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 　　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　 2016/02/05 夕刊

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こんばんは。ａｑｕａです。

　２月８日は旧暦の元日で、旧正月（春節）を盛大に祝う伝統がある中国では
７日から１３日は大型連休となります。すでに訪日ラッシュは始まっており、
国内では「爆買い」への期待が膨らんでいます。

　中国人の旺盛な消費を取り込もうと、三越伊勢丹は三越銀座店に空港型市中
免税店をオープン。従来は空港でしか買えなかった免税品を銀座で販売し、訪
日客は帰りの成田・羽田両空港内で受け取ることができます。

　中国人訪日客に人気のドン・キホーテは、中国で縁起が良いとされる「８」
にちなみ８８万円の福袋を販売。道頓堀店や銀座店などでは８８８万円の福袋
も用意されます。銀聯カードに対応した小売店も増え、ファミリーマートの都
内の店舗には外貨を日本円に両替できる外貨両替機も導入されます。

　訪日外国人向け売り上げが全体の１割を占めるコメ兵では、さらなる集客を
狙い、和服を着て記念撮影できるコーナーを設けるなど、体験重視の「コト消
費」を前面に出して中国人訪日客にアピールしています。

　中国人訪日客の「メード・イン・ジャパン」への信頼と人気は高く、ニーズ
に応えるため資生堂は３７年ぶりに国内工場を新設。ライオンや小林製薬、花
王なども人気商品を刷新または品揃えを拡充。訪日中国人向け専用のメード・
イン・ジャパン家電の投入も相次いでいます。

　ところで、昔は「ラブホテル」で、今は「ブティックホテル」や「ファッシ
ョンホテル」などと呼ばれますが、少子化、草食系男子の増加、マンガ喫茶や
カラオケボックスといった娯楽の多様化、ビジネスホテルとの競合など、世の
中の変化により、利用客は減り、ビジネスとしては衰退の一途を辿っています。

　しかし、ラブホテルも座して待つばかりでなく、部屋を家族向けに改装し、
中国人訪日客の受け入れを始めたところ、今や中国人ツアー向け専門のホテル
として繁盛しているところもあります。大型バスの受け入れが可能で、ビジネ
スホテルと比べても部屋が広々としていて人気も上々のようです。

　来週からは私立大学の入試が始まりますが、春節期間とも重なるため、関西
や都内の便の良いホテルは早い時期から訪日客で埋まってしまい、料金も高騰、
受験生にとっては切実な問題となっています。
　
　訪日客の急増で「ホテルの供給が限界に達する」との大手シンクタンクの予
測もあります。改装したとはいえ、雰囲気の残るラブホテルに受験生を宿泊さ
せるのはいささか問題がありますが、中国人訪日客向けの宿としてもっと活用
が広がれば「三方良し」につながります。




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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．主な投資判断

 ３．本日の経済指標等の結果

 ４．ランキング







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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１６８１９.５９（－２２５.４０）▼１.３２％
◎ＴＯＰＩＸ　　１３６８.９７（－　１９.８４）▼１.４３％

◎売買高概算　　　３３億８９６５万株
◎売買代金概算　　　２兆８９４６億円
◎時価総額　　　５０８兆０５１４億円

◎値上り銘柄数　　３５９　　　◎（昨年来）新高値　　　３
◎値下り銘柄数　１５１５　　　◎（昨年来）新安値　２２４
◎変わらず　　　　　６２

◎騰落レシオ（２５日）　６３.０２％（前日比７.１８％低下）

◎サイコロ（日経平均）　５勝７敗　●○○●○●○○●●●● ４１.７％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比 －３.２１％　７５日線比 －９.６２％


◎為替　　（対 ド ル）１１６.８０（前日比１.１４円高）
　　　　　（対ユーロ）１３０.７１（前日比０.０２円安）

◎出来高上位

 １.シャープ　＜６７５３＞　　 １７６円（＋　　 １６円）３９５９１万株
 ２.みずほ　　＜８４１１＞　１８１.７円（－　　８.７円）３１６７９万株
 ３.東芝　　　＜６５０２＞　１７６.３円（－　２２.２円）１４１４０万株
 ４.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　５３８.２円（－　１９.６円）１２５７０万株
 ５.神戸製鋼　＜５４０６＞　　　 ９３円（－　　　 ３円）　７４８６万株

