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             ◎ ハロー!株式 ◎      2014/10/31 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 世界最大規模の機関投資家で、国民年金・厚生年金の積立金約130兆円を
管理・運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の今年6月末時
点の運用資産額および資産構成割合は以下のとおりです。


          運用資産額    6月末の構成割合   ※基本

   国内債券 67兆9102億円   53.36%    60%

   国内株式 21兆9709億円   17.26%    12%

   外国債券 14兆0726億円   11.06%    11%

   外国株式 20兆3353億円   15.98%    12%

   短期資産  2兆9737億円    2.34%     5%

  (合計  127兆7267億円   100.0%)

             ※印は基本ポートフォリオで定める資産構成割合


 GPIFが国債投資に偏重した基本ポートフォリオの見直しで株式の割合を
引き上げるのは既定路線であり、市場では幾度となく話題にされてきました。

 GPIFは、運用比率の見直し(株式構成比率の引き上げ)が政策として浮
上する以前から株式の割合を増やしてきており、実際に13年3月末の運用資
産に占める国内株式の割合は14.57%でしたが今年3月末時点では16.
47%、そして6月末時点では17.26%へと増えています。

 GPIFの運用見直しについて、昨日までは国内株式の比率を「20%」に
引き上げると予想されていましたが、本日報道された数字は「25%」という
ものでした。

 尚、報道で25%への引き上げを「およそ2倍」と表現しているは、実際の
運用比率との比較ではなく、基本ポートフォリオと比較してのことです。

 単純計算ですが、17.26%から20%への引き上げで、国内株式に約3
兆6000億円の買い需要が発生すると見込まれていたものが、25%に引き
上げるとなりますと市場の見込みの倍以上で新たに10兆円近い買い需要が発
生することになり、市場にとっては大きなインパクトです。GPIFが動けば
横並び意識が強い企業年金なども追随する公算大です。

 ちなみに、GPIFは企業の資本効率を示すROE(自己資本利益率)重視
の投資姿勢を鮮明にしており、ROEを重視して構成銘柄を選定している「J
PX日経400」の構成銘柄がそのまま世界最大の機関投資家の保有候補とな
ります。日銀が本日の決定会合で、新たな買い入れ対象にJPX日経400に
連動するETFを加えたことも相場の追い風となっています。

 ただ、公的な存在であるGPIFは、自身の売買で市場をかく乱することを
極力避けようとし、正式な発表を待たずに動く傾向があるため、国内株式の割
合はすでに20%前後に上昇している可能性もあります。また、運用比率は目
安であって、実際には上下に数%の幅で許容されていることから、さらなる保
有比率引き上げに向けてすぐに動く必然性はありません。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場 <スペシャル版(有料版)通信>

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.11月4日は米中間選挙

 5.編集後記






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  16413.76(+755.56)△4.83%
◎TOPIX  1333.64(+ 54.74)△4.28%

◎売買高概算  40億1278万株
◎売買代金概算  4兆1982億円
◎時価総額  478兆0968億円

◎値上り銘柄数 1694   ◎(年初来)新高値 183
◎値下り銘柄数  120   ◎(年初来)新安値  13
◎変わらず     19

◎騰落レシオ(25日) 81.30%

◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ●●○●○●○○●○○○ 58.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比+5.98%   75日線比+5.64%

◎為替  (対ドル) 111.14  (対ユーロ)139.60

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 200.0円(+ 5.0円)320,899千株
 2.三菱UFJ<8306> 632.2円(+24.2円)114,796千株
 3.ユニチカ <3103>   49円(+   1円) 83,774千株
 4.アイフル <8515>  450円(+  77円) 83,358千株
 5.新日鉄住金<5401> 290.0円(+14.5円) 68,188千株

◎売買代金上位
                                  (円)
 1.日経レバ <1570>11740円(+1040円)308,315百万
 2.ソフトBK<9984> 7939円(+ 199円)184,152百万
 3.トヨタ自 <7203> 6498円(+ 238円)126,042百万
 4.三井住友 <8316>4399.5円(+294円) 78,932百万
 5.ファストリ<9983>40365円(+2685円) 74,382百万



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2230万株 買い2440万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が3日連騰となる大幅高、前日比75
5円(4.83%)高の1万6413円で取引終了、9月25日に付けた年初
来高値(1万6374円)を一気に突破し、07年11月2日以来、約7年ぶ
りの高値水準となっています。1日の上げ幅は08年10月30日の817円
高以来、6年ぶりの大きさとなります。

