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              ◎ ハロー!株式 ◎     2013/01/29 朝刊

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おはようございます。aquaです。本日は大安です。

 「河豚」と書いて「フグ」と読みますが、今その「河豚」が旬を迎えていま
す。「豚」と書くのは体型の事を指すのではなく、フグは身の危険を感じると
豚のような鳴き声を発することから「豚」の文字が当てられたそうです。

 また、「河」と書くのは古代中国では黄河など河川に生息していたためで、
中国語でも「河豚」という呼び方を使っているそうです。

 「河豚」と言えば「河豚のちり鍋」、「てっちり」が有名ですが、語源は河
豚の毒にあたったら死んでしまうため、ふぐそのものを「鉄砲」と呼び、「鉄
砲のちり鍋」から促音化したそうです。

 「河豚」はそのうまさゆえ、以前は中毒死する人が多く、豊臣秀吉は河豚の
絵を描いて「この魚食べるべからず」の高札を立てた禁止令を出しました。江
戸時代には多くの藩が禁令を出し、河豚を食べて中毒死した者は、お家断絶を
命じる藩まであらわれました。

 明治21年、時の総理大臣、伊藤博文公が山口・下関の春帆楼(しゅんぱん
ろう)で遊んだ折、当日はあいにくしけで、魚料理がありませんでした。その
旨を女将が申し入れましたところ、伊藤公は「馬関(下関)に来て、魚がない
とは・・・」と皮肉りました。

 それではと、女将は打ち首覚悟で禁令の河豚の刺身を差し出しました。する
と、伊藤公は「こんなうまい肴を食べない法はあるものか」と感激し、山口県
にのみ禁令を解除しました。これが、河豚食解禁のきっかけです。戦後になっ
て、ようやく全国で食せるようになりましたが、こうした経緯を知って食する
河豚はまた格別です。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言








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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      13881.93(- 14.05)▼0.10%
□ナスダック       3154.30(+  4.59)△0.15%
□S&P500      1500.18(-  2.78)▼0.18%

□CME日経225先物 10780   (- 30)※大証比

□為替      (対ドル) 90.72  (対ユーロ)122.03

□半導体株指数        416.16(+ 0.72)
□NY原油先物(3月限)   96.44(+ 0.56)
□NY金 先物(4月限) 1655.00(- 3.80)
□バルチック海運指数    792   (- 6)


 週明け28日のNY株式市場は、経済指標がまちまちの内容だったことから
もみ合う展開となり、ダウは小幅ながら7営業日ぶりに反落しました。

 この日朝方発表の12年12月の耐久財受注額は事前予想以上に増加しまし
たが、同月の中古住宅販売仮契約指数が予想を下回ったことがそれを相殺して
指数は前週末終値を挟みもみ合う展開となりました。

 ダウやS&P500種指数が5年超ぶりの高値にあることから上値が重かっ
たものの、売り急ぐ動きは見られず指数は底堅く推移。ダウは前週末比ほぼ横
ばい(小幅安)で取引を終了し、ナスダックはアップルの反発で小幅続伸とな
りました。

 S&Pセクター別指数(10業種)ではテクノロジーと通信が高かった一方、
素材、一般消費財、金融、ヘルスケア、エネルギーなどが下落しました。ダウ
運輸株指数は小幅ながら10営業日連続で上昇。フィラデルフィア半導体株指
数(SOX)は続伸です。

 個別銘柄では、12年10~12月期決算を発表した建機大手のキャタピラ
ーが上昇。同社の10~12月期は55%減益となりましたが、先行きについ
て明るい見通しを示したことが好感されました。アナリストが投資判断を引き
上げた交流サイト(SNS)大手のフェイスブックが買われ、SNS関連のジ
ンガやリンクトインも上昇。軟調な展開が続いていたアップルは値ごろ感から
の買いが入り3日ぶりに反発しました。

 一方、「ブラックベリー10」の発売を間近に控えたリサーチ・イン・モー
ションは、直近3週間で50%程度上昇していましたが、この日は「ブラック
ベリー10」が同社の収益を大きく改善するのは難しいとの見方が利食い売り
を誘い大幅安となっています。住宅市場の回復期待が後退したことでレナーな
ど住宅建設株も下落しました。

 ダウ構成銘柄では、キャタピラーを筆頭に、ゼネラル・エレクトリック、プ
ロクター&ギャンブル、マクドナルドなど12銘柄が上昇。一方、アルコア、
ボーイング、トラベラーズ、メルク、バンカメなど18銘柄が下落しました。

 NY原油先物は反発し、昨年9月17日以来、4カ月超ぶりの高値。NY金
先物は軟調な展開が続き4日続落。バルチック海運指数(BDI)は5営業日
続落です。

 CME日経225先物は円建てが10780(大証比30円安)、ドル建て
は10810(同変わらず)で取引を終了しました。



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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは、前日比14ドル安の1万3881ドルと7日ぶりに値下
がりしています。