◎売買代金上位

 １.日経レバＥ＜１５７０＞ １１６４０円（－ 　２９０円）　２１７３億円
 ２.トヨタ　　＜７２０３＞　 ６６２５円（－　 １２７円）　　７２２億円
 ３.シャープ　＜６７５３＞　　 １７６円（＋　 　１６円）　　６８４億円
 ４.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　５３８.２円（－　１９.６円）　　６７５億円
 ５.みずほ　　＜８４１１＞　１８１.７円（－　　８.７円）　　５７９億円



◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り２２５０万株　買い２０５０万株

　本日の東京マーケットは日経平均株価が４日連続安、２２５円（１．３２％
）安の１万６８１９円で取引終了です。

　昨晩のＮＹダウは７９ドル高となりましたが、円相場が１ドル＝１１６．７
０円近辺と大きく円高に振れたこと、加えて第３四半期決算が全般かんばしく
ないことを嫌気して朝方から売りが先行。長期金利（新発１０年物国債利回り
）が一時０．０２５％まで低下したことで利ザヤ縮小懸念からメガバンクがそ
ろって下げていることも重石となり、１３：１２には下げ幅が４１７円となる
場面がありました。

　ただ、引けにかけては安値での押し目狙いの買いが入って引けにかけては幾
分下げ幅を縮小しています。売買代金は概算２兆８９４６億円、上海総合指数
は１７ポイント（０．６％）安の２７６３です。

　業種別では、石油、商社、非鉄、鉄鋼、精密、海運などが高く、一方、不動
産、銀行、保険、建設、証券、小売、電力ガスなどの下げが目立ちます。

　個別銘柄では、芙蓉グループの総合商社で穀物・発電で首位の丸紅が５６．
２円高の５８５円と大幅高。１４：３０に１６年３月期の連結純利益が１８０
０億円になる見込みと発表。併せて配当性向を２５％以上に引き上げる方針も
示し、好感した買いが入っています。

　１６年３月期通期の連結純損益が１０００億円の黒字（前期は７３１億円の
赤字）になる見通しと発表した住友商事も５０．５円高の１１７０円、三井物
産が５０円高の１３３７．５円、伊藤忠が４９．５円高の１３８６円、三菱商
事も４２．５円高の１８６６円と値を上げています。

　ジェイテックがストップ高で８０円高の４０８円。１３言語に対応した注文
支援システム「グルくる」の特許を取得したと発表。スマートフォンをかざし
て情報を読み取ると、翻訳されたメニューが表示されてその場で注文できるシ
ステムです。訪日客需要拡大による収益拡大を期待した買いが入っています。

　電子ピアノ世界首位のヤマハが４０７円高の３０８０円と大幅高。１６年３
月期の連結利益予想と配当予想を上方修正。加えて自社株買いも発表し、好感
した買いが膨らんでいます。中国や欧州市場で楽器販売が好調です。

　亜鉛・鉛の製錬大手の東邦鉛が１６円高の２４３円と７％の大幅高。国際指
標のロンドン金属取引所（ＬＭＥ）の亜鉛３ヶ月先物が昨日に１トン１７１５
ドルと上昇しておよそ３ヶ月ぶりの高値となっており、好感した買いが入って
います。住友鉱山も６９円高の１２７１．５円、三菱マテリアルも１３円高の
３６１円、三井金属も６円高の１８２円、ＤＯＷＡも３２円高の７８２円と非
鉄株は軒並み高です。

　その他、台湾・鴻海精密工業の傘下で再建を目指す見通しで昨日大幅高のシ
ャープは本日も１６円高の１７６円と１０％の上昇、好業績発表の東鉄工業が
１０９円高の３０１５円、同じく好業績発表の古河電工が２５円高の２６７円
と１０％の上昇となっています。

　本日の新高値銘柄は、テルモ、西鉄、ニコン、ヨネックス・・・等々です。






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【２】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［ドイツ証券］
　据置き　　　Ａ（6869）シスメックス　　　 8,300→ 8,600円

