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 　　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　 2016/01/07 夕刊

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こんばんは。ａｑｕａです。

　本日７日はいわゆる「七草」で、七種の野草を入れた粥を食せば、一年を無
病息災で過ごせると言われます。

 「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ 春の七草」

　すずなは蕪（かぶ）、すずしろは大根、なずなはいわゆるペンペン草で、セ
リやごぎょう（ハハコグサ）、ほとけのざなども雑草に近い存在です。こうし
た身近な野草で、正月のご馳走やお酒で疲れた胃を休め、体調を整える習慣も
先人の知恵です。


　ところで、昨日の「小寒」はいわゆる「寒の入り」です。２１日の「大寒」
を挟み、２月３日の「節分」までの約１か月間を「寒中（かんちゅう）」と呼
び、１年で最も寒い時期にあたります。「寒中見舞い」を出すのも今の時期で
す。

　芸事や武道などでは、一年で最も寒いこの時期にあえて「寒稽古」を行いま
す。寒中水泳なども、本来の意味は我慢比べや余興などではありません。

　身を切るような凍てつく寒さの中に身を置き修練することで、自らの弱さに
打ち勝ち（克己）、自らの前途を開くことを一つの眼目にしていると聞きます。

　「冬なくば、春なきに」と申しますが、厳しい環境の中で専心努力できる人
には次への飛躍が待っています。




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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．主な投資判断

 ３．本日の経済指標等の結果

 ４．今年のびっくり予想






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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１７７６７.３４（－４２３.９８）▼２.３３％
◎ＴＯＰＩＸ　　１４５７.９４（－　３０.９０）▼２.０８％

◎売買高概算　　　２３億７４８６万株
◎売買代金概算　　　２兆８３３８億円
◎時価総額　　　５３９兆３０６３億円

◎値上り銘柄数　　２３９　　　◎（年初来）新高値　１５
◎値下り銘柄数　１６４７　　　◎（年初来）新安値　８３
◎変わらず　　　　　４９

◎騰落レシオ（２５日）　６８.７８％（前日比４.３７％低下）

◎サイコロ（日経平均）　３勝９敗　●●●●●○○○●●●● ２５.０％

◎カイリ率（日経平均）　２５日線比－６.６９％　７５日線比－５.６３％


◎為替　　（対 ド ル）１１７.９３（前日比０．８０円高）
　　　　　（対ユーロ）１２７.５５（前日比０．１５円安）

◎出来高上位

 １.みずほ　　＜８４１１＞　２３１.０円（－　　５.５円）１８１０７万株
 ２.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　７１３.３円（－　１９.１円）　６４１５万株
 ３.古河電工　＜５８０１＞　　 ２７２円（＋ 　　　３円）　４７９２万株
 ４.東芝　　　＜６５０２＞　２３６.３円（－　　７.３円）　４４６８万株
 ５.神戸製鋼　＜５４０６＞　　 １２５円（－　　 　５円）　４１２０万株

◎売買代金上位

 １.日経レバＥ＜１５７０＞ １３１７０円（－ 　６５０円）　２５８０億円
 ２.トヨタ　　＜７２０３＞　 ６８９８円（－　 １８５円）　１０３３億円
 ３.ソニー　　＜６７５８＞２７９６.５円（－１０１.０円）　　５８４億円
 ４.三井住友　＜８３１６＞ 　４３４３円（－　 １１６円）　　４７３億円
 ５.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　７１３.３円（－　１９.１円）　　４６１億円



◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り１０９０万株　買い１０８０万株

　本日の東京マーケットは日経平均株価が４日連続安、４２３円（２．３３％
）安の１万７７６７円で取引終了です。４日間の下げ幅は１２６６円となりま
す。昨晩のＮＹダウが中国経済の先行き懸念や原油安を嫌気して２５２ドルの
大幅安となったことを受け、東京市場も朝方から幅広い銘柄に売りが先行。

　中国人民銀行が人民元の対ドル基準値を引き下げたことで中国からの資金流
出懸念が台頭して上海総合指数が大幅安となっていること、円相場が１ドル＝
１１７円台後半の円高に進行したこと、サウジアラビアとイランの国交断絶な
ど中東情勢の緊迫化、加えて北朝鮮による核実験など悪材料が相次いでいるこ
とが重石となり、引けにかけて下げ幅を拡大しています。売買代金は概算２兆
８３３８億円です。