 昨晩のNYダウが221ドルの大幅高で史上最高値にあと84ドルと接近し
たこと、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の株式比率引き上げ報
道を好感して朝方から幅広い銘柄に買いが先行。13:40過ぎに日銀が追加
の金融緩和を決定と報じられると一気に買いが急増し、上げ幅急拡大。14:
48には上げ幅が875円となって1万6533円まで上昇する場面がありま
した。売買代金は概算4兆1982億円と普段のほぼ2倍程度、売買高は40
億1278万株と2月4日の42億3327万株以来、9ヶ月ぶりの水準に膨
らんでいます。上海総合指数は29ポイント高の2420と1.2%の上昇で
す。

 業種別では、不動産、証券、倉庫、精密、機械、自動車、電機などの上げが
目立ちます。

 個別銘柄では、東京ディズニーランド&シーを運営するオリエンタルランド
が3日連続高、1130円の大幅高で2万3730円と連日で上場来の高値を
更新。昨日の引け後に4~9月期純利益が363億円と4~9月期として過去
最高を更新したと発表。30周年記念で大幅増益となった前年同期を上回った
ことで好感した買いが膨らんでいます。大ヒット映画「アナと雪の女王」をテ
ーマにした大型遊戯施設を建設するとの報道も刺激材料となっています。

 ユニクロを展開するファーストリテイリングが2685円高の4万0365
円と大幅高。日銀が追加の金融緩和を決定したことが市場に伝わると、同社株
など日経平均株価への影響度が大きい主力株を中心に買いの勢いが増していま
す。

 ソフトバンクは199円高の7939円、トヨタ自動車は238円高の64
98円、NTTは467円高の6892円、KDDIは325円高の7225
円、JR東日本は393円高の8645円、JR東海は1090円高の1万6
505円とど真ん中主力銘柄が強力な上げを演じています。

 カテーテルなど心臓血管領域分野に強いテルモが196円高の2732円と
7%を超える大幅高。心不全患者の心臓の再生医療を事業化すると報じられ、
材料視した買いが入っています。患者の細胞を培養して心臓に貼り、機能の回
復を促します。自身の細胞を使うため、拒否反応の危険性が低く、画期的な事
業です。安全性などの審査に約1年間かかる見通しです。

 日銀が長期国債の買い入れを年間80兆円と約30兆円の追加をし、ETF
も年間3兆円と3倍増の買い入れをすると発表。JPX日経400に連動する
ETFを買い入れの対象に加え、REITの買い入れも増やすとしたことで不
動産株が軒並み大幅高。三井不が286円高の3507.5円、三菱地所が3
77円高の2795.5円、住友不が447.5円高の4094円、東京建物
が105円高の945円、東急不が86円高の775円といずれも10%を超
える急騰、羽田空港ターミナルビル大家の日本空港ビルも310円高の432
0円と大きく値を上げています。

 本日の新高値銘柄は、大東建、大林道、ライト工、カルビー、ヤクルト、明
治HD、日本ハム、アサヒ、ABCマート、キッコーマン、味の素、三越伊勢
丹、科研薬、小野薬、日医工、中国塗料、オリエンタルランド、オムロン、キ
ーエンス、HOYA、アシックス、ピジョン、松屋、セブン銀行、京成電、J
R東海、ニトリ・・・等々です。


☆スペシャル版(有料版)通信

 10月17日(金)のザラ場安値1万4529円を大底にして急騰劇を演じ
ている株式マーケット。その17日に的中率の高い騰落レシオが69%と底値
を暗示し、「人の行く裏に道あり花の山、年に何度もないこのビッグ・チャン
ス。ピンポイント(一本釣り)ではなく、スケールの大きなはえ縄漁の如く、
大量に種蒔きしておきたいところです」とカンカンの強気を申し上げてまいり
ましたが、ドンピシャリ。その通りの展開となってきました。

 ここまで、僅か5日間で日経平均株価で値幅にして1884円という大上昇
です。特に、東京ディズニーランド&シーを運営するオリエンタルランドの動
きは凄いです。本日は1130円の大幅高で2万3730円と3日連続高。連
日で上場来高値を更新しています。

 この銘柄は非常に印象深いのですが、3.11大震災直後の3月15日に一
時6000円ちょうどまで下落。液状化や電力不足など甚大な被害を被り、4
月下旬までパーク運営を休業。一時は復活すら危ぶまれる声もあり、窮地に陥
っていました。それでも私どもは同社株を復興の象徴銘柄としてスペシャル版
にてカンカンの強気でご紹介。

 その安値を大底にして見事に復活し、あれから株価はほぼ4倍となりました。
最低単位で買った方は60万円が240万円近くになった計算です。100株
で180万ほどの儲けですから、500株買った方は900万円と1000万
円近い儲けとなっています。中長期スタンスで今でもホールドの方がいらっし
ゃいますが、本当におめでとうございます。やはり辛抱銭(しんぼうぜに)で
す。


