格が上昇する。

  9)強い経済と物価上昇で米長期金利が4%に上昇。

 10)問題点が解決した米医療保険制度改革が軌道に乗りだし、オバマ大統
    領の支持率が上昇する。


 ちなみに、この予想は「平均的な投資家は3分の1程度しか可能性がないと
みているが、ウィーン氏自身は50%以上の確率で起きると考える」シナリオ
を列挙したもので、年初の恒例となっています。


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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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昨年の「びっくり予想」の中には「円の対ドル相場は1ドル=100円に下落
する。輸出が改善し、世界3位の経済大国(日本)の株式に投資家が戻る。日
経平均株価は強い上昇基調が続き、1万2000円を超える」という項目があ
りましたが、実際の方向性も同じで、値としては「本当になったら驚きだ」と
見た水準を超えてさらに大きな動きとなりました。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =8年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2013 http://melma.com/contents/moy2013/
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   「ハロー!株式」 6年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞 2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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 発行:アクアリンクス株式会社 関東財務局長(金商)第2282号
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