［クレディＳ証券］
　据置き　　　Ａ（5486）日立金属　　　　　 1,890→ 1,710円

［ＵＢＳ証券］
　据置き　　　Ａ（3632）グリー　　　　　　　 880→   800円

［野村証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ（7731）ニコン　　　　　　 1,567→ 2,017円
　据置き　　　Ａ（8031）三井物産 　　　　　2,000→ 1,600円
　引下げ　Ａ→Ｂ（6988）日東電工 　　　　　9,700→ 7,150円

［大和証券］
　据置き　　　Ａ（8056）日本ユニシス　　　 1,740→ 1,840円

［ゴールドマンＳ証券］
　据置き　　　Ｂ（8282）ケーズＨＤ　　　　 4,000→ 3,900円
　据置き　　　Ｂ（9831）ヤマダ電機　　　　　 550→   570円
　据置き　　　Ｃ（3632）グリー　　　　　　　 440→   460円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【３】本日の経済指標等の結果　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎景気動向指数
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　景気の現状を示す１２月の一致指数（速報）は前月比０．７ポイント低下の
　１１１．２。市場予想は０．９ポイント低下でした。

　景気の基調判断は「足踏み」で据え置きとなっています。





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【４】ランキング　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　上場企業で「ゴム製品」に分類される企業は１９社ありますが、業種内で時
価総額ランキング上位の銘柄をご紹介させていただきます。

　時価総額は前日の値、売上高は現時点の日経の今期予想数値、ＰＥＲは日経
算出の昨日時点の予想ＰＥＲです。


　　　　　　　　　　　＜時価総額＞　　　　＜売上高＞　　　　＜ＰＥＲ＞

　１位　ブリヂストン　３兆４１７４億円　３兆６７３９億円　　１１．５倍

　２位　住友ゴム　　　　　３８０６億円　　　８３７６億円　　　６．５倍

　３位　横浜ゴム　　　　　２８５６億円　　　６２５２億円　　　８．２倍

　４位　東洋ゴム　　　　　２８２３億円　　　３９３７億円　　５６．４倍

　５位　住友理工　　　　　１０７６億円　　　４００９億円　　４３．０倍


　※日経平均株価の昨日現在の予想ＰＥＲは１４．７倍です。


　４位までは自動車タイヤのメーカーとして知られており、住友理工も自動車
用品が主業です。

　１０年ほど前に米グッドイヤーや仏ミシュランを抜いてタイヤ世界一となっ
たブリヂストンは、足袋を作っていた会社（現:アサヒコーポレーション）の
タイヤ部門から独立した企業で、「ブリヂストン」は創業者の石橋正二郎の姓
に由来していることは知られています。

　当時タイヤの世界的ブランドだった「ファイヤストン」にあやかったネーミ
ングでもありますが、そのファイヤストンは現在ブリヂストンの傘下となって
います。

　また、政治家の鳩山由紀夫氏と邦夫氏の兄弟は、母親がブリヂストン創業者
の娘という関係から、ブリヂストンの株式をそれぞれ３００万株以上保有して
います。

　尚、横浜ゴムの売上高は東洋ゴムを大きく上回りますが、１５年１２月期（
日経予想）の営業利益や経常利益では東洋ゴムが横浜ゴムを上回ります。

　オカモトの時価総額（１０２６億円）は上位５社に次ぐ規模で、自動車のシ
ートなどに使われる内装材を手掛け自動車産業の一角をなすとともに、同社の
薄型コンドームは訪日中国人の爆買いの対象となっています。同じ理由で相模
ゴムの製品も販売が伸びており、不二ラテックスは海外向けが好調です。





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【５】編集後記                           　 mailto:aqua@aqua-inter.com
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相場が上昇してくると、安い時に安い水準で買っておけば良かったと思う一方、
相場が下げてくると、高い時に高い水準で売っておけば良かったと思うもので
す。安い時には買いのチャンスに気づかず、高い時には売りのチャンスに気づ
かないというのはよくある話です。相場の上げ下げにはそれなりの理由があっ
て、下げて弱気に、上げて強気になるのは簡単ですが、いずれ相場が反転すれ
ば売りやすく買いにくいところが買いの好機で、買いやすく売りにくいところ
が売りの好機だったことに気づかされるのです。

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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝　１０年連続受賞　＝


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