 まだ仕込まれてない方も焦る必要は全くありません。相場はここからが本番
です。スペシャル版にて有望銘柄をご紹介しますので、ご期待下さいませ。




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【2】主な材料                          **
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・株急騰、日経が昨年来高値を更新 サプライズ緩和で

・日経平均は7年ぶり高値 上げ幅は6年ぶりの大きさ

・債券相場、先物中心限月が過去最高値更新 緩和受け

・円相場急落、一時111円台 6年10カ月ぶり安値

・日銀展望リポート、14年度GDP見通しを引き下げ

・9月の失業率は小幅に上昇 景気回復で求職者数増加

・9月の新設住宅着工、14%減 7カ月連続マイナス

・9月の消費支出、6カ月連続減少でマイナス幅も拡大

・ソニーの4~9月、1091億円赤字 見通し据置き

・コマツ、通期の営業利益見通しを上方修正 北米好調

・NYダウ、グローベックス先物取引で過去最高値更新




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【3】主な投資判断                        **
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[ドイツ証券]
 据置き   B(6586)マキタ           5,500円

[クレディS証券]
 据置き   A(7453)良品計画     13,900→18,600円

[UBS証券]
 据置き   A(3405)クラレ           1,700円
 据置き   A(6588)東芝テック          750円
 据置き   A(6861)キーエンス    50,000→54,000円

[野村証券]
 据置き   A(9984)ソフトバンク       10,600円

[みずほ証券]
 据置き   A(6501)日立             950円
 据置き   A(6861)キーエンス        52,000円
 据置き   A(7974)任天堂          15,000円
 据置き   B(2875)東洋水産      2,960→ 3,530円
 据置き   B(6676)メルコ       2,050→ 1,650円
 新 規   B(7936)アシックス         2,500円
 新 規   B(8022)ミズノ            540円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【4】11月4日は米中間選挙                   **
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 日本で3連休明けとなる11月4日は米中間選挙の投開票日です。

 アメリカでは偶数年に大きな選挙が行われますが、中間選挙とは4年ごとの
大統領選挙の中間の年にある議会選挙で、任期2年の下院の全議席(435議
席)、任期6年の上院は3分の1(今回は36議席)が改選となります。

 今回の中間選挙では、上院で民主党が過半数を維持できるかどうかが焦点と
なっています。

 現在、下院は共和党が過半数を占め、上院では民主党が過半数を占めるねじ
れ状態となっており、改選でも下院の共和党優位は変わらずですが、上院は民
主党が優位を保てるか微妙な情勢となっています。

 大統領候補として選挙戦を戦った時の熱狂が嘘のように、現在のオバマ氏は
不人気で、大統領の政策を公然と批判する民主党候補も出現しています。それ
だけ政権与党の民主党に逆風が吹いているということですが、仮に民主党が上
院で過半数割れになりますと、米議会は下院も上院も野党共和党が押さえるこ
とになり、オバマ政権は2年の任期を残してレームダック(死に体)化が加速
することになります。


 それはそれとしまして、株式市場では米中間選挙の後しばらくは相場が上昇
するというアノマリー(経験則)が知られています。

 1942年から2010年までの過去18回の米中間選挙において、投開票
後の10月末から4月末までの半年間のNYダウの騰落は上昇確率100%で
18回全勝の負けなし、平均上昇率は15%を超えます。もちろんNY株の動
向は日本株にも影響するため、過去、米中間選挙後の日本株は高パフォーマン
スとなっています。




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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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市場はまたしても黒田日銀のバズーカ砲に驚かされました。日銀は本日の決定
会合でマネタリーベースの拡大と、資産買い入れ額の拡大を決定しましたが、
賛成5、反対4の僅差の決定であったことがミソで、黒田総裁の票を除けば賛
成・反対が半々だったことが分かります。1票差での追加緩和決定に黒田総裁
のファインティングポーズおよび覚悟がみてとれます。今回のハロウィン緩和
は消費税率再引き上げに向けた援護射撃という意味合いもあります。昨日現在
の空売り比率は過去最高水準に達しており、予想外の追加緩和決定によりショ
ート(売りポジション)にしていた投資家は慌てふためき一気に買い戻しが進
み、日経平均は約7年ぶりの高値をつけています。日経平均が直近の安値をつ
けた10月17日の市場は暗い雰囲気でしたが、今となってはその時が「天与
の買い場」であったと言えます。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =8年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2013 http://melma.com/contents/moy2013/
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   「ハロー!株式」 6年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞 2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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