　尚、上海市場は主要指数が７％安と急落し、相場の急変時に取引を停止する
「サーキットブレーカー」制度が４日に続いて再び適用され、取引開始から約
２０分で売買が全面停止となっています。上海総合指数は２４５ポイント（７
．３％）安の３１１５です。　

　業種別では、電力ガスが唯一高く、医薬品、食品がしっかり。精密、鉄鋼、
海運、機械、自動車などの下げが顕著です。

　個別銘柄では、相場全般安の中にあって、節税対策で賃貸住宅事業を地主に
提案する大東建託が３日連続高で３４０円高の１万４３７５円となっています。
昨日発表した１２月の受注高が前年同月比６％増の５８３億円となり、２ヶ月
連続で前年実績を上回ったことで受注好調を好感した買いが入っています。

　東海地盤に全国で１００円ショップを約１２５０店展開するセリアが３９０
円高の５９８０円と値を飛ばしています。昨日発表した２０１５年１２月の月
次売上高が前年同期比５．１％増と６ヶ月連続で前年実績を上回っており、好
感した買いが入っています。クリスマス商戦でツリーに飾る装飾品、ディズニ
ーやキティーといったキャラクターを冠した商品が伸びています。

　創薬ベンチャーのそーせいＧが５６０円高の１万１３５０円と大幅高、株式
分割後の高値を更新しています。ノバルティスがぜんそく治療薬「ＱＶＭ１４
９」の最終段階の臨床試験を開始しており、同治療薬はそーせいが独占的開発
・販売権を提供した成分を含んでいることから今後の収入増を期待した買い、
加えて米ファイザーとの医薬品開発の資本業務提携を好感した買いが入ってい
ます。

　東海地盤で調剤併設のドラッグストア「スギ薬局」を展開するスギＨＤが１
２０円高の６４５０円と値を上げています。昨日発表した２０１５年３～１１
月期の連結純利益が前年同期比１４％増の１１６億円となり、好業績を好感し
た買いが入っています。利益率の高い調剤事業が好調です。

　電線御三家の古河電工が３日連続高で３円高の２７２円。２０１６年３月期
の連結営業利益が前期比４割増の２５０億円程度になる見通しと報じられ、好
業績を好感した買いが入っています。スマートフォンのデータ通信料が増え、
北米や中国への光ファイバー輸出が好調です。

　その他、セブン・イレブン向け中食納入のわらべや日洋が１５６円高の２３
５６円、補聴器シェアトップのリオンが１３８円高の２２０６円、創薬ベンチ
ャーのペプチドリームが１８０円高の３９６５円、歌手等のファンサイト運営
を柱とするエムアップがストップ高で１００円高の６７０円となっています。

　本日の新高値銘柄は、大東建託、システナ、ハニーズ、ピエトロ、星光ＰＭ
Ｃ、ハイデイ日高、トリドール、リオン、ヤーマン・・・等々です。




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【２】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［ゴールドマンＳ証券］
　据置き　　　Ａ（2670）ＡＢＣマート　　　 8,000→ 7,700円

［バークレイズ証券］
　据置き　　　Ｂ（7733）オリンパス　　　　 4,500→ 4,800円
　据置き　　　Ｃ（7731）ニコン　　　　　　 1,200→ 1,350円

［野村証券］
　据置き　　　Ａ（2670）ＡＢＣマート　　　 7,800→ 7,600円
　据置き　　　Ａ（7775）大研医器　　　　　 1,550→ 1,275円

［ＳＭＢＣ日興証券］
　据置き　　　Ｂ（3861）王子ＨＤ　　　　　　 500→   475円
　引下げ　Ａ→Ｂ（6474）不二越　　　　　　　 880→   640円
　据置き　　　Ｂ（6740）ＪＤＩ　　　　　　　 430→   410円
　据置き　　　Ｃ（3863）日本紙　　　　　　 1,650→ 1,700円

［三菱ＵＦＪＭＳ証券］
　据置き　　　Ａ（4927）ポーラオル　　　　 7,500→ 8,400円
　据置き　　　Ａ（6915）千代田インテ　　　 3,900→ 3,440円
　引下げ　Ｂ→Ｃ（7445）ライトオン　　　　　 760→ 1,160円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【３】本日の経済指標等の結果　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎オフィス空室率
　―――――――
　１２月末の東京都心オフィス空室率は、前月末に比べ０．１６ポイント低下
　の４．０３％。空室律の低下は８カ月連続で、水準としては７年４カ月ぶり
　の低さ（空室が少ない状態）です。平均賃料は２４カ月連続で上昇中です。