 シカゴ日経平均先物は1万0780円と昨日の東京市場の日経平均株価1万
0824円と比べて40円ほど安い水準となっています。

 今朝6:25頃の円相場は、対ドルで1ドル=90円73銭前後とほぼ横ば
い。対ユーロは1ユーロ=122円03銭前後とやや円安に振れています。

 NY原油は、前日比0.56ドル高の1バレル=96.44ドルと2日ぶり
に上昇しています。昨年9月17日以来、約4ヵ月ぶりの高値水準となってい
ます。

 NY金価格は4日連続安。前日比3.8ドル安の1トロイオンス=1655.
0ドルとなっています。

 米キャタピラーが昨日発表した第4四半期(10~12月)決算は減収減益。
中国子会社での不正会計に伴うのれんの減損として、特別会計を計上したこと
などが響いています。売上高は前年同期比7%減の160億8000万ドル、
純利益は55%減の6億9700万ドルとなっています。特別項目を除く1株
利益は1.46ドルと市場予想の1.69ドルを下回っています。事前予想は
下回りましたが、中国子会社での不正会計の影響は限定的との見方から、昨日
の同社株価は前週末比で1.96%上昇しています。


 昨日の日経平均株価は、前週末比102円安の1万0824円と3日ぶりに
値下がりしています。前場(午前)の寄り付きは76円高の1万1002円と
当日高値を付け、2年9ヵ月ぶりに1万1000円台に乗せる場面がありまし
た。

 外資系証券の寄付前の注文動向は、差し引き950万株の買い越しとなって
います。1月10日から昨日まで12日連続の買い越しとなり、直近では昨年
11月9日~11月28日の13日連続以来、約2ヵ月ぶりの長さとなります。

 主要企業の決算発表がいよいよ本格化します。本日は13:00台に信越化
学、15:00台はコマツ、富士フイルムなどが予定しています(詳細は下記
参照)。
 
 海外では、今晩から2日間の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)が開
かれます。金融政策については、債券購入を従来通り推し進める可能性が高く、
現状維持との見方が市場で強まっています。昨年12月の前回会合では複数議
員から「2013年末までに資産購入を停止か減速することが適切になる可能
性がある」との意見が出ており、今回の会合でも購入終了時期を巡る議論に注
目が集まります。

 その他、11月のS&P米ケース・シラー住宅価格指数の発表などが予定さ
れています。

 海外主要企業の四半期決算で、コーニング、ファイザーの発表などが予定さ
れています。
 

 本日、3月期第3四半期の決算発表を予定している主な企業は以下の通りと
なっています。


  【13:00台】

   信越化(4063)
   

 【14:00台】

   ヤクルト(2267)、マネックスG(8698)
    

 【15:00台】

   ヤフー(4689)、富士フイルム(4901)、日電硝(5214)、
   コマツ(6301)、JR東海(9022)、東北電(9506)
                 

 【16:00台】

   小糸製(7276)・・・等々。


◆主なニュース

・イオン、外国人採用1500人 来年度、幹部候補に育成

・燃料電池車、進む合従連衡 日産陣営に米フォードが参加

・規制委、「直下に活断層」大筋了承 敦賀原発の報告書案

・3メガ銀の株減損急減 三井住友は最高益うかがう 今期

・ドコモ、営業益9%減 4~12月、iPhoneへ流出 

・オムロン、大量データ解析し生産改善 マイクロソフトと

・ソニー、米小売店に400人を派遣 テレビ値引き回避へ

・東洋インキ、インド生産3.5倍増強 輸出としても活用

・深センで貸出金利自由化 中国政府、サービス業向け試行

・米鉄鋼業界、シェールガス活用の動き 「新製法」広がる


◆経済指標等

・日銀金融政策決定会合議事録公表(02年7~12月分)
・建設機械出荷額(12月、日本建設機械工業会)

・米S&Pケースシラー住宅価格指数(11月)
・米消費者信頼感指数(1月)


◆その他

・13年度予算案を閣議決定

・主な決算 ヤクルト本社(2267:海外でも事業拡大中)
      ハウス食品(2810:飲料、健康食品に注力中)
      信越化学(4063:半導体シリコンウエハで世界首位)
      ヤフー(4689:PC向けネット広告、ECが柱)
      富士フイルム(4901:液晶フィルム、医療画像等へ転換)
      日電硝子(5214:薄型テレビ用ガラス大手)
      コマツ(6301:建設機械で世界2位)
      幸楽苑(7554:低価格ラーメンチェーン展開)
      マネックスG(8698:香港、米国のネット証券買収)

・海外決算 ファイザー(医薬品、ダウ銘柄)
      フォード(自動車)
      DRホートン(住宅建設)
      USスチール(鉄鋼)
      コーニング(ガラス)
      ブロードコム(半導体)
      アマゾン(オンライン小売り)

・米連邦公開市場委員会(FOMC、30日まで)



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【3】心に残る名言                        **
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    チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ。


                          本田 宗一郎







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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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