◎対内証券売買契約等の状況（財務省集計）
　――――――――――――
　１２月２７日～１月２日

　　　海外投資家　＋１３５７億円（－　８８４億円）※４週ぶり買い越し



◎投資部門別株式売買状況（東証集計）
　―――――――――――
　１２月第５週（１２月２８～３０日、日経平均２６４円上昇・週間ベース）

　　　個人投資家　－２０６５億円（－１０２２億円）※３週連続売り越し

　　　海外投資家　＋　　１３億円（－　２１５億円）※３週ぶり買い越し

　　　事業法人　　－　１５４億円（＋　　６３億円）※８週ぶり売り越し

　　　信託銀行　　＋１９０３億円（＋１６８７億円）※６週連続買い越し


　◇１２月月間（日経平均７１３円下落・月間ベース）
　　
　　　個人投資家　－１４１２億円　売り越し

　　　海外投資家　＋　３３０億円　買い越し

　　　事業法人　　＋８７４４億円　買い越し（月間としては過去最高額）

　　　信託銀行　　＋７４２７億円　買い越し


　◇１５年年間（日経平均１５８２円上昇・年間ベース）

　　　個人投資家　－４兆９９９５億円　売り越し

　　　海外投資家　－　　２５０９億円　売り越し

　　　事業法人　　＋２兆９６３２億円　買い越し

　　　信託銀行　　＋２兆００７５億円　買い越し


　　※投資部門別売買状況で、「事業法人」は企業の自社株買い等、「信託銀
　　　行」は年金資金等の売買動向を示します。



◎ユニクロ売上高
　―――――――
　ファーストリテイリングが発表した１２月の国内ユニクロ売上高は前年同月
　比１１．９％減と、２カ月連続で前年実績を下回りました。




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【４】今年のびっくり予想　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　金融機関や金融関係者が新しい１年の「びっくり予想」を出すケースが最近
増えていますが、本家の米著名ストラテジスト（投資戦略設計の専門家）のバ
イロン・ウィーン氏による今年で３０回目の「びっくり１０大予想（テン・サ
プライズ）」の要旨は下記のようになっています。


　１）米大統領選でヒラリー氏が勝利、民主党が米上院の過半を取り戻す

　２）現金志向の高まりと企業収益の低迷で米国株は下落

　３）ＦＲＢの１６年中の利上げは１回きり

　４）海外投資家が米国株の保有を減らす

　５）中国経済の低迷

　６）難民問題で欧州が分裂

　７）原油価格が３０ドル台で低迷

　８）米英で不動産価格が下落

　９）米長期金利が２．５％以下で低位安定

１０）世界の経済成長率は２％まで落ち込み低迷


　上記は「一般的な見方としては３分の１程度の可能性だが、ウィーン氏自身
は５０％以上の確率で起きると考える」シナリオを列挙したもので、追加とし
て以下の項目にも言及しています。

　大規模なテロ攻撃の一服、日経平均株価が２万２０００円に上昇、自社株買
いやＭ＆Ａの一服、画期的な医薬品の開発、商品価格の安定。


　尚、日経ＱＵＩＣＫニュースの「びっくり予想」（確率は低いが、実現すれ
ば市場や社会への影響がかなり大きい事象）では、郵政３社株の追加売却、日
銀総裁提案の追加緩和が決定会合で否決、トヨタ株が１万円超え、シェール撤
退相次ぎ原油が７０ドル台に急反発・・・などの項目が列挙されています。

　また、政治リスクを調査するユーラシア・グループは、欧米の同盟関係の弱
まり、アジアインフラ投資銀行（ＡＩＩＢ）の設立で影響力を増す中国の他、
サウジアラビアやブラジル、トルコなどを今年の「世界のリスク」として列挙
しています。




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【編集後記】　　　　　　　　　　　　　　　 mailto:aqua@aqua-inter.com
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昨晩のＮＹ原油先物（ＷＴＩ）終値（３３．９７ドル）は０８年１２月１９日
（３３．８７ドル）以来およそ７年ぶりの安値水準となりました。ちなみに、
ＷＴＩの終値ベースの過去最高値は０８年７月３日の１４５ドルですので、０
８年１２月の３３ドル台というのは、リーマン・ショックで相場が急落してつ
けた安値です。仮に終値でこの水準を下回れば、原油相場が１４５ドルまで駆
け上がる遥か前の水準、０４年２月頃までデータを遡ることになります。尚、
東京原油スポット市場で取引されているドバイ原油は一足先にその頃の水準に
到達しています。

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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝　１０年連続受賞　＝


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